当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(株式会社ファーマフーズ)、子会社6社及び関連会社2社によって構成されております。
当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは、次のとおりであります。なお、以下に示す事業区分は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (セグメント情報等)」に掲げるセグメント区分と同一であります。
当連結会計年度より、報告セグメントを従来の「機能性素材事業」「通信販売事業」「バイオメディカル事業」の3区分から「BtoB事業」「BtoC事業」「バイオメディカル事業」の3区分に変更しております。
変更の理由は、当連結会計年度より、2021年8月31日に当社の連結子会社となった明治薬品株式会社の業績が含まれることにより、事業セグメントの見直しを行ったものであります。明治薬品株式会社は、医薬品、医薬部外品の製造及び販売を主たる事業としており、その販売先が医薬品メーカー、ドラッグストアなどの事業者であることから、当社グループ全体の事業内容を適切に表現するため、次の通り見直しを行っております。
研究開発に関する役務・技術の提供を伴う事業に関しては、「バイオメディカル事業」としております。機能性素材・健康食品・医薬品等の製造販売を伴う事業に関しては、主な販売先別に区分し、食品・医薬品メーカー、卸売業者への販売については、販売先への営業活動により収益を獲得する事業として「BtoB事業」、当社が自社で広告活動を行うことにより、一般消費者向けに製品等を直接販売し収益を獲得する事業を「BtoC事業」としております。
(1) BtoB事業
当社及び明治薬品㈱が営む事業であり、機能性素材、健康食品及び医薬品等の研究開発及び製造を行い、食品・医薬品メーカー、流通事業者等に販売をしております。
主な機能性素材は、「ストレス緩和」「疲労感の軽減」「血圧の改善」及び「睡眠の質の改善」の4つの機能性表示に対応するファーマギャバⓇをはじめ、骨の成長を促す成分であるボーンペップⓇ、発毛・育毛を促す成分であるHGPⓇ等を販売しております。
また、機能性素材の開発で培ったエビデンスを活かした、OEM事業として健康食品やサプリメント等の企画・販売を、国内及び海外において進めております。
明治薬品㈱では、医薬品製造受託の「CMO※1事業」、機能性食品・医薬品等のドラッグストアチャネル等での販売を行う「CHC※2事業」を行っております。
※1 CMO(Contract Manufacturing Organization):医薬品製造受託機関
※2 CHC(Consumer Health Care):ドラッグストアでの医薬品及び機能性食品等の販売
(2) BtoC事業
当社、明治薬品㈱、㈱ファーマフーズコミュニケーション、㈱フューチャーラボ及び㈱メディラボが営む事業であり、当社独自の機能性素材を配合したサプリメント及び医薬部外品(「タマゴ基地Ⓡ」ブランド)並びに化粧品(「SOGNANDO(ソニャンドⓇ)」ブランド等)等の商品を、通信販売の方式で消費者への直接販売又はショッピング専門チャンネルへの卸売販売を行っております。
当社はサプリメント及び医薬部外品、明治薬品㈱は医薬品及び機能性表示食品、フューチャーラボ及び㈱メディラボは化粧品をそれぞれ販売しており、㈱ファーマフーズコミュニケーションがこれら商品の受注業務を担っております。
また、㈱ファーマフーズコミュニケーションは、当社及び㈱フューチャーラボから広告制作を受託しております。
主な製品として、iHAⓇ配合の膝関節用サプリメント「タマゴサミンⓇ」、医薬部外品「ニューモⓇ育毛剤」等を販売しております。機能性表示食品では、「シボラナイトⓇGOLD」、化粧品では、活性卵殻膜配合の化粧品クリーム「珠肌ランシェルⓇ」、白髪染め「ヘアボーテⓇ エクラ ボタニカルエアカラーフォーム」、角質ピーリングゲル「デルマQⅡⓇ」等を販売しております。
(3) バイオメディカル事業
当社が営む事業であり、当社独自のニワトリ由来抗体作製技術「ALAgeneⓇ technology(アラジンテクノロジー) 」及び卵黄由来の生理活性ペプチド開発技術を用いた創薬事業を行っております。
「ALAgeneⓇ technology」は、従来技術では作製困難な創薬ターゲット分子に対する抗体作製を可能とする、当社の基盤技術であります。本技術を用いて「自己免疫疾患」「悪性腫瘍」を対象疾患とした抗体医薬の研究開発を行っております。抗体医薬は、主に二つのパイプライン(自己免疫疾患、悪性腫瘍)について開発を進めております。
また、当社が開発したニワトリの卵黄由来のペプチド「リプロタイトⓇ」は、骨形成に関与する生理活性物質として単離・同定に成功したペプチドであり、当社グループにおける重要なパイプラインのひとつとして開発を進めております。
当事業では、非臨床試験までは自社で開発を進め、臨床試験以降の開発・製造・販売は提携する製薬企業にて行います。当社が保有する特許を非臨床試験終了時に提携する製薬企業に実施許諾することにより、ライセンス収入を得る事業モデルとなっております。
また、機能性素材全般に関わる研究開発から得られた技術等を基に、外部企業からの分析・効能評価試験等を受託するLSI(Life Science Information)事業を行っております。当社の技術力を有効活用し、機能性に関するデータ取得やその分析、各種素材の成分分析、精製品の作製依頼等、食品を中心とした各メーカーの研究開発に対するサポートを実施しております。
(4) その他の事業
その他の事業として、子会社の㈱PF Capitalではベンチャーキャピタル事業を行っております。
また、関連会社のベナート㈱では、太陽光発電事業及び飲食事業を行っております。また、オンキヨー㈱では、音響機器のインターネット販売、電子機器・ソフトウェア等の研究、開発設計を行っております。
事業系統図は次のとおりであります。
[事業系統図]
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