課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末において当社グループが判断したものであります。

 

(1)会社の経営の基本方針

 当社グループは1946年の創業以来、美を通じて人々に夢と希望を与え続けることを使命としてまいりました。1991年には、CIの導入を契機にこの想いを存在理念:「英知と感性を融合し、独自の美しい価値と文化を創造する」として明文化し、現在に至るまで着実に成長を続けてまいりました。また、同時に発信した「美しい知恵 人へ、地球へ。」というコーポレートメッセージの中にも、「美の創造企業」として、「美」にまつわるあらゆる知恵を出し合い、人々のために、そして大切な地球のために役立てるという強い決意を込めております。

(2)目標とする経営指標

 当社グループは、売上高営業利益率及び総資産事業利益率(ROA)、自己資本当期純利益率(ROE)の向上を重要な経営指標としております。

  注)総資産事業利益率=(営業利益+受取利息・配当金)/総資産(期首期末平均)×100

  自己資本当期純利益率=親会社株主に帰属する当期純利益/自己資本(期首期末平均)×100

(3)中長期的な会社の経営戦略と対処すべき課題

 当社グループは、創業80周年に向けて更なる成長ステージを目指した中長期ビジョン「VISION 2026」を推進しております。

 

◇◇コーセーグループの将来像:世界で存在感のある究極の高ロイヤルティ企業◇◇

 「日本を代表する化粧品メーカーとして、日本独自の化粧文化を創造する」という自覚を持ち、“一人ひとりのきれい”を追求し、世界に先駆けて“独自の価値”を創出し続け(唯一無二の存在)、オリジナリティと魅力あふれる多彩なブランドをお届けすることで、一人でも多くのステークホルダーの皆さまに選ばれる企業(憧れの存在・かけがえのない存在)となることを目指しております。

 

■コーセーグループ中長期ビジョン「VISION 2026」

◆定量目標

・売上高 5,000億円

・営業利益率 16%以上

・ROA 18%以上

・ROE 15%以上

◆ロードマップ

・PhaseⅠ:「グローバルブランド拡充と顧客接点の強化」

・PhaseⅡ:「世界での存在感拡大と更なる顧客体験の追求」

・PhaseⅢ:「世界のひとりひとりに存在感のある顧客感動企業への進化」

◆基本戦略

①3つの成長戦略

1)ブランドのグローバル展開加速

2)独自性のある商品の積極的開発

3)新たな成長領域へのチャレンジ

②2つの価値追求

1)デジタルを活用したパーソナルな顧客体験の追求

2)外部リソースや技術と連携した独自の価値追求

③3つの経営基盤

1)企業の成長を支える経営基盤の構築

2)ダイバーシティ&インクルージョン経営の実践

3)バリューチェーン全体にわたるサステナビリティ戦略の推進

 

(4)新型コロナウイルス感染症への対応

 新型コロナウイルス感染症への対応については、「第2 事業の状況2.事業等のリスク」に記載しております。

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