当社の研究開発体制としましては、全国5工場において顧客と密な情報交換や勉強会、技術指導を通して交流を深め、顧客ニーズに応じた研究・開発を行い、中央研究所で情報を集約し全社で共有しております。
新規飼料については、国内外の最新情報を収集・検討後、当社グループの直営農場等で試験を行い、データの分析を行っております。
また大学や公的機関と共同研究を行い、情報交流や技術の向上を図っております。
今期においては、生産物の高品質化及び飼育成績向上の観点から、飼料の研究・開発を実施しました。当連結会計年度の研究結果は次のとおりであります。
養鶏部門
養鶏部門では、消化酵素を使用することにより、近年高騰を続ける飼料原料の油脂の使用を抑えても、品質を維持した飼料を開発・販売いたしました。加えて、新たな食品残渣資源を利用した飼料を開発・販売し、持続可能な開発に取り組んでおります。また、抗菌性の機能を持つハーブ抽出物を用いた飼料を開発したことにより、鶏の健康増進及び生産量増加が期待されております。
養豚部門
養豚部門では、生産成績や肉質の改善等を目指し、飼料性能を向上させるため、飼料に用いる消化酵素や原料の配合バランスの研究を行っております。
研究開発活動及びこれに係る研究開発費につきましては、飼料事業と畜産事業が連携して実施したため、セグメント別に区分することは困難であります。なお、当連結会計年度の研究開発費は、
お知らせ