当連結会計年度の研究開発活動は、当社のR&D本部を中心に計測器関連事業として、ガス関連機器、水道関連機器、民需センサー・システム、計装の各分野における市場ニーズに対応した商品の開発を行う商品開発活動と、これらの商品群を伸ばし、更に新たな商品群を作り出していくために必要な基礎研究・開発を行う技術開発活動の2つの活動を行っております。
当連結会計年度における研究開発費の総額は
当社グループの研究開発活動は全て計測器関連事業に関するもので、主に次のとおりであります。
計測器関連事業において、ガス関連機器分野では、LPガス業務用超音波メーターのラインナップ追加やLPWA通信機能を搭載した都市ガスメーターの開発、脱炭素社会を見据えた水素メーターに関する技術確立等、水道関連機器分野では、高機能乾式水道メーターやLPWA通信機能を搭載した水道メーター用表示器の開発等、民需センサー・システム分野では、昨今のDXも相まって引き合いが増加している小型電磁流量センサーの機能向上等、計装分野では、クラウドサービス化を見据えたWebシステム対応型のガス及び水道料金システムの機能拡張等、市場ニーズに応えた商品の開発を引き続き進めてまいりました。また、ガス関連機器及び水道関連機器分野においては、LPWA通信機能を搭載したスマートメーターを用いた「自動検針」「見える化サービス」「見守り」等の検証を行う各種実証実験へ参画しております。
技術開発活動では、主要国立大学や特定研究開発法人との産学協同を推進し、新たな計測技術の研究を継続実施いたしました。また、IoTで取得するデータを分析・活用する上で基盤技術となる組込AI技術の研究を継続実施いたしました。
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