課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

(1) 経営方針

当社グループでは2018年4月からスタートさせた中長期計画において、「包装を通して、すべてのステークホルダーに『高速ファン』を増やし、社会にとって有用な『グッドカンパニー』を目指す」という長期経営ビジョンを掲げるとともに、以下の経営基本方針に基づく取組みを通じて「価値」を提供してまいります。

 

中長期経営計画の経営基本方針(2018~2025年度)

ア.マーケットに対する取組み

・新規開拓・深耕活動の徹底、営業所開設やM&Aの活用により、全国展開を推進する。

イ.得意先に対する取組み

・信頼されるサービスの提供により、顧客満足度の向上を目指す。

ウ.取引先(仕入先)に対する取組み

・新商品の拡販・共同の製品開発を通じ、取引したい企業No.1を目指す。

エ.株主様に対する取組み

・企業価値・株主価値の向上のため、企業の成長と連続増配を継続する。

オ.地域社会に対する取組み

・ESG経営を推進することにより、地域社会に愛される企業となることを目指す。

カ.従業員と家族に対する取組み

・働きがいのある企業作りを通じて、従業員満足度の向上を目指す。

 

なお、コロナウイルス感染症拡大により社会の生活様式が変わったとしても、ステークホルダーとの関係性に変更は生じないため、経営基本方針に変更はございません。

 

(2) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

当社グループでは、2026年2月に創業60周年を迎える2025年度までの8年間の長期ビジョンを下記のとおり定めております。2018年度~2020年度中期経営計画を第1フェーズ、2021年度~2025年度中期経営計画を第2フェーズとし、高速グループビジョン実現に向けて取り組んでまいります。中期経営計画(第2フェーズ)では、既存ビジネスの確実な成長により売上高1,000億円、経常利益40億円を達成するだけではなく、+αの取り組みにより売上・利益のさらなる積み上げを目指してまいります。配当については、これまで継続して来た増配をさらに継続し、2025年度で22期連続増配に向け努めてまいります。

 

(3) 経営環境

日本全体としては人口減少傾向となっていくものの、当社グループが主力としている食品軽包装資材は生活必需品であること、さらに中食市場の拡大によって食品軽包装材需要は拡大していることの強みを生かしながら、新規開拓、既存のお客様への販売拡大を積極的に進めて、成長を持続してまいります。

 

(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題

中長期的な経営戦略として、売上・利益の拡大を実現するために、重要課題である以下の項目に取組んでまいります。

① 本部・営業支援部門の強化

② DX等による業務改善・事務改善活動の推進

③ 人材育成・働き方改革の推進

④ 新ビジネス・新商品開発への挑戦

⑤ 新規顧客の開拓・深耕活動の徹底

⑥ 高速グループシナジー効果の発揮

 

(5) 株式会社の支配に関する基本方針

当社では、会社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針については特に定めておりません。

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