文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであります。KeePerブランドの確立と普及を目指し、さらに積極的な営業展開を進めていきます。
新商品 「フレッシュキーパー」を9月より発売開始。
約2年前の2020年2月に販売を開始した「EXキーパー」は、今まで見たこともない透明感を持った極上の「ツヤ」の最高級コーティングとして市場に広がりました。そして、副産物として「雨が降ったら、汚れが雨と一緒に流れてしまう」そんな特性が強くあり、それがEXキーパーの表面の分子構造に起因していることが判り、それを従来からのダイヤモンドキーパーの表面に付加した『ECOプラスダイヤモンドキーパー(以下、ECOダイヤ)』として2022年2月にデビューさせました。そして、「洗車の回数が激減して楽になる」の特性が、男性だけではなく、女性ドライバーにも受け入れられて、ECOダイヤにおいては、女性の購買比率が15%→35%まで向上しました。しかし、ECOダイヤは価格が7~9万円であり、コーティングの類としても高い価格設定になっていたので、女性ドライバーに拡がるというまでは行きませんでした。そこで、色々とアンケートを取って見たりして、多くの女性に聞くと、いくら「キレイになって楽になる」というメリットを得られたとしても、「車」というものに費用をかけられるとしたら、2万円台という意識でした。なので、KeePerのベストセラーである1年耐久クリスタルキーパーに、「雨が降れば、まるで洗車をしたようにキレイになって、楽になる」をメリットとして付加して、何とか2万円台に費用を抑えることができれば、多くの普通の女性が受け入れられるサービスになると考えられたのが「フレッシュキーパー」です。クリスタルキーパーの「メンテナンス無しの1年耐久」という気軽さと、「年に一度の愛車へのプレゼント」というコンセプトでベストセラーの実績、そして、5月26日に放映された『カンブリア宮殿』でも、クリスタルキーパーが大きく取り上げられており、これに「雨が降れば、まるで洗車をしたようにキレイになって、お手入れが、すごく楽になる」が加わり、フレッシュキーパーの「キレイと楽するは両立できる」のコンセプトが実現できれば今度こそ、女性客や軽自動車ユーザーなどに、魅力を感じていただける商品になるかもしれません。
フレッシュキーパーは、9月1日より、キーパーLABOで全国一斉に発売を開始し、キーパープロショップやキーパー施工店においても、順次発売を開始いたします。また、新たに加わる新しいコンセプトと共に、新たなマーケットを切り開いていきます。
各セグメントの見通しは次のとおりです。
(1)キーパー製品等関連事業
従来からのガソリンスタンド業界など車のアフターマーケットでの売上に加えて、カーメーカーやカーディーラーなどの新車マーケットである自動車業界拡大、そして、中古車販売店、カーショップ、自動車整備業、板金業などあらゆる自動車関連企業へのコーティングビジネスの拡大をはかっていきます。
そのためにも、体制の見直しをおこない、新規営業のみをおこなう部隊を「営業部」とし、営業体制を人員数も含め強化しました。さらに既にKeePerを導入している店舗サポート部隊を「サポート部」として、KeePer導入店舗の技術力の維持、向上と共に、導入店舗の成功をサポートする部隊を構築しました。
さらに、車以外へのコーティングビジネスの拡大をはかるためにも「特販部」の人員体制の見直しをかけ、自動車コーティングの技術を応用し、非自動車産業へ展開を強化していきます。
この事業において一番の大きな取引先である、ガソリンスタンドを主業とした、キーパープロショップにおいては、9月から新発売をする「フレッシュキーパー」の展開を強烈に推し進めてまいります。特にこの業界においての軸となっているコーティングサービスは、1年耐久のクリスタルキーパーであり、既に持っている技術力で十分に施工できることもあり、素早く展開が進むものと考えております。また、女性ドライバーが給油に来る機会も多く、「洗車回数が減る」という機能や2万円台の価格にも大きな興味を示されるはずです。
9月からは、キーパー技術コンテストの県チャンピオン決定戦、10月には全日本チャンピオン決定戦の開催や、キーパープロショップ用の「Web予約システム」の他3社予約サイトとの連携、12月にはキーパー選手権の開催など、企画が目白押しで予定されております。
そして、新車マーケットにおいての一番の重点活動は、昨年の2021年9月からトヨタ販売社向けの発売を開始した、KeePerボディーコートの拡大です。2022年6月末までの導入状況は、トヨタ関連の販売会社253社中、69社が、販売が開始、もしくは実際の導入が確定しております。なので2023年度中には、導入シェアを約50%にあたる120社まで持っていくと共に、KeePerの一番の得意分野でもある、導入店舗の成功に導くためにも、現場と一体となった技術営業の徹底をおこなっていきます。さらに、先行して導入が進んでいる、スバルディーラーへも新車コーティング付帯率の向上と共に、サービス収益のプラスとなる、樹脂フェンダーキーパーやアラカルト商品などの展開も店舗ごとに進めてまいります。トヨタ・スバル以外の新車自動車メーカーへの営業も引き続き活動しており、KeePerの新車マーケット拡大に向け強力に進めてまいります。
さらに、車以外のサービスでは、スマートフォン用のコーティングやモーターサイクル業界に続いて、自転車業界にも進出しました。今後はさらに陶器メーカー、家電販売業界、船舶、看板業界にも進出し始めており、KeePer製品の販路の拡大への路線を着実に進めております。
最後に、海外事業については、新型コロナウイルス感染拡大もあり、活動がストップしておりましたが、今期より活動を再開いたします。しかし、あくまでも日本市場が優先事項であり、積極的に海外に行って活動する訳ではなく、日本のキーパープロショップと同じように、日本国内での研修をおこない、KeePerの技術を自国に持ち帰って、キーパープロショップとして展開をしていきます。
(2)キーパーLABO運営事業
キーパーLABO運営事業においては、新規出店を年間12店舗の出店を計画していることに加え、KeePerの需要拡大と共に全国各地に広がっている、キーパープロショップ、カーディーラーへのサポート強化も考え、全国47都道府県に出店をし、全国くまなくキーパーLABOを広げて行きます。
今後の新規出店予定
2022年9月移転・拡充オープン予定 東京都八王子市 八王子店(移転)
2022年10月オープン予定 福岡県北九州市 小倉南店(仮称)
2022年11月オープン予定 埼玉県新座市 新座店(仮称)
2022年11月オープン予定 三重県四日市市 四日市南店(仮称)
2022年11月オープン予定 東京都世田谷区 用賀店(仮称)
そして、既存店舗の拡大やリプレイス、ブースの増設など設備の充実を継続しておこなっていきます。新ブランディングデザインへの変更を今期中には全て終わる予定です。
更に、今後の店舗展開の拡大に向け、店舗部の再構築をいたします。現在では3名の店舗部で、リーシング活動から、店舗プラン・デザイン、オープン準備までおこなってきましたが、リーシング部隊と建築部隊の専門部隊を強化し、より良い店舗作りと共に、スムーズな展開ができるよう構築していきます。
店舗運営では、既に定着しつつある予約システムは利便性の向上をはかると共に、開発中である『新POSシステム』の導入、新たな企画として『Webお見積もりシステム』の開発もおこなわれております。お客様にとって使い易く、スタッフにとっても効率のよい店を作り続けていきます。
店舗が拡大していくうえで、組織体制も重要であり、複数の店舗を担当するマネージャー・課長職を中心とした体制作りを構築しております。これが上手く機能するようになれば、更なる店舗拡大ができるようになります。店舗スタッフとのコミュニケーションを密にとり、お客様ニーズの発掘と人材育成にも力を入れ、技術・知識を軸としたサービスの向上をはかっていきます。
加えて、新卒・中途採用で、181名を計画しています。これまでの採用手法を進化させ、採用活動に関わる人員を増やし、媒体の取捨選択を行い、増強させ、女性の積極雇用、そして、関東においては、企業文化を崩さないことを前提に、社員主体の体制にアルバイトの積極活用を加えていきます。
以上を踏まえ、今期の見通しを、売上高172億37百万円(前事業年度比20.1%増加)、営業利益54億63百万円(前事業年度比26.3%増加)、経常利益54億63百万円(前事業年度比26.3%増加)、当期純利益は38億5百万円(前事業年度比23.0%増加)の過去最高の増収増益を見込んでおります。
KeePerのブランディングについて
KeePerのブランディングとして、そして採用活動にも大きな効果を発揮している、「スーパーGT」へは、2022年もスポンサーを継続していきます。それ以外のモータースポーツにもスポンサー活動を積極的に広げ、宣伝効果を得ることと車業界との関係強化を考え、おこなっていきます。そして、9月から発売開始しました「フレッシュキーパー」の新CMを制作中です。まだ発表できる段階ではありませんが、新たな切り口で、新たなマーケットを切り開いていきます。
SDGsの取組について
当社は、持続可能な世界実現に向け国連が定めた、2030年までの国際的な目標であるSDGs(Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標))の理念に共感し、事業活動と社会貢献活動を通じて目標達成に貢献します。
SDGsの取組として、当社事業を広げること、そのものが、目標達成に貢献できると考えております。それは、EXキーパー、ダイヤモンドキーパー、クリスタルキーパーなどのキーパーコーティングは、強い撥水力(水はじき力)によって、普通の雨が降ると、雨がその撥水力によって弾かれるだけでなく、KeePerコーティングによって砂などの汚れが、塗装にくっついていないので、雨の中に拡散して、雨と一緒にはじかれて落ちてしまうのです。だから、KeePerコーティングをされたユーザーは、みなさん「洗車をする回数がものすごく減った」と、口を揃えておっしゃいます。
なので、雨が降ると車がキレイになってしまう訳で、普通、雨が降ると車が汚れるという常識と正反対の現象がおこります。KeePerコーティングをすると「洗車の回数が減る」のは、手間と時間の節減になるのと同時に、真水の節約にもつながりますし、洗剤使用の節減にもつながります。
さらに、車がキレイな状態が続くことで、車の価値を守ることもでき、年々長くなっている、車齢と相まって、車を大切にし、車を長く乗るようになって、車の製造によって発生するCO2の節減になり、持続可能なカーライフプランの提供にもつながります。
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