課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当グループが判断したものであります。

 

(1) 経営方針

当グループは、「我々は需要家の信頼に応え、たゆまぬ研究開発に努め、最高の技術を提供する」との社訓をもとに、経営の基本理念を以下のとおり定めております。

①職務遂行の全ての場面において、法令・社会規範・定款・社内規則を遵守します。

②たゆまぬ技術開発と品質向上で、より便利で快適な社会づくりに貢献する商品・サービスを提供します。

③個人を尊重し、強いチームワークを育む明るい職場をつくります。

④グローバルで革新的な経営により、未来への新たな事業フィールドを拓きます。

⑤地球環境の保護が人類共通のテーマと認識し、環境に配慮した企業活動を行います。

⑥児童労働や強制労働の排除はもとより、あらゆる差別を禁止し人権・多様性を尊重します。

 

(2) 経営戦略、目標とする経営指標等

当グループは、ロボット技術で未来を切り拓いていくことを成長戦略の基本としており、常に新しい価値の創造に挑戦し続けます。

主力の電子部品実装ロボットやロボット搬送システムを駆使した工作機械の分野で独創的な製品をタイムリーに市場に提供し続けるとともに、ロボット技術を軸に時代を捉え変革にチャレンジすることでものづくりを極め、ロボットメーカーとして躍進してまいります。

さらに、事業活動を通じて、持続可能な社会の実現に貢献し、企業価値向上につなげていくため、SDGs(持続可能な開発目標)やESG(環境・社会・ガバナンス)を意識した経営を推進してまいります。

当社は、事業活動における収益性や資本効率の向上を図るため、営業利益を重視しております。また、2022年3月期を初年度とする3ヵ年の中期経営計画を策定し、『デジタル革命を先取りした次世代型商品の開発ならびに生産・販売革新により業界No.1ブランドを築く』のコーポレートビジョンのもと、さらなる事業の成長を目指しております。中期経営計画の方針および事業ごとの方針は以下のとおりです。

 

中期経営計画方針

①デジタル技術を活用した事業戦略の推進

ロボットソリューション事業におきましては、ECサイトの活用拡大や無人化工場実現への挑戦、自動化によるものづくりの効率化、DXを活用した生産スケジュール管理を推し進めてまいります。マシンツール事業におきましては、仕様検討・見積りのオンライン化を推進し、WEB活用による商社・代理店とのビジネスを加速させるとともに、デジタル技術による加工シミュレーションの進化を図ってまいります。

また、販売・会計・原価・調達・在庫・生産など、社内におけるデータの一元管理及び有効活用に向けて基幹システムの再構築を進めていきます。これにより、全体的な業務の最適化を図り、企業体質の強化に努めてまいります。

 

②SDGsに根差した事業展開

持続可能な社会の実現に向け、電子部品実装ロボット、工作機械の開発を通じて自動化への貢献に努めるとともに、介護ロボット・宅配ロッカーシステム・プラズマ装置などの既存技術の強みを活かした独創性の高い製品の市場投入を進めてまいります。

 

③旗艦機種の市場浸透

主力のロボットソリューション事業におきましては、世界初の自動部品補給システムを搭載したハイエンドモデル「NXTR」の拡販に努めるとともに、製品仕様・コスト・品質の面での完成度をより一層高めてまいります。マシンツール事業におきましては、ロボット付き複合加工機「GYROFLEX T4000」の販売を加速させ、当社主力市場である自動車関連以外での新規顧客獲得に注力します。

 

④コストの徹底追求

徹底的かつ継続的なコストダウンにより原価改善に努めるとともに、固定費の削減にもより一層取り組んでいきます。また、自動化(ロボット、AGVなど)によるものづくりの効率化を推し進めてまいります。

 

⑤健康経営の促進

新型コロナウイルスの感染拡大が長期化している状況の中で、時差出勤・在宅勤務等柔軟な働き方の定着を推し進め、引き続き感染拡大の防止に努めてまいります。また、健康で生き生きと働ける職場づくりを実践し、会社としての持続的成長や企業価値向上に取り組んでまいります。

 

 

ロボットソリューション

戦略:◆旗艦機種の市場浸透

◆DX・自動化の推進

◆トータルソリューションの提供

◆電子部品実装ロボット以外の製品拡販

◆ファスフォードテクノロジ株式会社とのシナジー創出

 

マシンツール

戦略:◆変種変量生産へのソリューション

◆販売網・供給体制の強化

◆DXの活用

 

また、経営指標として重視しております営業利益をはじめ、中期経営計画の最終年度である2024年3月期における各指標の数値目標は以下のとおりです。

 

セグメント

指標

2024年3月期

(目標)

ロボットソリューション

売上高(百万円)

140,000

営業利益(百万円)

31,000

マシンツール

売上高(百万円)

16,000

営業利益(百万円)

1,800

その他

売上高(百万円)

4,000

営業利益(百万円)

400

合計

売上高(百万円)

160,000

営業利益(百万円)

30,000※

※営業利益の合計数値には全社費用が含まれております。

 

指標

2024年3月期

(目標)

ROE

10%以上

配当金(配当性向)

安定的に30%

研究開発投資(百万円)

10,000

 

当グループは、こうした基本戦略を通して、全てのステークホルダー(株主様、お客様、お取引先、従業員、地域社会等)の皆様と利益を共有し、共に夢のある未来を創っていくことを目指してまいります。

 

上記文中の将来に関する記述は、提出日現在において当社が入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。

 

 

(3) 経営環境

今後の見通しにつきましては、新型コロナウイルス感染症の再拡大や、ロシアによるウクライナ侵攻が世界経済に与える影響、さらに資材価格の高騰など予断を許さない状況にあるものの、当社の主力製品である電子部品実装ロボットを手掛けるロボットソリューション事業におきましては、世界的に普及し続けているDXの波を追い風に、5Gネットワークやサーバーなどのインフラ設備、パソコン、スマートフォン、さらには伸長著しい自動車の急速なEⅤ化、そしてこれら全てを支える半導体関連分野などで、継続的な設備需要が見込まれます。

一方、マシンツール事業では、ようやく回復の兆しが見えてまいりました。今後は当社の主力市場である自動車関連のみならず、新たな市場開拓も積極的に推し進めてまいります。

 

(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当グループは「デジタル革命を先取りした次世代型商品の開発ならびに生産・販売革新により業界No.1ブランドを築く」をコーポレートビジョンとして掲げ、2021年度にスタートさせた中期経営計画を軸に、以下のような取り組みを行ってまいります。

 

①デジタル技術を活用した事業戦略の推進

②SDGsに根差した事業展開

③旗艦機種の浸透

④コストの徹底追求

⑤健康経営の促進

 

事業ごとおよび財務面における対処すべき課題については、それぞれ以下のとおりです。

 

ロボットソリューション事業

ハイエンドモデル「NXTR」をはじめとする旗艦機種の拡販に取り組み、市場シェアの拡大を図ってまいります。DX・自動化の推進として、ECサイトの充実、既存製品への自動化機能の追加、AGVやロボットなどの導入による生産の効率化や、DXを活用した生産スケジュール管理による利益率向上を目指してまいります。また、「FUJI Smart Factory」を中心とするトータルソリューションやサービスの提案も推進してまいります。さらに、ファスフォードテクノロジ株式会社の持つ半導体関連技術と当社の電子部品実装ロボットで培った独自技術の融合により、両分野にまたがる新しい事業領域において新たな価値を創造し、シナジー効果を追求します。そのほか、電子部品実装ロボット以外のロボット製品の拡販に取り組み、市場拡大を目指してまいります。

 

マシンツール事業

ロボット付き複合加工機「GYROFLEX T4000」をはじめとする新機種の市場投入を推し進め、製品ラインアップの拡充を図るとともに、新規顧客獲得に注力します。当社豊田事業所・中国・北米の各拠点の連携強化および日本、アジア、欧州地域における商社活用に重点的に取り組んでまいります。また、デジタルツールを活用することで、新たな販路や市場の拡大を目指してまいります。

 

財務面

高水準の研究開発投資を継続するとともに、将来の成長に向けた周辺事業、新規事業への戦略的投資や設備投資も積極的に実施していくことで、企業価値の増大を目指してまいります。また、持続可能な社会の形成に向けた活動として、ESG投資を積極的に推進してまいります。さらに株主価値向上の観点から、収益性や資本効率の向上、継続的な株主還元にも経営の最重要政策として取り組み、安定的に配当性向30%を維持・継続できるよう努めてまいります。

 

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