業績

3【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績等の状況の概要

 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。

 

①経営成績の状況

 当連結会計年度における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種が進む中、緊急事態宣言が解除され、経済活動の回復に期待が高まっているものの、足元では感染力が強いとされるオミクロン株の発生により感染が再拡大し、依然として新型コロナウイルス感染症の影響が不透明な状況が続いております。

 当社グループを取り巻く環境としましては、スマートデバイス、スマートフォン(以下、スマホ)アプリやインターネット広告(動画広告を含む)の普及に伴い、これまで以上にインターネットでのデジタル素材の活用機会が増えております。また、近年、スマホに付属するカメラ機能の高機能化やアプリの加工技術の向上により誰もが手軽に高品質の写真撮影ができるようになり、さらに撮影したスマホ写真をソーシャル・ネットワーキング・サービス(以下、SNS)に投稿・共有するスタイルが若年層を中心に定着してきました。また、ライフイベントごとの撮影機会の増加やSNSでの写真共有の増加に伴い、個人の撮影サービス市場は拡大するとともに、顧客ニーズは多様化しております。

 このような状況の下で、当社グループは「才能をつなぎ、世界をポジティブにする」という企業理念の下、主にデジタル素材マーケットプレイス「PIXTA(ピクスタ)」、出張撮影プラットフォーム「fotowa(フォトワ)」、スマホ写真のマーケットプレイス・SNSビジュアルマーケティング「Snapmart(スナップマート)」を運営してまいりました。

 以上の結果、当連結会計年度の売上高は2,813,160千円(前期比7.2%増)、営業利益は124,792千円(前期比220.1%増)、経常利益は116,722千円(前期比348.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は184,147千円(前期は親会社株主に帰属する当期純損失112,919千円)となりました。

 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。

 なお、当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しており、以下の前期比較については、前期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較分析しております。

①PIXTA事業

 PIXTA事業において、定額制の月間購入者数累計は、月3点ダウンロードプランが好調で、112,707人(前期比28.1%増)となりました。また単品の月間購入者数累計は、157,241人(前期比2.0%増)となりました。

 以上の結果、当連結会計年度における売上高は2,495,811千円(前期比3.8%増)、うち定額制売上高は、1,198,002千円(前期比12.8%増)となりました。また、セグメント利益は、890,841千円(前期比24.2%増)となりました。

②fotowa事業

 fotowa事業において、主に認知度向上に向けた投資として、YouTubeやInstagramを中心に著名人・インフルエンサーによるマーケティング施策を実施いたしました。累計撮影件数は23,117件(前期比44.1%増)となりました。

 以上の結果、当連結会計年度における売上高は159,319千円(前期比41.2%増)となりました。また、セグメント損失は、広告宣伝費を増加させたことにより、325,201千円(前期はセグメント損失175,939千円)となりました。

③Snapmart事業

 Snapmart事業において、オンデマンド撮影は、案件単価や利益率の高いアンバサダープランが好調で、累計売上件数が204件(前期比59.4%増)となりました。またマーケットプレイスは、月間購入者数累計は、10,441人(前期比12.1%増)と成長いたしました。

 以上の結果、当連結会計年度における売上高は139,185千円(前期比36.7%増)となりました。また、セグメント利益は、7,034千円(前期はセグメント損失11,546千円)となりました。

 

 

 

②キャッシュ・フローの状況

 当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は1,557,292千円となりました。各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 当連結会計年度において営業活動により獲得した資金は373,753千円(前期は196,258千円の獲得)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益が115,695千円となったこと、定額制販売の増加に伴い前受金が74,390千円増加した一方、定額制販売の増加に伴い売上債権が44,808千円増加したことによるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 当連結会計年度において投資活動により獲得した資金は10,712千円(前期は163,514千円の支出)となりました。これは主に、旧本社に係る敷金及び保証金の回収による収入が66,621千円、旧本社に係る資産除去債務の履行による支出が24,000千円、新本社の設備取得等に係る有形固定資産の取得による支出が15,920千円となったことによるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 当連結会計年度において財務活動により支出した資金は120,594千円(前期は206,089千円の獲得)となりました。これは、主に長期借入金の返済による支出が133,016千円となったことによるものであります。

 

③生産、受注及び販売の実績

a.生産実績

 当社グループ(当社及び連結子会社、以下同じ。)の事業は、提供するサービスの性質上、生産に該当する事項がありませんので、生産実績に関する記載はしておりません。

 

b.受注実績

 当社グループは受注生産を行っておりませんので、受注実績に関する記載はしておりません。

 

c.販売実績

 当連結会計年度の販売実績は次のとおりであります。

セグメントの名称

当連結会計年度

(自 2021年1月1日

至 2021年12月31日)

販売高(千円)

前年同期比(%)

PIXTA事業

2,495,811

3.8

fotowa事業

159,319

41.2

Snapmart事業

139,185

36.7

 報告セグメント計

2,794,316

6.7

その他

18,843

205.7

  合計

2,813,160

7.2

(注)上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

 

 

(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次の通りであります。

なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末日現在において当社が判断したものであり、将来生じる実際の結果とは異なる可能性があります。

 

①当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容

 1)財政状態の分析

(資産)

 当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末に比べ246,166千円増加し、2,439,990千円となりました。これは主に、現金及び預金が245,752千円、売掛金が44,808千円増加した一方で、コンテンツ資産が74,576千円減少したことによるものであります。

(負債)

 当連結会計年度末における負債は、前連結会計年度末に比べ40,028千円増加し、1,552,971千円となりました。これは主に、前受金が74,390千円、未払金が62,098千円、未払法人税等が25,116千円増加した一方で、長期借入金が88,804千円、1年内返済予定長期借入金が44,212千円減少したことによるものであります。

(純資産)

 当連結会計年度末における純資産は、前連結会計年度末に比べ206,137千円増加し887,018千円となりました。これは主に、利益剰余金が184,147千円、新株予約権が8,935千円増加したことによるものであります。

 

 2)経営成績の分析

(売上高)

 当連結会計年度の売上高は、2,813,160千円(前期比7.2%増)となり、そのうち定額制売上は1,198,002千円(前期比12.8%増)となりました。主な要因は、定額制の売上が堅調に推移するとともに、前期は新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響で単品売上が減少していたものが、当期は一定の回復がみられたためであります。

(売上原価)

 当連結会計年度の売上原価は1,007,810千円(前期比3.7%増)となりました。主な要因は、単品及び定額制売上の増加に伴い素材仕入が増加したこと等によるものであります。

(販売費及び一般管理費)

 当連結会計年度の販売費及び一般管理費は、1,680,557千円(前期比4.1%増)となりました。主な要因は、fotowa事業の認知度向上のための施策に伴う広告宣伝費等の増加によるものであります。

(営業外損益)

 当連結会計年度の営業外収益は7,772千円(前期比70.5%増)となりました。主な内訳は、為替差益3,276千円、受取手数料2,321千円であります。

 当連結会計年度の営業外費用は15,842千円(前期比9.5%減)となりました。主な内訳は、本社移転費用14,586千円、支払利息1,235千円であります。

(特別損益)

 当連結会計年度の特別利益は1,211千円(前期比16.3%増)となりました。その内訳は、新株予約権戻入益1,211千円であります。

 当連結会計年度の特別損失は2,238千円(前期比98.2%減)となりました。その内訳は、海外拠点整理損2,238千円であります。

 

 以上の結果、当連結会計年度の営業利益は124,792千円(前期比220.1%増)、経常利益は116,722千円(前期比348.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は184,147千円(前期は親会社株主に帰属する当期純損失112,919千円)となりました。

 

 3)キャッシュ・フローの状況の分析

各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因については、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」をご参照下さい。

 

 

 

②重要な会計方針及び見積り

 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている企業会計の基準に基づき作成しております。その作成には、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。当社が採用している重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 会計方針に関する事項」に記載をしております。また、当連結会計年度における会計上の見積りを行う上での新型コロナウイルス感染症の影響に関する仮定については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 重要な会計上の見積り」に記載をしております。

 これらの見積りについては、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積りによる不確実性のため、これらの見積りとは異なる場合があります。

 

③経営成績に重要な影響を与える要因について

 経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」に記載のとおり、事業環境、事業内容、システム、事業運営体制等、様々なリスク要因が当社グループの経営成績に重要な影響を与える可能性があると認識しております。

 そのため、当社グループは常に市場動向に留意しつつ、内部管理体制を強化し、優秀な人材を確保し、市場ニーズに合ったサービスを展開していくことにより、経営成績に重要な影響を与えるリスク要因を分散・低減し、適切に対応してまいります。

 

④経営戦略の現状と見通し

 当社グループを取り巻く事業環境においては、今後もインターネットメディア及び動画広告をはじめとするインターネット広告市場の拡大に伴い、デジタル素材へのニーズがさらに増加していくものと想定されます。

 このような事業環境のもと、当社グループでは引き続きPIXTA事業については、サイトの改善による顧客獲得及びコンバージョン強化に注力するとともに、顧客の多様なニーズを満たすための定額制プランの拡充、販促活動や、音素材などの新たな素材カテゴリの拡充に積極的に取り組んでまいります。

 加えて、出張撮影プラットフォーム運営のfotowa事業やスマホ写真のマーケットプレイス運営のSnapmart事業などの新規事業のさらなる成長のための施策を実施し、これらに対して必要な投資を行ってまいります。

 

⑤経営者の問題認識と今後の方針について

 当社グループの経営陣は、現在の事業環境及び入手可能な情報に基づき最善の経営方針を立案し、当社グループの企業価値を最大限に高めるべく努めてまいります。経営者の問題認識と今後の方針については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりですが、特に既存事業において新規購入者及び継続的な購入者の増加施策やサービスの継続的改善を通じて収益基盤の安定化を図ると共に、さらなる成長のため新規事業を積極的に推進してまいりたいと考えております。

 

⑥資本の財源及び資金の流動性

 当社グループの主な資金需要は、PIXTA事業及びfotowa事業における人件費、広告宣伝費があります。

 これらの資金需要に対応するための財源は、営業活動によるキャッシュ・フローで得られる自己資金により調達することを基本としておりますが、必要に応じて金融機関からの借入等により調達していく考えであります。

 当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は1,557,292千円となり、当社グループの事業を推進していく上で充分な流動性を確保しております。

 

⑦経営方針・経営戦略・経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等について

 当社の経営方針・経営戦略・経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等につきましては、中長期的な事業拡大と企業価値の増大を図っていくために、重要な経営指標として売上高、営業利益及びそれらの成長率を重視しており、当連結会計年度における売上高は2,813,160千円(前期比7.2%増)、営業利益は124,792千円(前期比220.1%増)となりました。

 引き続き、これらの改善に向け取り組んでまいります。

 

⑧セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容

 1)PIXTA事業

 PIXTA事業において、定額制の月間購入者数累計は、月3点ダウンロードプランが好調で、112,707人(前期比28.1%増)となりました。また単品の月間購入者数累計は、157,241人(前期比2.0%増)となりました。

 以上の結果、当連結会計年度における売上高は2,495,811千円(前期比3.8%増)、うち定額制売上高は、1,198,002千円(前期比12.8%増)となりました。また、セグメント利益は、890,841千円(前期比24.2%増)となりました。

 2)fotowa事業

 fotowa事業において、主に認知度向上に向けた投資として、YouTubeやInstagramを中心に著名人・インフルエンサーによるマーケティング施策を実施いたしました。累計撮影件数は23,117件(前期比44.1%増)となりました。

 以上の結果、当連結会計年度における売上高は159,319千円(前期比41.2%増)となりました。また、セグメント損失は、広告宣伝費を増加させたことにより、325,201千円(前期はセグメント損失175,939千円)となりました。

 3)Snapmart事業

 Snapmart事業において、オンデマンド撮影は、案件単価や利益率の高いアンバサダープランが好調で、累計売上件数が204件(前期比59.4%増)となりました。またマーケットプレイスは、月間購入者数累計は、10,441人(前期比12.1%増)と成長いたしました。

 以上の結果、当連結会計年度における売上高は139,185千円(前期比36.7%増)となりました。また、セグメント利益は、7,034千円(前期はセグメント損失11,546千円)となりました。

 

 

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