業績

3【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績等の状況の概要

当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。

①財政状態及び経営成績の状況

当社グループ(当社及び連結子会社)は「Enjoy Life !」を基本方針として「圧倒的な地域一番店作りと高生産性店舗の構築」をスローガンに、「生鮮市場TOPへの業態転換促進」、「ローコストオペレーション」、「未来に繋げる投資」の3つを重点項目とした施策を進めてまいりました。

 

(注)「Enjoy Life !」は、お客様に毎日の食生活を通じて、健康で笑顔あふれる豊かな人生を楽しんでいただくことを応援する、マミーマート独自のコンセプトです。健康寿命(日常生活に制限のない期間)という想いを胸に、マミーマートに関わる全ての人生を笑顔であふれるものにしたいと考えております。

 

〔生鮮市場TOPへの業態転換促進〕

当社では、標準店の「マミーマート」から新たな2つの業態である「生鮮市場TOP」、「マミープラス」への転換を進めております。

「生鮮市場TOP」

「行くのが楽しくなる食の専門店」のコンセプトのもと、生鮮品は、鮮度・品質・価格にこだわり、日配品とグロサリーはEDLP(エブリデイ・ロープライス)で地域一番価格を打ち出しております。料理好き、食好きのお客様へ「他にはない買い物体験を」していただくことを目指してまいります。

生鮮市場TOP公式のインスタグラムを開設し、お客様にいつでも新鮮な情報発信をするとともに、貴重なタッチポイントとしても大いに好評を得ております。

「マミープラス」

新たな業態へのチャレンジとして、「お客様にプラスの価値を感じてもらう店舗」のコンセプトのもと、日々の食生活をサポートし、お客様に「家計にプラス、満足をプラス、美味しさをプラス」の3つを感じてもらう店舗作りを目指しております。飛躍的な低価格実現のため、生鮮品の店内加工商品を工場加工へシフト、店内陳列作業の省力化による生産性改善、セルフレジの導入等、徹底したローコストオペレーションに努めております。

 

2つのコンセプトの店舗構築を推し進め、今後も地域のお客様から高い支持をいただける企業へ成長できるよう邁進してまいります。

 

〔ローコストオペレーション〕

①LSP(レイバー・スケジューリング・プログラム)の導入

店舗業務を一般作業技術作業に分解部門縦割りの業務シフトから作業別シフトに変更し最適な人員配置効率化を推進してまいりました

②工場製造商品比率の上昇

惣菜では自社工場製造商品の比率を高め工場での完成品の出荷率を引き上げることで店舗の作業を軽減してまいります

③業務のRPA化(ロボティック・プロセス・オートメーション)

各店舗や本部で行っていた定型作業を集約し、RPA化することにより、業務効率化、人的ミスの削減を図ってまいります。

 

〔未来に繋げる投資〕

①彩裕フーズ第二工場稼働

2022年2月、彩裕フーズにおいて既存工場に隣接して第二工場を稼働し、惣菜と精肉をそれぞれの専用工場で製造する体制としました。

効果として次の2点があげられます。

1. 製造能力の強化で、供給量の増加が可能となりました。

2. 品質の向上を図ることで、店内加工商品と比較して遜色ない魅力ある商品を製造し、店舗のアウトパック比率が高まり生産性の向上につながりました。

こうした製造体制により、惣菜・精肉部門では専門店に負けない味と魅力、品揃えで、同質化競争から脱却すべくカテゴリー強化に努めております。一般社団法人全国スーパーマーケット協会主催「お弁当・お惣菜大賞2022」においては、全国4万点を超えるエントリーの中から最優秀賞2品・優秀賞1品・入賞6品受賞し、業界最多9年連続受賞となりました。

②マミーマート三郷物流センター開設

2022年7月、埼玉県三郷市に2つ目となる物流拠点を本格稼働しました。千葉県の店舗を中心に30店舗の配送拠点を従来の川越物流センターから三郷物流センターへ移行しております。2拠点体制により、規模拡大に伴う物量増への対応、配送費のコスト増等の負荷軽減、商品供給の安定化、配送効率向上を見込んでおります。

③DX推進

仕入(製造)・配送・販売という一連の企業活動にかかるデータ統合を図るシステムの構築を進めております。総合的な業務プロセス最適化を目指し業務の可視化を始めております。

 

設備投資としましては、株式会社マミーマートにおいて、「生鮮市場TOP」への業態転換を、深井店(埼玉県北本市)、ビバ春日部店(同春日部市)、ビバモールさいたま新都心店(同さいたま市)、稲毛長沼店(千葉県千葉市)、鶴ケ舞店(埼玉県ふじみ野市)で実施し、現在その店舗数は16店舗となりました。

また、新たな店舗フォーマットへのチャレンジとして西平井店(千葉県流山市)、下戸田店(埼玉県戸田市)の2店舗を「マミープラス」に改装いたしました。当期末の店舗数は、温浴事業・葬祭事業を含め80店舗であります。

 

(a)財政状態

当連結会計年度末における資産につきましては、前連結会計年度末に比べ、3,626百万円増加し、60,919百万円(前期比6.3%増)となりました。これは主に、リース資産が2,236百万円増加したことによるものであります。

当連結会計年度末における負債につきましては、前連結会計年度末に比べ、843百万円増加し、28,856百万円(同3.0%増)となりました。これは主に、短期借入金が2,000百万円増加によるものであります。

当連結会計年度末における純資産につきましては、前連結会計年度末に比べ、2,783百万円増加し、32,063百万円(同9.5%増)となりました。これは主に、利益剰余金が2,719百万円増加したことによるものであります。

 

(b)経営成績

当連結会計年度は、既存店の業態変更後の業績が好調に推移したものの、原材料の高騰、電気料金等の値上げの影響がそれを上回りました。その結果、当連結会計年度の経営成績は、売上高130,705百万円、連結営業利益は4,962百万円(同16.6%減)、経常利益は5,427百万円(同14.9%減)、親会社株主に帰属する当期純利益3,422百万円(同13.0%減)となりましたが、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益ともに過去2番目の水準となりました。

当期から「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号2020年3月31日)等を適用しております。なお、収益認識会計基準等の適用前と同じ基準の場合は、売上高142,577百万円となります。詳細は、「3.連結財務諸表及び主な注記(5)連結財務諸表に関する注記事項(会計方針の変更)(収益認識に関する会計基準等の適用)」に記載のとおりです。

 

 

セグメント別の営業の状況は以下のとおりです。

[スーパーマーケット事業]

当連結会計年度の業績は、売上高130,334百万円(前期比3.4%減)、セグメント利益4,922百万円(同17.4%減)となりました。

 

[その他の事業]

売上高371百万円(前期比1.4%減)、セグメント利益39百万円(前期は8百万円の損失)となりました。

(2022年9月末現在2店舗)

 

②キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ419百万円減少し2,838百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動により得られた資金は、4,328百万円(前期は6,932百万円の収入)となりました。これは主に法人税等の支払額2,201百万円があったものの、税金等調整前当期純利益5,212百万円及び減価償却費2,013百万円を計上したことによるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動により使用した資金は、2,833百万円(前期は1,953百万円の支出)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出3,049百万円によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動により使用した資金は、1,914百万円(前期は4,231百万円の支出)となりました。これは主に長期借入金の返済による支出が2,941百万円あったことによるものであります。

 

③生産、受注及び販売の実績

a.販売実績

セグメントの名称

当連結会計年度

(自 2021年10月1日

至 2022年9月30日)

前年同期比(%)

スーパーマーケット事業(百万円)

130,334

96.6%

その他の事業(百万円)

371

98.6%

合計(百万円)

130,705

96.6%

(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。

2.総販売実績に対し、10%以上に該当する販売先はありません。

 

b.仕入実績

セグメントの名称

当連結会計年度

(自 2021年10月1日

至 2022年9月30日)

前年同期比(%)

スーパーマーケット事業(百万円)

98,425

96.8%

その他の事業(百万円)

110

119.3%

合計(百万円)

98,536

96.8%

(注)セグメント間の取引については相殺消去しております。

 

(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。

 

①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容

(a)財政状態の状況

当連結会計年度の財政状態の状況につきましては、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 ①財政状態及び経営成績の状況 (a)財政状態」に記載しております。

(b)経営成績の分析

当連結会計年度の経営成績の分析につきましては、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 ①財政状態及び経営成績の状況 (b)経営成績」に記載しております。

 

②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報

(a)キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 ②キャッシュ・フローの状況」に記載しております。

(b)資本の財源及び資金の流動性についての分析

当連結会計年度の資金の状況は、業績の堅調な推移によりキャッシュ・フローを創出でき、営業活動によるキャッシュ・フローにより得られた資金により、店舗の改装や、借入金の返済等を行いました。

この結果、現金及び現金同等物は前連結会計年度末に比べ419百万円減少して2,838百万円となりました。

 

③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

当社グループの連結財務諸表につきましては、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成しております。連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5〔経理の状況〕1〔連結財務諸表等〕(1)連結財務諸表[注記事項](重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

 

④経営成績に重要な影響を与える要因について

経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」に記載のとおりであります。

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