当社グループの事業その他に関するリスクについて、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性があると考えられる主な事項を記載しております。なお、当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に最大限の努力をする所存であります。
以下の記載事項には、将来に関するものが含まれておりますが、当該事項は当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、事業等のリスクはこれらに限られるものではありません。
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リスク分類 |
リスク項目 |
リスクの内容 |
リスクが顕在化した場合の影響 |
リスク対策 |
事業 環境 |
市場動向 |
当社グループの事業分野のうち、機械関連事業は主として造船や重機、重電等の下請けであり、需要先業界の受注動向に影響を受けます。また、資源関連事業のハイシリカ部門は一般的に市況変動が大きく、かつ、恒常的な技術革新に伴うスペック(仕様)の変更等の激しいエレクトロニクス関連が主な需要分野であり、その市場動向の影響は不可避です。 |
・業績の悪化 |
機械関連事業については、顧客ニーズに柔軟に対応しつつ新型工事や新分野の取り込み等に注力し、取引業界の多様化を進め、特定顧客の受注動向に左右され難い事業体質の確立を進めております。 資源関連事業のハイシリカ部門については、汎用製品の海外生産委託及び国内工場での高付加価値製品への生産シフトを進め、収益の安定化と拡大を目指すとともに、光学関連など既存分野の深耕や新分野の開拓にも取り組んでおります。 |
原材料の調達 |
当社グループは、機械関連事業の一部で鋼材支給を受ける以外は、原材料、副資材等を海外も含めた取引先から調達しており、商品市況の変動等による調達価格の上昇、あるいは何らかの事情による調達不能等のリスクを負っております。 |
・生産活動の停滞 ・製品の原価率の上昇 |
安定調達を実現するため、市場動向には常に注意を払うとともに、世界の特定の地域に調達先が偏在しないよう、調達先の多様化を進めております。 また、外貨建てで輸入している原材料については、為替の変動リスクを回避するため、デリバティブ取引(為替予約取引)を利用しております。 |
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事業 運営 |
人材の確保 |
当社グループの製品の品質や生産物量は、各職場で長年培ってきた技術・技能を有する優秀な人材によるところが大ですが、定年退職等により一定の退職者が発生していくことは避けられません。そして、退職者からの技術・技能の伝承が十分になされなかった場合、当社グループの生産活動等に影響が及ぶ可能性があります。 |
・品質の低下 ・生産物量の減少 |
リファラル採用等、新たな採用活動に取り組むとともに、地域高校生に就業体験の機会を積極的に提供するなど人材の確保を進め、技術・技能の切れ目のない伝承に努めております。 また、海外実習生の受入れも含めた、人員確保と人材育成計画をたて取組んでおります。 |
リスク分類 |
リスク項目 |
リスクの内容 |
リスクが顕在化した場合の影響 |
リスク対策 |
事業 運営 |
設備等の老朽化 |
当社グループの設備及び工場建屋の中には老朽化の進んだものもあります。これら設備及び建屋の老朽化がさらに進んだ場合、生産活動等に影響を及ぼし、重大な労働災害の発生に繋がる可能性があります。 |
・品質や生産効率の低下 ・労働災害の発生 |
設備投資計画検討会議において中長期の改修更新の見通しに基づき対応を審議し、老朽化した設備等の計画的な更新を進め、効率的かつ安定した操業の確保に努めております。 |
鉱業関連 |
資源関連事業のうち、結晶質石灰石部門は2022年9月末をもって事業を終了することにいたしましたが、休廃止鉱山に関しては鉱山保安法などの法令により鉱害防止に努めております。それに伴い、関連法令等の改正による鉱害防止等のための新たな費用負担が発生する可能性や、休廃止鉱山における自然災害等に起因する物的・人的被害発生防止のため、新たな対策工事費用等を負担する可能性があります。 |
・純利益の減少 |
鉱害防止等のため、坑廃水処理設備の定期的なメンテナンスやリスクアセスメントを行っております。 |
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事故、 災害等 |
重大な労働災害、 自然災害等 |
当社グループの工場や事業所等において、万一、重大な労働災害や地震、津波、台風等の自然災害に起因する人的・物的被害が発生した場合には、事業活動に支障が生じ、また、復旧対策や補償等のために多額の費用が発生する可能性があります。 |
・社会的評価の低下 ・生産活動の停滞 ・工場の操業停止 ・損害賠償責任の発生 |
労働災害については、拠点ごとに安全衛生管理計画を策定し、職場環境の整備・改善に努めるとともに、グループ横断的な会議を開催し、労働安全衛生に係るグループ内の意識向上を図っております。 また、万一、自然災害が発生した場合、周辺環境も含めた被害を最小限にするため、定期的な設備点検はもとより、防液堤の設置等の対策も進めております。 |
新型コロナウィルス感染症の拡大、ウクライナ等世界情勢の変化 |
新型コロナウィルス感染症の世界的な拡大により、国内を含め世界各地で物流や人の移動の停滞、需要の減少、生産活動の停滞、公共工事の停止等の影響が顕在化いたしました。 感染症がさらに拡大した場合や収束までに長期を要することとなった場合、当社グループの経営に多大な影響を及ぼす可能性があります。 また、ウクライナ情勢による当社への直接の影響は現時点では限定的ですが、今後の世界情勢の変化により、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 |
・生産活動の停滞 ・業績の悪化 |
新型コロナウィルス感染症対策として、拠点ごとに、欠勤者が発生した場合の業務体制、業務の一部休止を実施する場合の判断基準や継続業務等を明確化し、生産活動への影響を極力低減するよう努めております。 また、本社や一部のグループ会社の間接部門においては、時差出勤や交代制に基づく在宅勤務、コアタイム制を導入し、社員の安全確保と間接業務の遂行の両立に取り組んでおります。 ウクライナ情勢等につきましては、状況を注視したうえで、適切な対応を行ってまいります。
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