課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

(1)経営方針

当社グループは、「Smart Solutions & Services for Your Manufacturing」をコーポレートスローガンとし、「優れた技術・サービスを提供することで、人々の豊かな暮らしの実現に貢献します」を経営理念にしております。このコーポレートスローガン、経営理念のもと、半導体、FPD(Flat Panel Display)、電子部品、光学薄膜などの用途向けに製造装置の開発からサービスまでトータルソリューションを提供し、持続可能な社会ならびに人々の豊かな暮らしの実現に貢献できるようESG(環境、社会、ガバナンス)を重視した経営を行い、企業価値を高めることでステークホルダーの皆様の期待に応えてまいります。

(2)経営戦略等

当社グループは、これからのありたい姿として、IoT、5G、AIと、これから更に広がるデータ社会に向けて、半導体・FPD製造装置を通じた先端技術で貢献できるよう、「ものづくり」から様々な「価値づくり」に取り組むとともに、SPE(Semiconductor Production Equipment)分野でグローバルニッチトップ、FPD分野で主要サプライヤとして存在感を示せる企業グループへの成長を目指してまいります。

そのためにまずSPE分野ではグローバルニッチトップ製品の更なる成長と利益率向上から事業の拡大を図り、次の成長へとつなげてまいります。また、FPD分野では主要サプライヤであり続けるべく主力製品の競争力強化を図り、更に新しいディスプレイ対応の製品開発を行ってまいります。

(3)経営環境

当社グループの2022年度(2023年3月期)の事業環境は、引き続き部品や部材の供給面における不安定な状況が懸念されるものの、半導体業界においては、今後も引き続きIoT、5G、AIなどの強い需要を受けロジック/ファウンドリ向け、メモリ向け、パワーデバイス向け、及びウェーハ向けとも設備投資が順調に推移すると見込まれます。FPD業界においては、モニタ向け、車載向けなどを中心に、堅調な投資が期待されます。

(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

事業面に関しては、引き続き部品や部材の供給面における不安定な状況が懸念されるものの、様々な取り組みを行い事業への影響が最小限となるよう進めてまいります。

財務面に関しては、SPE分野など高付加価値製品の更なる拡大や標準化の推進、運営維持に関わる固定費の削減などにより、引き続き利益率の向上を図ってまいります。

(5)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

当社グループでは、収益力、資産効率、株主価値の向上を重視しております。

経営指標としては、ROS(売上高営業利益率)、ROE(自己資本当期純利益率)の向上を目指してまいります。

 

 

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