研究開発活動

5【研究開発活動】

 当社グループでは、新規技術開発と既存製品の改良・コストダウンを行い、受注拡大と収益性の改善に努めてまいりました。

 

(技術開発)

ビル用設備機器としては、医療分野の製品開発として、気流により医療従事者が患者からの感染を防止する装置であるクリーンパーテーションの開発を行い、2022年より納入体制を整えております。今後医療系分野への提案活動により受注拡大を図ります。

住宅設備技術部としては、高効率熱交換器(エレメントBOX)の開発を行い、2022年5月より量産を開始します。温度交換効率をアップした製品として、製品のラインナップを増やし、高性能を求めるお客様に対応できる製品として今後の受注拡大に繋げていきます。

 

(既存製品の改良・コストダウン)

 ビル用設備機器としては、システム天井に設置する吹出口(CRD)の工法改良をはじめとする標準製品の改良とコストダウンを実現いたしました。

その結果、次期の見通しとして、年間で約250万円のコストダウンが可能になりました。

住宅設備機器として、送風ファンユニットの改良を進めており、既存の製品に対し、騒音の低減と風量をアップした製品として2022年5月より量産を開始する製品です。

また、全熱交換器などに使用している樹脂ファンの改良も金型が完成しました。名古屋工場での内製化に切り替えることで、品質の安定を見込んでおり、2022年内に内製化を開始する予定です。

 

 

 研究開発活動の成果である新製品、新技術に関しては、産業財産権の取得を積極的に行い、経営資源として活用しております。当連結会計年度末の当社グループの産業財産権数は国内外で217件です。(出願済・権利有効の件数。期間満了・途中放棄は含まない。)

 なお、当連結会計年度の研究開発費は31百万円となっております。

 

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