事業等のリスク

 

2 【事業等のリスク】

当社は「リスク管理方針」を定め、経営的な観点からリスクの見直し対応ができる仕組みを整備するとともに、内部監査機能として内部統制担当部門である経営企画室が計画的にリスク内容の検証も合わせて行っております。当事業年度におきましては、経営企画室が現時点において発生する可能性のあるリスク項目を再度見直し、各部門のモニタリング結果を踏まえて、経営会議において審議し、リスク項目の見直し及びリスクに対する対応を決定しております。

個々のリスクにつきましては、有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。

なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。

 

(1) 原材料市況等の影響について

当社は、主原料が石油化学製品であるため、中東地域等の地政学リスクや海外経済の動向により、原材料の調達価格が影響を受けることになります。

原油価格や為替に異常な変動が生じた場合に、当社の財政状態及び経営成績が影響を受ける可能性があります。

当該リスクの対応として、主要な原材料はリスク管理の観点からもできる限り複数の取引先から購入を行っており、安定調達に取り組んでおります。

 

(2) 法的規制等について

当社は、有機溶剤等の各種化学物質を取り扱っております。

消防法、毒劇法、その他の環境関連の法令改正にともなう規制強化等により、当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

当該リスクの対応として、当社は、法令遵守やセミナー等に積極的に参加し、日頃から注力しております。

 

(3) 疫病・災害・事故等について

当社は、疫病・地震・台風といった自然災害及び火災・爆発等の事故が発生した場合、当社の事業活動、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

当該リスクの対応として、生産拠点を東日本に越谷工場、西日本に兵庫工場と二ヵ所に分散配置し補完機能をもたせております。また、基幹システムに関しても、越谷工場にメインサーバー、兵庫工場にバックアップサーバーを配置し、リスクの分散を行っております。

さらに防火管理体制に関しても、自衛消防による防災訓練を定期的に行う等災害対策を実施しております。

 

(4) 品質問題

当社は、製品について品質の向上に努め安定供給の責を果たし、品質の確保と納期を遵守しておりますが予期せぬ事情により製造物賠償責任につながるような大きな品質問題が発生した場合には、当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

当該リスクの対応として、お客様の満足を得るために、信頼性の高い生産管理、高度な品質管理体制の確立に総力を挙げて行います。

 

(5) 与信管理について

当社は、不良債権の発生防止に努めておりますが、取引先の倒産により貸倒損失が発生した場合、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。当該リスクの対応として、当社は取引先の信用度合による与信限度枠を設定し、与信管理支援システムに導入しております。また、日頃の営業活動においても、与信情報の収集に努力しております。

 

(6) 新型コロナウイルス感染症について

当社は、新型コロナウイルス感染症に対して、社員の感染により、当社の事業活動、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

従業員の感染に関しましては、保健所、医療機関の指定する期間を療養期間としており、感染リスクの回避と拡大防止のため、毎日の検温、マスクの常時着用、こまめな手洗い、アルコール消毒、Web会議の推進、飛沫防止パネルの設置等の対策を行っております。

また、生産拠点を東日本に越谷工場、西日本に兵庫工場と二ヵ所に分散配置し補完機能をもたせており、リスクの分散を行っております。

 

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