課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

 本項に含まれる将来に関する事項については、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

(1)経営方針

 当社グループは、「先取の精神を持って先進ITの習得に努め、その応用による独創的サービスを創造し、変革を目指す企業の発展に貢献する」を理念に掲げ、長期にわたり、金融・製造業・サービス業等の企業や、地域の商店街・商工会議所等に対するサービス提供を継続してまいりました。

 

(2)経営戦略等

 激動する経済社会の下、顧客に対する競争優位なビジネスモデル構築の支援を目的とし、先端技術と広範な業界・業務ノウハウを組み合わせたビジネスソリューションの提供を行っております。

顧客企業・業界への理解を深めつつ、提携企業との連携を強化することで、ビジネスソリューションの提供力

を強化し、継続的な成長を図ってまいります。

 

(3)経営環境

 当社グループの主要な事業領域である情報サービス業界においては、高付加価値のサービスを従来よりも早いタイミング・高い精度で提供することが求められております。

 

(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当社グループは、2021年12月24日付で公表いたしました「事業計画及び成長可能性に関する事項」に記載のとおり、当社グループの継続的成長と経営基盤強化を図るため、以下の項目を最重要課題と認識し取り組んでまいります。

 

①収益が悪化している事業の見直し

BPO・サービス分野、医療モール運営等、新型コロナ感染症の影響により収益が悪化している事業につきましては、サービスの強化、他社との協業等による収益の改善を目指してまいります。

 

②積極的な事業投資

主に体制(人材の確保)、商品(サービス)開発、管理システムにおいて、継続的に積極的な事業投資を行ってまいります。

 

③ITソリューション分野における提携関係の強化

ITソリューションベンダー等の他社との業務提携により、営業活動の効率化、安定的な案件獲得、売上の向上を目指しております。

 

④事業推進管理の強化による営業黒字の継続、拡大

事業推進の管理を強化することにより、投資コストと売上・収益拡大のバランスをとり、営業黒字を継続・拡大してまいります。

 

⑤継続的な事業拡大に向けたビジネスモデルの整備

当社ビジネスモデルを、継続的な成長を実現するモデルとして強化・再構築いたします。2022年3月期より着手し、段階的に事業に反映してまいります。本施策により、事業全体を確実に成長させ、業績計画・目標数値の達成を目指してまいります。

 

⑥成長加速のための資金調達およびM&Aを含めた他社との提携

事業の成長を加速する施策としまして、2023年3月期以降の実現を目指し、資金調達およびM&Aを含めた他社との提携を検討してまいります。本施策につきましては、業績計画・目標数値には含まれておりません。

 

(5)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

 当社グループは、安定した経営を継続するための経営指標として「純資産」の金額及び純資産比率を重視しており、その主な構成要素として、配当原資としての「利益剰余金」その構成に直接的に影響する「売上高」、「親会社株主に帰属する当期純利益」を注視し、当該金額を基礎目標とした「売上高成長率」を経営分析指標としております。

 

 

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