課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1)経営方針

 当社グループは、『常に未来を見つめ、時代に対応する柔軟な企業姿勢で、機械・機器レンタルを通じて社会に貢献します』という企業理念のもと、常にユーザーから信頼・安心される企業風土の構築を目指しております。

 また、新たなサービスの提供にも積極的に取り組み、優秀な人財の育成を通じてサービス体制の充実化を図り、当社グループの収益力の向上及び株主価値の増大に努めてまいります。

 

(2)経営戦略

 当社は、第56期(2022年9月期)より中期経営計画のテーマとして「蛻変(ぜいへん)への挑戦」を掲げております。

 また、当社はこれからの数年間で日本社会が大きく変わり、同様に当社が属する建設業界も大きな変化を迎えるものと予想しております。

 当社としてはこのテーマのもと、社会環境の変化を常に意識し、人財の活用やレンタル資産の投資に加え、建設DXに積極的に取り組み、新たな需要の創造と顧客獲得を目指してまいります。

 テーマ:「蛻変(ぜいへん)への挑戦」

 重点項目

①新しい力(武器)の構築

②現営業力の再構築

③ストロングポイント(鉄道・特需・発電・販売)の深耕

上記の重点項目につきましては、次のとおり取り組んでまいります。

・デジタルとリアルを融合させた土木施工・機械管理プラットフォームへの挑戦

・新基幹システム構築と様々な社内ネットワークのデジタル化

・長期的視野に立っての人財採用及びエリア戦略

・大型発電機、仮設を含めた電気工事等の供給力(商品供給+工事能力+設計提案能力)を活かした営業展開の強化

 

(3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

 当社グループは、新中期経営計画である「蛻変(ぜいへん)への挑戦」のもと、2022年9月期は次の売上高、経常利益及び売上高経常利益率を目標としております。

売上高

196億00百万円

経常利益

14億60百万円

売上高経常利益率

7.5%

 

(4)経営環境、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 次期の見通しにつきましては、新型コロナウイルス感染症の影響など不確定な要素もありますが、ワクチン接種の広まりと合わせて徐々に経済活動も正常化してくると期待しています。

 当社グループが関連する建設業界においては、東京都心部で予定されていた大型土木工事や各地の再開発計画が順次着工になると予測しており、周辺地域でも中央道新小仏トンネルや外環道千葉京葉ランプなどの工事が予定されています。関西地区でも高速道路関連や鉄道関連などのインフラ整備工事が予定されており、夢洲の万博会場やIR関連インフラ整備工事なども徐々に本格化する見込みです。

 当社グループといたしましては、新中期経営戦略に「蛻変(ぜいへん)への挑戦」をかかげ、変化の激しい時代に対応し、新たな市場を開拓していくために「新しい力の構築」「人財育成・風土革新への挑戦」「ストロングポイントの深耕」を重点項目に、今後も建設業界および社会に必要とされる企業として成長していきたいと考えています。

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