研究開発活動

5 【研究開発活動】

当連結会計年度における研究開発活動は、産業・鉄構機械等関連事業において、新型かにクレーン・クローラクレーンの製品開発、その他事業において、新分野における研究開発を重点的に取り組みました。
 当連結会計年度における研究開発投資額は337百万円であり、主な研究開発課題とその成果は次のとおりであります。

(1) 欧州向けクローラクレーンCC985S-2・CC1485S-2の開発

欧州StageV適合エンジンを搭載した4.9t吊クローラクレーンCC985S-2・CC1485S-2の開発が完了し、市場導入いたしました。

(2) 海外向けクローラクレーンCC985S3-1の開発

欧州StageⅢA適合エンジンを搭載した4.9t吊クローラクレーンCC985S3-1の開発が完了し、市場導入いたしました。

(3) クローラクレーン用2.0t吊サーチャーフックの開発

クローラクレーンCC985・CC1485・CC1908用オプションとして2.0t吊サーチャーフックの開発が完了し、市場導入いたしました。

(4) 国内・海外向けリチウムバッテリー式かにクレーンMC285CB-3の開発

リチウムバッテリーを搭載した完全電動式かにクレーンMC285CB-3の開発が完了し、市場導入いたしました。

(5) かにクレーンMC305C-3分割仕様の開発

本体を分割することによりヘリコプター、索道等による輸送を可能にしたかにクレーンMC305C-3分割仕様の開発が完了し、市場導入いたしました。

(6) クローラクレーンCC1908S-1緊急脱出仕様の開発

エンジン故障時に外部油圧ユニットで作動可能なクローラクレーンCC1908S-1緊急脱出仕様の開発が完了し、市場導入いたしました。

(7) 合金微粉末製造事業の推進

電子制御機器等で使用される接合材は高温度耐用が要求されることから、高額な金、銀が使用されており、これらに代わる合金微粉末の接合材が求められております。当社では、合金微粉末製造の特許取得業者と連携し、均一組成、低酸化の品質を確保した上で大量生産可能な装置を導入し、合金微粉末製造事業を推進しております。

(8) 電気・電子制御技術の開発

クレーン等の自社開発製品が活用されている建設、土木等の作業においては、労働力不足や担い手不足が叫ばれており、生産性向上や安全性向上へ向けた取り組みが加速しています。当社は、コア技術であるIoT技術の応用展開として、様々なデータの活用を視野にAIによる判別技術開発を進めています。今後は、本技術の外部販売を進め、担い手不足の社会課題の解決に取り組んでまいります。

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