研究開発活動

5【研究開発活動】

当社グループの研究開発は、当社技術製造部を主体として工事・販売の関連部門等から広く情報を収集しながら、建設工事等に係る新施工技術及び新製品開発・改良の研究活動を行っております。

現在の研究開発スタッフは、グループ全員で13名在籍し、これは総従業員の3.1%に相当しております。当連結会計年度における事業の種別セグメントごとの研究目的、主要課題、研究成果及び研究開発費は次のとおりであります。

なお、当連結会計年度の研究開発費は98,923千円となっております。

(1) 切削機具事業

鉄筋コンクリートに穴あけ・切断をする工具機器等を研究開発する目的で活動を行った結果、主な成果は次のとおりで、研究開発費は98,923千円であります。

①小型油圧ワイヤーソー「DSM-103A」の開発

小型油圧ワイヤーソーは、構成する“クランプ組”を全面的に見直し、DSM-102Aを部分改良した「DSM-103A」です。クランプ本体の全長を長くして剛性を向上させ偏荷重によるねじれに強くなり、スライド性能に関わる回転部にステンレス製ボールベアリングとカムフォロアを採用してコンクリート切削汚水によるサビの発生を抑え、回転性能の維持や耐久性を向上させました。カムフォロアはグリースを定期的に充てんもできます。

中小企業庁の中小企業等経営強化法に基づく税制支援措置の対象製品として登録され、所定の手続きを行うことにより即時償却または税額控除の対象となっております。(税制優遇期間は、令和5年3月31日までの期間限定となっております。)

②芯出しプラグ「φ14用」の開発

各種コアドリル用に発売しています“芯出しプラグ”に延長ロッド用を追加しました。角度調整ベースを使用しコアドリルが切削面から離れているときなどに延長ロッドと組み合わせて穴あけ位置を正確にポイントすることができます。また給水時、4つの穴から放射線状に水が出るため、水まわりが良くなります。

③充電油圧プレス「BP-8.5TD」の開発

ダイヤモンドワイヤーソー工事でのワイヤー接合作業に使用する油圧プレスをモデルチェンジして、14.4Vと18Vの電池パックを自動判別するデュアルタイプとなりました。18V電池パックの場合、ワイヤー接合回数が約25%増加しています。

④フレーム付ワイヤーソー防護シートの開発

シート素材に“超高分子量ポリエチレン”を使用し、耐衝撃性・耐摩耗性・耐切創性・耐薬品性・耐候性にすぐれています。従来の“フレーム付安全防護ネット”と同等の強度を持ちながら、単位面積あたりの重さは約40%軽量化しています。

⑤ワイヤーソー防護シート「1.5×3m」および「1.5×5m」の開発

シート素材に“超高分子量ポリエチレン”を使用し、耐衝撃性・耐摩耗性・耐切創性・耐薬品性・耐候性にすぐれています。従来品と同等の強度を持ちながら、単位面積あたりの重さは約40%減少しています。撥水性にもすぐれ、切削汚水を吸い込みにくいため重くなりません。シート状のため、折りたたんでコンパクトに収納できます。

 

(2) 特殊工事事業

当連結会計年度において該当する研究開発活動はありませんでした。

 

(3) 建設・生活関連品事業

当連結会計年度において該当する研究開発活動はありませんでした。

 

(4) 工場設備関連事業

当連結会計年度において該当する研究開発活動はありませんでした。

 

(5) 介護事業

当連結会計年度において該当する研究開発活動はありませんでした。

 

(6) IT関連事業

当連結会計年度において該当する研究開発活動はありませんでした。

 

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