業績

 

3 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1) 経営成績等の概要

当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。

 

①経営成績の状況

当期の連結業績は、売上高132億76百万円前年同期比81.4%)、営業損失8億72百万円(前年同期は営業損失6億91百万円)、経常損失8億32百万円(前年同期は経常損失5億94百万円)、マスク及びマスク関連商品の取り扱いを中止したことによる特別損失を3億70百万円計上した結果、親会社株主に帰属する当期純損失は13億70百万円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純利益5億49百万円)となりました。

また、国内事業単体業績は、売上高132億71百万円前年同期比81.3%)、営業損失8億77百万円(前年同期は営業損失6億94百万円)、経常損失8億23百万円(前年同期は経常損失5億92百万円)、当期純損失は13億62百万円(前年同期は当期純利益5億50百万円)となりました。

 

当連結会計年度(2021年3月1日~2022年2月28日)におけるわが国の国内景気は、前年度に続き新型コロナウイルス感染症拡大により緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が繰り返し発動される中で、厳しい状況が続きました。9月末に緊急事態宣言が解除され、経済活動の正常化が徐々に進行する一方で、1月に入ってから再び感染拡大が始まり、その終息の目途が立たない中で、先行き不透明な状況が続いております。

当社は、5月25日の株主総会において、新体制がスタートし、新たに「Beautiful Life Innovator」企業へと生まれ変わることを目指し、「新生活提案力」を武器として変化と進化を続けるため、事業構造改革を行い、再成長に向けた取組みを開始しました。

事業構造改革の取組みの一つ目は、基幹ブランドのikkaにおいて、お客さまニーズの変化に対応するため、第1四半期においてライフスタイル雑貨を導入した「ライフスタイルショップ」の実験を4店舗で行い、その後、7月30日に東小金井店をLBCの雑貨・グリーン・香りとikkaのアパレルを融合した「ライフスタイルショップ」としてリニューアルオープンをし、来期のikka店舗の新しい姿となる基礎を作り上げました。

また、当社商品の認知度向上と新たな客層の取り込みを図るために、著名タレントとタイアップした雑誌掲載を10月、11月に実施をいたしました。その結果、緊急事態宣言が解除された以降の既存店の売上高前年比は、10月度97.8%、11月度109.4%、12月度115.7%、1月度115.5%と回復基調となりました。

二つ目の取組みとして商品面においては、景況感の厳しい中で、月度別の仕入計画の見直し、バーゲン時期のプロモーションの変更、海外ダイレクトソーシングの拡大等に取組み、売上総利益率は、57.4%と前年から5.6ポイント増加し、棚卸在庫についても前年比86.5%と削減いたしました。また、多様化するお客さまのニーズに対応し、7月には肌に触れるとひんやり冷たい「超冷感」シリーズの発売や10月にはワークシーンからデイリーにも使える新シリーズとして、着心地もお手入れも「ラク」がキーワードの「RAKU楽WORK」シリーズを発売いたしました。また、1月には「ハレの日」だけの着用に限らず、仕事や学校行事などでも着こなしが可能なセレモニー商品の発売など、お客さまニーズに対応した商品の発売を行って参りました。

三つ目の取組みとしてコスト構造改革においては、人件費・設備費などの固定費の削減を図り、生産性の向上を図るために、SmartHR(労務管理システム)の導入を行い年末調整のペーパーレス化やRFIDを活用した棚卸を全店舗に拡大するなど後方業務の効率化を進めて参りました。また、1月には、新POSレジの導入を全店完了し、キャッシュレス化に対応した自社決済端末を導入することによる決済手数料の削減等に取組みました。その結果、販売費及び一般管理費につきましては、前年から6億54百万円の削減となりました。また当連結会計年度において24店舗の不採算店舗の閉店を行ったことにより、期末店舗数188店舗となりました。

四つ目の取組みとしてEC事業の拡大においては、Web広告の強化による新規会員獲得の増加やDtoCブランドの強化を図る一方で、専門人材の確保・育成に取り組んで参りました。

また、公式アプリ会員の入会促進を図るためのアプリの改修、公式アプリへの集客や再訪問を促進するためのCOINsの導入などを行って参りました。

 

 

 ②SDGs(持続可能な開発目標)に対する取り組み

当社は、経営理念にある「お客さまのファッションやライフスタイルを彩る、本質的なゆたかさ」を実現するため、2018年10月よりSDGs委員会を立上げ、事業活動を通じて「お客さまとともに」社会課題を解決していくための活動を開始いたしました。

当連結会計年度でも引き続き、「働きがい・働き方」「街づくり」「環境保全」の大きな3つの柱で活動を実施いたしました。

「働きがい・働き方」のテーマとしては、本社のテレワークの促進や、部下のワークライフバランスを尊重し、キャリアを応援するリーダーとしてイクボスの育成を図り、イオン株式会社主催のダイ満足アワードにて、4年連続イクボス賞を受賞いたしました。引き続き、成果を残しつつ、従業員の幸せを考えながらワークライフバランスの取組みを積極的に進めて参ります。

「環境保全」については、3月に林野庁が推進する暮らしに日本の木を取り入れるプロジェクト「ウッド・チェンジ・プロジェクト」に賛同し、国産木材の利用拡大に向けての取組み「WOOD WORK LAB.」を「ikka」「LBC」にて始動しました。当社では、SDGsの取組みの一環として、サスティナブルで環境にやさしい素材を使用した商品開発を進めており、この取組みを行うことで商品を通して「日本の木」を使用する必要性を伝えていきました。

また、レンチング社の環境に配慮した素材「LENZING EcoVero」を使用した商品やオーガニックコットンを使用した商品の開発に取り組んで参りました。

更には、物流センターから商品を店舗に納品する配送便の回数を毎日配送から週2~3回配送に変更し、二酸化炭素排出量の削減に取り組んで参りました。

来期においても引き続き業績を向上させながら社会貢献につながる取組みを拡大させ、持続可能な開発目標の達成に向けて、様々な取組みを継続して参ります。

 

③財政状態の分析

当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ32億43百万円減少し、94億54百万円となりました。増加の主な内容は、ソフトウェアが1億25百万円増加したこと等によるものであり、減少の主な内容は、現金及び預金が25億51百万円、商品が2億95百万円減少したこと等によるものです。

当連結会計年度末の負債は、前連結会計年度末に比べ17億82百万円減少し、35億21百万円となりました。増加の主な内容は、流動負債その他の中に含まれている設備未払金が1億12百万円増加したこと等によるものであり、減少の主な内容は、支払手形及び買掛金ならびに電子記録債務が3億84百万円、未払法人税等が3億37百万円、未払消費税等が2億86百万円減少したこと等によるものです。

当連結会計年度末の純資産は、前連結会計年度末に比べ14億60百万円減少し、59億33百万円となりました。減少の主な内容は、利益剰余金が13億70百万円、その他有価証券評価差額金が1億57百万円減少したこと等によるものです。

 

④キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という)は、 前連結会計年度末と比べ25億51百万円減少 し、 20億78百万円 となりました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動により使用した資金は、 25億30百万円 (前期は 7億15百万円の収入 )となりました。その主な内訳は、棚卸資産の減少による収入2億95百万円がある一方、税金等調整前当期純損失12億15百万円の計上及び、仕入債務の減少3億84百万円、法人税等の支払3億59百万円、未払費用の減少3億35百万円等によるものです。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動により使用した資金は、 33百万円 (前期は 19億20百万円の収入 )となりました。その主な内訳は、差入保証金の回収による収入2億24百万円がある一方、無形固定資産の取得による支出1億38百万円、その他82百万円等の支出によるものです。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果減少した資金は、主に自己株式の取得によるものです。

 

⑤生産、受注及び販売の状況

 a.販売実績

事業部門別

売上高(千円)

前年同期比(%)

 ikka

10,845,984

81.8

 LBC

1,523,834

86.0

 VEX

247,877

62.6

 Mask.com

183,108

69.4

  EC限定ブランド

475,570

76.1

合計

13,276,374

81.4

 

(注) 1 上記金額には、消費税等は含まれておりません。

2 「ikka」は「ikka」「IKKA LOUNGE」「CURRENT」、「LBC」は「LBC」「Lbc with Life」、「VEX」は「VENCE EXCHANGE」「VENCE share style」を区分したものであります。

3 「EC限定ブランド」は「TDC」「notch.」「NO NEED」「Candy Beans」であります。

 

 

 b.商品の地域別売上高

地域別

売上高(千円)

構成比(%)

前年同期比(%)

期末(店)

 北海道・東北地域計

1,794,511

13.5

97.7

30

 関東地域計

5,316,558

40.0

63.5

60

 中部地域計

1,838,144

13.8

102.8

30

 近畿地域計

1,947,833

14.7

97.7

32

 中国・四国地域計

1,096,167

8.3

102.3

18

 九州・沖縄地域計

1,278,753

9.6

102.2

18

 小計

13,271,968

100.0

81.4

188

 海外(中国)地域計

21,489

0.2

107.2

 調整額

△17,082

△0.1

合計

13,276,374

100.0

81.4

188

 

(注) 調整額は、連結消去であります。

 

 c.単位当たり売上状況

1㎡当たり売上高

売場面積

46,917.56

 

1㎡当たり期間売上高

283

千円

1人当たり売上高

従業員数

1,056

 

1人当たり期間売上高

12,572

千円

 

(注) 1 売場面積は、期中平均で表示しております。

2 従業員数は、パートタイマーを含めており、期中平均で表示しております。

3 パートタイマー数は、1人当り1日8時間換算にて算出しております。

4 上記金額には消費税等は含まれておりません。

 

 d.仕入実績

事業部門別

仕入高(千円)

前年同期比(%)

 ikka

4,302,488

63.5

 LBC

726,137

90.8

 VEX

106,295

52.2

 EC限定ブランド

195,900

56.2

合計

5,330,821

65.6

 

(注) 1 上記金額には、消費税等は含まれておりません。

2 「ikka」は「ikka」「IKKA LOUNGE」「CURRENT」、「LBC」は「LBC」「Lbc with Life」、「VEX」は「VENCE EXCHANGE」「VENCE share style」を区分したものであります。

3 「EC限定ブランド」は「TDC」「notch.」「NO NEED」「Candy Beans」であります。

 

 

(2) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。連結財務諸表の作成にあたり、連結貸借対照表上の資産、負債の計上額及び連結損益計算書上の収益、費用の計上額に影響を与える会計上の見積りを行う必要があります。

当該見積りは、過去の実績や将来における発生の可能性等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。当社グループの連結財務諸表で採用する会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項) 4. 会計方針に関する事項」に記載しております。

なお、新型コロナウイルス感染症の影響については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(追加情報)」に記載のとおりであります。

 

(商品の評価)

当社グループは、商品の評価方法については移動平均法による原価法を採用しております。当社グループは、商品を5つのシーズン(年間/春/夏/秋/冬)に分けて管理しており、計画保有数量への調整のため値引き販売される場合があります。また、販売期間終了後に在庫が残った場合、「持ち越し在庫」として販売可能な売価水準へ引き下げられ値引き販売をしております。

値引き後の販売価格については過去の実績や当期中の販売実績から見積りが可能なため、期末には当期の販売実績単価から直接販売経費を差し引いた額を正味売却価額とみなし、個別原価法による在庫原価計上額が正味売却価額を上回る場合には、正味売却価額までの簿価の切り下げを実施しております。なお、当該見積りは、将来の不確実な経済条件の変動などによって影響を受ける可能性があり、実際の販売計画の見積りと異なった場合、翌連結会計年度の連結財務諸表において、商品の簿価切り下げ額に重要な影響を与える可能性があります。 

 

(固定資産の減損処理)

 当社グループは、減損の兆候の把握、減損損失の認識及び測定については、各店舗の翌連結会計年度予算及び将来キャッシュ・フローの見積りを使用しております。

当社グループは、キャッシュ・フローを生み出す最小単位として、店舗を基礎としてグルーピングしており、継続的に営業損益がマイナスとなっている等により減損の兆候があると認められる場合には、資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額と帳簿価額を比較することによって、減損損失の認識の要否を判定しております。判定の結果、当該資産または資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回る場合には、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しております。

当社の共用資産を含む固定資産および各店舗の固定資産の経済的残存使用年数までの割引前将来キャッシュ・フローは、取締役会で承認された事業計画を基礎として将来の収益予測及び営業利益予測に基づき使用価値を見積もっております。

なお、当該見積りは将来の不確実な経済条件の変動などによって影響を受ける可能性があり、翌連結会計年度以降の収益予測及び営業利益予測の仮定が大きく異なった場合には、翌連結会計年度の減損損失に影響を与える可能性があります。

 

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