業績

3【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1) 経営成績等の状況の概要

当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりです。

①財政状態及び経営成績等の状況

a. 財政状態

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

前連結会計年度

当連結会計年度

増減

総資産

7,154,807

7,143,327

△11,480

△0.2

負債合計

515,850

622,813

106,962

20.7

純資産

6,638,957

6,520,514

△118,443

△1.8

 

b. 経営成績

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

前連結会計年度

当連結会計年度

増減

売上高

4,792,151

4,804,311

12,159

0.3

 

モバイルサービス

3,781,303

3,945,351

164,048

4.3

 

海外

460,677

425,236

△35,441

△7.7

 

その他

550,170

438,636

△111,534

△20.3

営業利益

356,597

72,651

△283,946

△79.6

 

モバイルサービス

688,183

533,262

△154,921

△22.5

 

海外

83,438

11,240

△72,197

△86.5

 

その他

51,367

△17,743

△69,110

 

 

調整(注)

△466,391

△454,108

12,282

 

経常利益

376,149

212,657

△163,491

△43.5

親会社株主に帰属する当期純利益又は当期純損失(△)

286,365

△8,361

△294,726

 

(注)営業利益の調整額は、全社費用等であります。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。

 

②キャッシュ・フローの状況

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

前連結会計年度

当連結会計年度

増減

営業活動による

キャッシュ・フロー

604,145

195,746

△408,398

△67.6

投資活動による

キャッシュ・フロー

△355,831

134,279

490,111

 

財務活動による

キャッシュ・フロー

4,890

△88,963

△93,854

 

現金及び現金同等物

4,919,471

5,223,860

304,389

6.2

 

③仕入及び販売の実績

a. 仕入実績

当連結会計年度の仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

当連結会計年度

(自 2021年5月1日

至 2022年4月30日)

前期比(%)

モバイルサービス事業(千円)

168,116

110.4

海外事業(千円)

 報告セグメント計(千円)

168,116

110.4

その他(千円)

136,873

54.7

合計(千円)

304,990

75.8

(注)セグメント間の取引については相殺消去しておりません。

 

b. 販売実績

当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

当連結会計年度

(自 2021年5月1日

至 2022年4月30日)

前期比(%)

モバイルサービス事業(千円)

3,945,351

104.3

海外事業(千円)

425,236

92.3

 報告セグメント計(千円)

4,370,587

103.0

その他(千円)

438,636

79.7

合計(千円)

4,809,223

100.4

(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しておりません。

2.当社グループのモバイルサービス事業は、各キャリアの情報料回収代行サービスを利用して、一般ユーザーに有料情報サービスを提供するものであります。最近2連結会計年度における主な相手先別の売上高は、次のとおりであります。

相手先

前連結会計年度

(自 2020年5月1日

至 2021年4月30日)

当連結会計年度

(自 2021年5月1日

至 2022年4月30日)

金額(千円)

割合(%)

金額(千円)

割合(%)

株式会社NTTドコモ

1,080,915

22.6

1,012,497

21.1

KDDI株式会社

602,490

12.6

632,019

13.2

SBペイメントサービス株式会社

474,616

9.9

618,288

12.9

 

 

(2) 経営者の視点による経営成績の状況に関する分析・検討内容

経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりです。

なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものです。

①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容

 当連結会計年度末の財政状況について、総資産は7,143,327千円となり、前連結会計年度末に比べ11,480千円減少しました。主な要因は、繰延税金資産の減少額70,993千円によるものであります。

 負債合計は622,813千円となり、前連結会計年度末に比べ106,962千円増加しました。主な要因は、未払金の増加額123,363千円によるものです。

 純資産は6,520,514千円となり、前連結会計年度末に比べ118,443千円減少しました。このうち株主資本合計にその他の包括利益累計額を加えた自己資本は6,515,614千円となり、前連結会計年度末に比べ118,721千円減少しました。これは主に、剰余金の配当89,312千円、為替換算調整勘定の減少額58,697千円によるものです。

 

経営成績について、当連結会計年度における当社グループは、メディア露出の高い監修者の占いコンテンツを中心に、占い関連サービスが堅調に推移いたしました。また、顧客層の裾野拡大を図るため、占いをテーマにした地上波テレビ番組への制作協力や、オンラインによる占いイベント「占いフェス」を開催しております。また、オンラインで受講できる「占いアカデミー」の講座の充実化、地上波テレビ番組に出演する占い師の占いコンテンツ提供や各種キャンペーンの企画等に取り組んでまいりました。

その結果、売上高は4,804,311千円で、前期比12,159千円の増加となり、営業利益は72,651千円で、前期比で283,946千円の減少となりました。主な要因は、地上波テレビ番組への制作協力をはじめ各種のプロモーション等、今後を見据えた比較的大きな投資を行ったことによるものであります。

なお、新型コロナウイルスは未だ予断を許さない状況ではありますが、主力の占い関連サービスは主にスマートフォンやPCを通じたインターネットサービスであるため、特段大きな影響はありません。日常業務におきましても、リモートワーク中心の体制へと移行が完了しております。

 

セグメント別の概況は、以下のとおりであります。

(モバイルサービス事業)

モバイルサービス事業セグメントは、メディア露出の高い監修者の占いコンテンツを中心にユーザー獲得が堅調に推移しました。一方で地上波テレビ番組への制作協力をはじめ各種のプロモーション等、今後を見据えた比較的大きな投資を行ったため増収減益となりました。

(海外事業)

海外事業の売上高及び営業利益は、コンテンツ売上高、広告売上高ともに前期を下回り、減収減益となりました。

(その他の事業)

その他の事業につきましては、ベビー用品のECサイト・cuna selectの運営、占いASP(*5)の提供や、占いアカデミーなどの新規事業のほか、株式会社Luck Outにおいて占い師専門プロダクション事業を行っております。

ベビー用品のECサイトにおいてコロナ禍の巣ごもり需要が一服したことによる売上減少などが見られ、減収減益となりました。

*5:アプリケーションサービスプロバイダの略語。アプリケーションを、インターネットを通じてサービスとして提供する事業者のこと。

 

②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報

a. キャッシュ・フローの分析

 当連結会計年度の営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益に減価償却費といった非資金項目を加え、法人税等の支払額等により、195,746千円の資金収入となりました。

 投資活動によるキャッシュ・フローは、定期預金の預入による支出及び定期預金の払戻による収入等により134,279千円の資金収入となりました。

 この結果、営業活動に投資活動を加えたキャッシュ・フローは330,026千円の資金収入となりました。

 財務活動によるキャッシュ・フローについては、配当金の支払額により88,963千円の資金支出となりました。

 これらの結果、現金及び現金同等物に係る換算差額等も加えた最終的な現金及び現金同等物の増加額は304,389千円となりました。

 

b. 資本の財源及び資金の流動性

(資金需要及び資金の流動性)

 当社の主な資金需要は、サービス提供のための労務費、外注加工費、経費並びに販売費及び一般管理費等の営業費用となります。これらにつきましては、基本的に営業活動によるキャッシュ・フローや自己資金を充当し、投資が必要な場合には、状況に応じて金融機関からの借入等による資金調達で対応していくこととしております。

 なお、現在の現金及び現金同等物の残高、営業活動から得る現金及び現金同等物の水準については、新型コロナウイルス感染症の拡大の影響を考慮しましても、当面事業を継続していくうえで十分な流動性を確保しているものと考えております。

 

③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。

 

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