課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

1.経営方針

 当社グループは「全従業員の物心両面の幸福を追求すると同時に、人類・社会の進歩発展に貢献すること」を経営の基本理念として掲げ「常にお客様を第一に考え、品質の満足のいく製品づくりを通じ、人にやさしい空気調和のシステムづくりに貢献する。」を経営基本方針として社会に貢献し、グループ企業価値の向上を目指しております。

 

2.経営戦略等

 当社グループは、新製品のHEPAフィルター搭載のパーテーション「クリーンセーバー」や壁かけ式全熱交換型空気清浄機、24時間マルチ換気システム「DESIX」などの販売促進を行い、既存製品では、当社独自の全館空調システムや住宅用空調換気システム「Kankimaru」・「クール暖」の販売体制の充実を図り、主力製品のダンパー・吹出口と空調ユニットシステム、低炭素エコ素材「ル・エコ」や業務用厨房フード「ハイ・フード」の拡販と合わせ業績向上に邁進していく所存であります。

 

3.経営環境

 当社グループが関連いたします建設市場におきましては、公共投資は堅調に推移しましたが、民間設備投資は、長引く新型コロナウイルス感染症の影響で投資意欲が消極的となり建設労働者の不足による労務費増加や材料費など部材の値上げなどの影響で、厳しい受注環境状況で推移しました。

 また、住宅投資につきましては、政府による各種施策が引き続き行われ、住宅ローンも引き続き低金利の状況で住宅取得環境は良好な状態が続きました。しかしながら、新型コロナウイルス感染症の影響で対面営業の自粛やウッドショックからの着工遅れなどの影響により、当社の販売先であります戸建住宅の新設住宅着工戸数は低調傾向で推移し、厳しい受注環境となりました。

 

4.優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 今後のわが国経済につきましては、新型コロナウイルス感染症の感染者数がある程度抑制されると見込まれますが、原材料の価格上昇や経済活動の影響で企業の設備投資が減少するなど、先行きは依然として不透明な状況が続くものと予想されます。

 このような状況のもと、当社グループにおきましては、経営環境や経営課題の変化に柔軟に対応できるよう経営の質を充実させ、競争力と収益力を強化し、業績向上に邁進していく所存であります。

 そのための対処として、グループ経営力の強化、海外事業戦略の拡充、代理店販売店網の拡充と、当社の基幹製品のダンパー・吹出口の生産体制におきましては、人間とロボットの協働化を行うとともに、作業工数削減3.5工数(全工場)及び経費の低減活動を行ってまいります。

 

5.経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

 当社グループは、安定的かつ持続的に企業価値を高めることを目指し、連結営業利益率10%及び連結株主資本利益率(ROE)10%を目標に取り組んでおります。

 

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