研究開発活動

5【研究開発活動】

当社グループは、「HCI(Human Communication Integration)の実現」をビジョンに掲げ、人が機械に自然に意思を伝えられる「ソフトコミュニケーションの時代」を拓くべく、音声認識技術および有用な最先端技術について研究開発活動を行っております。

当連結会計年度においては、「AI音声認識AmiVoice®」のさらなる認識精度向上、およびAI音声認識の周辺技術や関連技術の研究開発について取り組みました。そして、各分野別に新規製品・サービスの開発、既存製品の機能向上および強化について取り組みました。

 

 当連結会計年度における研究開発活動の概要は、以下のとおりであります。

① 「AI音声認識AmiVoice®」において、次世代音声認識技術として注目されている「End-to-End」方式など、最新のディープラーニング技術に関する研究、実装を進めました。また、双方向型のディープラーニング技術「Bi-LSTM(Bidirectional Long Short-Term Memory)」における学習方法を改良し、自然発話音声認識の認識精度向上を行いました。

② AI音声認識に関連する、AI対話技術、重要文抽出や自動要約を行うための自然言語処理技術の研究開発を行うとともに、当社製品に付加価値を向上させるAI技術の研究を行いました。

③ コンタクトセンター向けAI音声認識ソリューション「AmiVoice® Communication Suite4」をリリースし、AI話題抽出機能による通話トレンドの即時可視化、在宅オペレーター支援を目的としたコミュニケーション機能の強化など新機能を搭載しました。

④ クラウド型でリアルタイムに会議の発言をテキスト化する議事録作成支援ツール「CyberScribe」をリリースし、議事録作成や書き起こしに関する製品ラインナップの強化を行いました。

⑤ 医療向けAI音声認識ワークシェアリングサービス「AmiVoice® iNote」の機能強化や、新たな医療向け製品・サービスを企画し開発を進めました。また、医療現場における電子カルテ、診療記録などの音声入力シーンでの利用を想定した高性能ハンドマイク「AmiVoice® Front SP02」を開発し販売を開始しました。

⑥ AI音声認識APIを提供する開発プラットフォーム「AmiVoice® Cloud Platform」に、発話者を特定できる「話者ダイアライゼーション」機能を追加するなど、プラットフォームサービスの機能強化を行いました。

⑦ 建設・建築業界向け建築工程管理のプラットフォームサービス「AmiVoice® スーパーインスペクションプラットフォーム(SIP)」に、AI音声認識×デジタル記録により、運営効率化とお客様満足度向上を実現するスマート内覧会アプリ「AmiVoice® スーパーアテンダーDX」を開発しリリースしました。

 

 この結果、当連結会計年度の一般管理費に含まれている研究開発費は357百万円となりました。

 

 

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