課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。

 

(1)経営方針

 当社グループは、「当社は高機能チューブフィルムの先駆者として、製品の開発、生産及び販売を通して、社会の期待に応え、その発展に貢献する。そのプロセスにおいては、常に優れた品質、納期、価格を追及し、創造性豊かな商品により、お客様に満足感を提供する。そして社員とその家族が幸福となり、社の繁栄を導くことで、永遠に成長を続ける。」の経営ビジョンのもと、以下の5つの行動規範を掲げております。

1.果敢なチャレンジ : 変化をチャンスに変え、失敗を糧にして挑戦し続ける

2.謙虚な姿勢    : 社会、業界の動き、周りの意見に目と耳を傾ける

3.技を磨く努力   : 常に向上心を忘れず、その道のプロをめざす

4.強い実行力    : 期限を明確にし、具体的なアクションで目標を達成する

5.明るく前向きな心 : 周りに対し、決して諦めない勇気と元気を与える

 

(2)経営環境及び対処すべき課題等

 ロシア・ウクライナ情勢や円安の進行に伴う原油価格の高止まりに加え、物流費や光熱費等の上昇により、コスト面で厳しい状況が続くことが懸念されます。また、持続可能な社会の実現に向けた環境配慮型経営がより一層求められており、その動向は当社グループの経営を大きく左右する要因の一つであります。

 

(3)中期的な経営戦略

 当社グループは、2022年4月期を初年度とする中期経営計画を策定し推進しております。その内容は次のとおりであります。

1.中期ビジョン

 『50年の歴史の中で培ってきた高機能チューブフィルムの技術を活かし、商品技術力(商品化アイデア)を更に強化、新領域へ拡大展開していく』

2.重点施策

① 新規事業(製品)の創出

・特許出願中の新製品「Filmics Shu-Lock」を、企業価値向上のための取り組みのひとつとして位置付け、育児や介護、スポーツや防災、ペット市場など、人々の日常生活における「快適」をサポートするライフケア製品として、当社のユニークな商品力で幅広くニーズを開拓し、新たな収益の柱として確立する。

② 抜本的な事業構造改革の推進

・既存製品の改良、改善による高機能化により販売競争力を強化する。少子高齢化に伴う人手不足への対応で、成長著しい自動化や合理化が加速している食品および工業・機械分野に向けた製品の生産強化と販促活動を推進する。

・新たに構築する新・生産管理システムの効率的な運用による、ムダのない高効率で円滑な生産活動を推進する。

・新素材の採用や製法の改良により付加価値を高め、顧客の求める新たな包装資材製品を拡充、産業用途に注力した販促活動を推進する。

③ 環境に配慮した取り組み

・製造品質改善活動によって廃棄プラスチックを削減し、原価を低減する。

・生産過程で発生する端材のリサイクル利用を拡大し、環境負荷を低減する。

④ 働く環境の改善

・ワークフローシステム導入によって既存業務を合理化・効率化し、社内の業務コスト圧縮に継続的に取り組んでいく。

・パンデミックや自然災害など、今後も想定される様々なリスクに対し、クラウドシステムの活用やテレワークに代表されるコミュニケーションツールの整備を推し進め、事業リスク低減に取り組んでいく。

3.経営目標

 中期経営計画では最終年度となる2024年4月期において、売上高2,633百万円、営業利益105百万円、売上高営業利益率4.0%を目指します。

 

(4)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

 当社グループでは主な経営指標として、企業の事業活動の成果を示す営業利益を注視し、収益性判断の指標に営業利益率を掲げております。

 

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