業績

3【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績等の状況の概要

当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次の通りであります。

 

①財政状態及び経営成績の状況

当連結会計年度における国内経済は、企業収益の改善傾向に足踏みがみられるものの、国の各種政策の効果もあり、雇用・所得環境の改善が続くなど、景気は緩やかな回復基調にありましたが、通商問題をめぐる海外経済の動向や年初から顕在化した新型コロナウイルスの感染拡大により、景気の先行きは楽観視できない不安定な状況で推移しました。

百貨店業界におきましては、天候不順による季節衣料の販売低迷や台風による臨時休業等の影響に加え、消費税増税による消費の急激な落ち込みや新型コロナウイルスの影響による大幅な来店客数の減少により、全国的に前年を下回る厳しい商況となりました。

このような状況の中、当社グループは中期経営計画の最終年度を迎え、そのビジョンに掲げる「日本一生き生きとした百貨店」の実現に向け、各種の営業施策を展開してまいりました。

営業面では、婦人雑貨売場に、バッグや革小物などの上質な革製品を展開する「ヒロフ」を、食料品売場に、姫路の名産品である穴子専門店「あなご料理柊」や、たつのの人気和菓子店「大黒屋丹治」を、それぞれ新たに導入するなど、地元の独自性のある商品やブランドをより一層強化することで他店との差別化を図りました。また、婦人・紳士服売場の配置換えを中心とした改装を実施することで、お客さまがより買いやすく、選びやすい店舗環境への見直しを図りました。催し会場につきましては、行列のできる人気のスイーツ店を多数取り揃えた「日本列島絶品うまいもの大会」などの人気食品催事や文化勲章受章者や文化功労者の画家を中心に厳選した秀作を展観した初開催「山耀展」などの巨匠作品展を開催するとともに、増税前の高額品需要を取り込むため、黄金展や絵画展、美術・宝飾展を開催することで、集客ならびに売上の確保に努めました。

以上のような取り組みの結果増税前に開催した宝飾・美術品等の高額品催事や物産展等が好調に推移したことにより、当連結会計年度の売上高は、20,323百万円(前年同期比0.2%増)となり、営業利益313百万円(前年同期比6.7%増)、経常利益383百万円(前年同期比6.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益262百万円(前年同期比0.4%増)と、いずれも前年を上回る結果となりました。

財政状態に関する状況について、当連結会計年度末の資産は、主に有形固定資産の減少、現金及び預金の減少により、前連結会計年度末に比べ1,104百万円減少し、12,865百万円となりました。負債は、主に借入金の返済による減少により、前連結会計年度末に比べ1,354百万円減少し、10,500百万円となりました。純資産は、主に利益剰余金の増加により、前連結会計年度末に比べ249百万円増加し、2,365百万円となりました。以上の結果、自己資本比率は18.4%となりました。

 

②キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度末の現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は前連結会計年度末に比べ1,055百万円減少し、1,299百万円(前年同期比44.8%減)となりました。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動の結果得られた資金は211百万円(前年同期比79.7%減)となりました。これは主として、税金等調整前当期純利益377百万円、減価償却費282百万円、前受金の減少130百万円、法人税等の支払額152百万円等によるものであり、前連結会計年度に比べ827百万円の収入減となりました。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動の結果使用した資金は119百万円(前年同期比5.3%増)となりました。これは主として、有形固定資産の取得による支出104百万円等によるものであり、前連結会計年度に比べ6百万円支出増となりました。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動の結果使用した資金は1,147百万円(前年同期比71.8%増)となりました。これは主として、長期借入金の返済1,147百万円等による支出によるものであり、前連結会計年度に比べ479百万円支出増となりました。

 

③生産、受注及び販売の実績

(1)当社グループでは、百貨店業を行っており、生産及び受注について該当事項はありません。

 

(2)販売の実績

当社グループは百貨店業の単一セグメントのため、セグメントに代え品名別に記載しております。

品名

販売高(千円)

前期比(%)

衣料品

6,395,369

96.8

身回品

1,293,263

98.2

家庭用品

925,825

102.2

食料品

6,726,938

99.5

雑貨

3,912,707

108.3

その他

1,069,002

99.9

合計

20,323,104

100.2

(注)1.販売高は、連結会社間相互の内部販売高を控除しております。

2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

 

(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次の通りであります。

なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。

 

①重要な会計方針及び見積り

当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して作成されております。この連結財務諸表の作成にあたりましては、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額並びに開示に影響を与える見積りを必要としております。これらの見積りについては、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、見積りによる不確実性があるため、実際の結果は、これらの見積りとは異なる場合があります。

重要な会計方針については「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。

 

②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容

経営成績の分析

 当社グループは、2017年度からスタートした中期経営計画において「利益率向上」「接客の質の向上」「私のお客さまづくり推進」の3点を重点課題として取り組んでおります。

(1)売上高及び売上総利益率

当連結会計年度の売上高は、増税前に開催した宝飾・美術品等の高額品催事や物産展等が好調に推移したことにより、前連結会計年度に比べ45百万円(0.2%)増の20,323百万円となりました。売上総利益は、前連結会計年度に比べ26百万円(0.6%)減の4,257百万円となり、売上総利益率は、20.9%(前連結会計年度は21.1%)となりました。

(2)営業利益及び売上高営業利益率

当連結会計年度の販売費及び一般管理費は、広告宣伝費の効率的な運用に加え、引き続き水道光熱費や販売・事務用品費の低減を図り、又、限られた経営資源のなかで効率的な運用に努めることにより、前連結会計年度に比べ45百万円(1.1%)減の3,943百万円となりました。

上記の結果、当連結会計年度の営業利益は、前連結会計年度に比べ19百万円(6.7%)増の313百万円となり、売上高営業利益率は、1.5%(前連結会計年度は1.5%)となりました。

(3)経常利益及び売上高経常利益率

当連結会計年度の経常利益は、営業外収益については、前連結会計年度に比べ4百万円(2.4%)増の168百万円となり、営業外費用については、前連結会計年度に比べ0百万円(0.0%)増の98百万円となりました。

上記の結果、当連結会計年度の経常利益は、前連結会計年度に比べ23百万円(6.6%)増の383百万円となり、売上高経常利益率は、1.9%(前連結会計年度は1.8%)となりました。

(4)親会社株主に帰属する当期純利益

当連結会計年度において特別利益の計上はありません。特別損失は、固定資産除却損により6百万円となりました。

上記の結果、当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度に比べ1百万円(0.4%)増の262百万円となりました。

 

③資本の財源及び資金の流動性の分析

 当社グループの資金需要の主なものは、商品の仕入、販売費及び一般管理費等の営業費用及び店舗改装、設備更新等によるものであり、営業活動によるキャッシュ・フローでの充当を基本とし、必要に応じて主として金融機関からの借入金により資金調達しております。

資金の流動性の分析については、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フロー」に記載しております。

 

 

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