(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の世界的な流行により国内外での経済活動が制限され、企業収益や雇用環境が大幅に悪化するなどの厳しい環境が続きました。ワクチンの開発・接種が進み、段階的な経済活動の再開が期待されますが、変異株の出現による感染の再拡大など、依然として先行き不透明な状況が続いております。さらに、世界的なエネルギー価格の上昇や原材料価格の高騰、ウクライナ情勢の緊迫化が長期にわたり継続し、景気の先行きに対する不安は一層強まっております。当社グループの事業活動においても新型コロナウイルス感染症拡大により、いちご果実・青果等の需要減少等に影響を受けておりますが、今後の広がり方や収束時期等を予測することは極めて困難であります。また、当社グループの事業活動はいちご果実・青果等の需要変動だけでなく、供給面において天候等の自然環境の影響を大きく受けることから、新型コロナウイルス感染症のみの影響を把握することは困難であると認識しております。
このような状況の中、当社グループにおきましては、自社品種「夏瑞/なつみずき」(品種登録名「ペチカほのか」)の生食用販売、業務用販売を中心に、いちご果実及びその他青果物の販売に注力してまいりました。
この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。
なお、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日。以下「収益認識会計基準」という。)等を当連結会計年度の期首から適用しており、従来の方法に比べて、当連結会計年度の売上高は448,837千円減少しております。なお、営業利益、経常利益、税金等調整前当期純利益に与える影響はありません。
詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(会計方針の変更)」に記載のとおりであります。
また、文中の前年同期比較については、収益認識会計基準等の適用前の前年同期実績を用いております。
a.財政状態
当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度に比べ106,419千円増加し、1,081,368千円となりました。
当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ35,776千円減少し、361,994千円となりました。
当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ142,195千円増加し、719,374千円となりました。
b.経営成績
当連結会計年度の業績は、売上高は2,604,674千円(前期比14.3%減少)、営業利益は148,024千円(前期比39.3%増加)、経常利益は149,666千円(前期比36.8%増加)、親会社株主に帰属する当期純利益は142,243千円(前期比31.3%増加)となりました。
当連結会計年度の当社グループが営む事業は、いちご果実・青果事業、種苗事業、馬鈴薯事業、運送事業の4事業となっております。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
(いちご果実・青果事業)
いちご果実・青果事業の主力商品は業務用いちご果実であります。当連結会計年度においては、夏秋期は「コア」(品種登録名「ペチカエバー」)、「夏瑞/なつみずき」(品種登録名「ペチカほのか」)などの自社開発品種と輸入いちごを、その後は国産促成いちご(とちおとめ、紅ほっぺなど)を主に販売しております。
自社品種を中心とした夏秋期は、生食向け「夏瑞/なつみずき」について、百貨店等のギフト販売及び量販店での取扱数量が増加いたしました。また、業務用では「夏瑞/なつみずき」を使用したスイーツ等が話題となり、果実販売は概ね順調に推移いたしました。
12月のクリスマス期におきましては、促成いちごの生育が全国的に順調に推移したため、市場への入荷量は潤沢となりました。利益圧縮の要因となっていた固定価格での取引きを一部見直したことで、販売数量が減少し、売上高は前年を下回りましたが、利益は確保することができました。
クリスマス期以降は、一転して市場へのいちご果実入荷量が減少いたしました。寒波の影響なども重なり、2月中旬頃まで品薄の状況が続き、いちご市場相場価格は前年よりも高値となりましたが、固定価格での取引きの見直しにより、利益圧縮を最小限に抑えることができました。しかしながら、1~5月の販売数量が前年の同時期に比べ減少したために、売上高、利益ともに前年を下回る結果となりました。
また、6月の自社品種「夏瑞/なつみずき」については、好天に恵まれ出荷開始時期が早まった前年に対し、今年は例年並みとなったことで、前年のような販売数量を確保することができませんでした。
その他の青果物におきましては、コンビニエンスストアをはじめとした既存取引先において、フルーツを使用したアイテムの増加に伴い使用量が増加いたしました。当連結会計年度の期首より「収益認識に関する会計基準」等を適用したことに伴い、一部の売上高を純額とした影響で売上高が減少したものの、利益は増加いたしました。
この結果、当連結会計年度におけるいちご果実・青果事業の売上高は2,283,266千円(前期比16.6%減少)、営業利益は234,404千円(前期比5.2%増加)となりました。
(種苗事業)
種苗事業は、自社いちご品種の「ペチカほのか」(商品名「夏瑞/なつみずき」)と「ペチカエバー」(商品名「コア」)を生産販売しております。自社いちご品種苗の販売先となる生産者は、一部を除き、栽培契約に基づいて、生産するいちご果実を当社に出荷しております。
当連結会計年度におきましては、新規に栽培を始める生産者があった一方で、既存生産者の栽培休止や規模縮小の影響もあり、自社品種の種苗売上高は減少いたしました。しかしながら、夏秋いちご品種の共同開発事業に伴う収入があったことで、売上高、利益ともに増加いたしました。
この結果、当連結会計年度における種苗事業の売上高は90,347千円(前期比21.5%増加)、営業利益は50,298千円(前期比51.9%増加)となりました。
(馬鈴薯事業)
馬鈴薯事業は、主に種馬鈴薯の生産販売、仕入販売と、青果馬鈴薯の仕入販売からなり、主要売上品である種馬鈴薯には、秋から春にかけて販売する春作と夏に販売する秋作の2体系がありますが、そのメインは春作種馬鈴薯です。
春作の種馬鈴薯において、生産地の高温、干ばつなどの天候不順の影響で、生産量が大幅に減少いたしました。このような状況下でも、オリジナル品種を中心に仕入数量の確保に努めたことで販売数量は前期を上回り、さらに採算性を重視した販売を継続したことにより、利益についても前期を上回りました。
この結果、当連結会計年度における馬鈴薯事業の売上高は134,971千円(前期比0.5%増加)、営業利益は8,524千円(前期比103.8%増加)となりました。
(運送事業)
運送事業は、連結子会社「株式会社エス・ロジスティックス」が行っております。関東圏を中心とした事業展開で当社の商品配送を中核としつつ、一般荷主からの配送業務受託も行っております。
当連結会計年度におきましては、新型コロナウイルス感染症の影響により、配送の中止を余儀なくされたところがありました。新規配送の獲得により売上高の増加を図るとともに、外注配送を自社配送へ切り替えることにより、売上原価の抑制を行いました。併せて経費削減に努め、利益の確保を図ってきたことで、売上高、利益ともに前期を上回りました。
この結果、当連結会計年度における運送事業の売上高は、96,089千円(前期比5.0%増加)、営業利益は9,733千円(前期比31.2%増加)となりました。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、期首残高から97,236千円増加し、当連結会計年度末現在において505,030千円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における営業活動の結果取得した資金は128,618千円(前期は352,435千円の取得)となりました。これは主に、仕入債務の減少額30,067千円があった一方で、税金等調整前当期純利益149,873千円、売上債権の減少額11,176千円があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における投資活動の結果使用した資金は17,670千円(前期は16,048千円の使用)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出25,458千円があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は13,712千円(前期は193,052千円の使用)となりました。これは、長期借入金の返済による支出13,712千円があったことによるものであります。
③生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称 |
当連結会計年度 (自 2021年7月1日 至 2022年6月30日) |
前年同期比(%) |
種苗事業(千円) |
31,633 |
93.1 |
馬鈴薯事業(千円) |
10,491 |
116.4 |
全社(千円) |
7,675 |
73.6 |
合計(千円) |
49,800 |
93.2 |
(注)1 金額は当期製品製造原価によっております。
2 全社の記載額は、新品種の開発及び栽培方法の研究のため研究圃場を有しており、研究開発段階で生産されたいちご果実を販売しているための製品製造原価であります。
b.仕入実績
当連結会計年度の仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称 |
当連結会計年度 (自 2021年7月1日 至 2022年6月30日) |
前年同期比(%) |
いちご果実・青果事業(千円) |
1,696,181 |
- |
馬鈴薯事業(千円) |
99,241 |
- |
合計(千円) |
1,795,422 |
- |
(注)1 セグメント間取引については、相殺消去しております。
2 「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を当連結会計年度の期首から適用しており、当連結会計年度に係る金額は、当該会計基準等を適用した後の金額となっております。このため当該基準を適用する前の前連結会計年度との前期比は記載しておりません。
c.受注実績
当社は見込み生産を行っているため、該当事項はありません。
d.販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称 |
当連結会計年度 (自 2021年7月1日 至 2022年6月30日) |
前年同期比(%) |
いちご果実・青果事業(千円) |
2,283,266 |
- |
種苗事業(千円) |
90,347 |
- |
馬鈴薯事業(千円) |
134,971 |
- |
運送事業(千円) |
96,089 |
- |
合計(千円) |
2,604,674 |
- |
(注)1 セグメント間取引については、相殺消去しております。
2 「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を当連結会計年度の期首から適用しており、当連結会計年度に係る金額は、当該会計基準等を適用した後の金額となっております。このため当該基準を適用する前の前連結会計年度との前期比は記載しておりません。
3 最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
相手先 |
前連結会計年度 2021年6月期 |
当連結会計年度 2022年6月期 |
||
金額(千円) |
割合(%) |
金額(千円) |
割合(%) |
|
ベンダーサービス株式会社 |
432,590 |
14.2 |
378,726 |
15.1 |
トーワ物産株式会社 |
399,731 |
13.2 |
301,314 |
12.0 |
株式会社シャトレーゼ |
357,910 |
11.8 |
284,544 |
11.3 |
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末において判断したものであります。
①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
a.財政状態
(流動資産)
流動資産は、前連結会計年度末と比較して82,353千円増加し、当連結会計年度末で924,000千円となりました。これは主に売掛金が減少したものの、現金及び預金が増加したことによるものであります。
(固定資産)
固定資産は、前連結会計年度末と比較して24,065千円増加し、当連結会計年度末で157,367千円となりました。これは主に建物及び構築物、繰延税金資産が増加したことによるものであります。
(流動負債)
流動負債は、前連結会計年度末と比較して36,501千円減少し、当連結会計年度末で217,146千円となりました。これは主に買掛金が減少したことによるものであります。
(固定負債)
固定負債は、前連結会計年度末と比較して725千円増加し、当連結会計年度末で144,847千円となりました。これは主に長期借入金が減少したものの役員退職慰労引当金が増加したことによるものであります。
(純資産)
純資産は、前連結会計年度末と比較して142,195千円増加し、当連結会計年度末で719,374千円となりました。この結果、自己資本比率は66.5%になっております。
b.経営成績
(売上高)
当連結会計年度の売上高は、2,604,674千円となりました。
いちご果実・青果事業の主力商品は業務用いちご果実であります。当連結会計年度においては、夏秋期は「コア」(品種登録名「ペチカエバー」)、「夏瑞/なつみずき」(品種登録名「ペチカほのか」)などの自社開発品種と輸入いちごを、その後は国産促成いちご(とちおとめ、紅ほっぺなど)を主に販売しております。
自社品種を中心とした夏秋期は、生食向け「夏瑞/なつみずき」について、百貨店等のギフト販売及び量販店での取扱数量が増加いたしました。また、業務用では「夏瑞/なつみずき」を使用したスイーツ等が話題となり、果実販売は概ね順調に推移いたしました。
12月のクリスマス期におきましては、促成いちごの生育が全国的に順調に推移したため、市場への入荷量は潤沢となりました。利益圧縮の要因となっていた固定価格での取引きを一部見直したことで、販売数量が減少し、売上高は前年を下回りました。クリスマス期以降は、一転して市場へのいちご果実入荷量が減少いたしました。寒波の影響なども重なり、2月中旬頃まで品薄の状況が続き、いちご市場相場価格は前年よりも高値となりましたが、固定価格での取引きの見直し等により、1~5月の販売数量が前年の同時期に比べ減少したために、売上高は前年を下回る結果となりました。6月の自社品種「夏瑞/なつみずき」については、好天に恵まれ出荷開始時期が早まった前年に対し、今年は例年並みとなったことで、前年のような販売数量を確保することができませんでした。その他の青果物におきましては、コンビニエンスストアをはじめとした既存取引先において、フルーツを使用したアイテムの増加に伴い使用量が増加いたしました。当連結会計年度の期首より「収益認識に関する会計基準」等を適用したことに伴い、一部の売上高を純額とした影響で売上高が減少いたしました。この結果、当連結会計年度におけるいちご果実・青果事業の売上高は2,283,266千円(前期比16.6%減少)となりました。
種苗事業は、自社いちご品種の「ペチカほのか」(商品名「夏瑞/なつみずき」)と「ペチカエバー」(商品名「コア」)を生産販売しております。自社いちご品種苗の販売先となる生産者は、一部を除き、栽培契約に基づいて、生産するいちご果実を当社に出荷しております。当連結会計年度におきましては、新規に栽培を始める生産者があった一方で、既存生産者の栽培休止や規模縮小の影響もあり、自社品種の種苗売上高は減少いたしました。しかしながら、夏秋いちご品種の共同開発事業に伴う収入があったことで、種苗事業全体としての売上高は増加いたしました。この結果、当連結会計年度における種苗事業の売上高は90,347千円(前期比21.5%増加)となりました。
馬鈴薯事業は、主に種馬鈴薯の生産販売、仕入販売と、青果馬鈴薯の仕入販売からなり、主要売上品である種馬鈴薯には、秋から春にかけて販売する春作と夏に販売する秋作の2体系がありますが、そのメインは春作種馬鈴薯です。春作の種馬鈴薯において、生産地の高温、干ばつなどの天候不順の影響で、生産量が大幅に減少いたしました。このような状況下でも、オリジナル品種を中心に仕入数量の確保に努めたことで販売数量は前期を上回りました。この結果、当連結会計年度における馬鈴薯事業の売上高は134,971千円(前期比0.5%増加)となりました。
運送事業は、連結子会社「株式会社エス・ロジスティックス」が行っております。関東圏を中心とした事業展開で当社の商品配送を中核としつつ、一般荷主からの配送業務受託も行っております。当連結会計年度におきましては、新型コロナウイルス感染症の影響により、配送の中止を余儀なくされたところがありました。新規配送の獲得により売上高の増加を図り、売上高は前期を上回りました。この結果、当連結会計年度における運送事業の売上高は、96,089千円(前期比5.0%増加)となりました。
(売上原価)
売上原価は、当連結会計年度において1,920,141千円となりました。また、売上高原価率は73.7%となり、この結果、売上総利益は684,533千円となりました。
(販売費及び一般管理費)
販売費及び一般管理費は、当連結会計年度において536,509千円となりました。これは、運搬費170,952千円、給料及び手当103,397千円などによるものであります。この結果、営業利益は148,024千円となりました。
(営業外収益および営業外費用)
営業外収益は、当連結会計年度において3,087千円となり、営業外費用は、当連結会計年度において1,445千円となりました。この結果、経常利益は149,666千円となりました。
②キャッシュ・フローの分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報の分析・検討内容
a.キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
なお、当社グループのキャッシュ・フロー関連指標の推移は次のとおりであります。
項目 |
2020年6月期 |
2021年6月期 |
2022年6月期 |
自己資本比率(%) |
48.3 |
59.2 |
66.5 |
時価ベースの自己資本比率(%) |
70.2 |
74.2 |
92.4 |
債務償還年数(年) |
- |
0.1 |
0.1 |
インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍) |
- |
3,524.4 |
1,096.8 |
(注)自己資本比率:自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
債務償還年数:有利子負債/営業キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業キャッシュ・フロー/利払い
※営業キャッシュ・フローはキャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しております。有利子負債は、貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としております。また、利払いにつきましては、キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。
※2020年6月期の債務償還年数及びインタレスト・カバレッジ・レシオについては、営業キャッシュ・フローがマイナスであるため、記載しておりません。
b.資本の財源及び資金の流動性
当社グループが営む事業における資金需要の主なものは、仕入活動、生産活動に必要となる運転資金、販売費及び一般管理費等の営業活動費用、研究開発費によるものの他、生産・配送設備等に係る設備資金であります。
これらの資金需要に対し、内部資金の活用を基本としつつ、一部設備資金については金融機関からの借入により資金調達を行っております。また、最需要期となるクリスマス期を含めた運転資金の効率的な調達のために金融機関と当座貸越契約を締結するなど、必要な資金枠を確保しております。
③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。また、この連結財務諸表の作成にあたり必要と思われる会計上の見積りについては、合理的な基準に基づいて実施しております。当社グループの連結財務諸表及び財務諸表で採用する重要な会計方針は、第5「経理の状況」の1.連結財務諸表等「注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」及び2.財務諸表等「注記事項(重要な会計方針)」にそれぞれ記載しております。また、新型コロナウイルス感染症拡大の影響に関する仮定の情報は、第5「経理の状況」の1.連結財務諸表等「注記事項(追加情報)」及び2.財務諸表等「注記事項(追加情報)」にそれぞれ記載しております。
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