研究開発活動

5 【研究開発活動】

当社グループでは、「お客様の期待に応え選ばれ続けるブランドになる」ため、本部間コア技術を活かしたシナジー効果、高付加価値化を織込んだシステム工作機械、レーザー技術を用いた機械加工分野において、市場ニーズを先取りして新たな市場を開拓するために、新製品、新技術の研究開発、実証を進めております。

なお、当社グループにおける研究開発活動は、提出会社の営業・開発本部 開発部が行っております。

同部門においては、弊社が得意とする自動車向けパワートレイン部品や、拡大傾向にあるEV用部品のバッテリーケースやモーターハウジングといったe-アクスル系部品にも対応可能な「GE30V」をリニューアルしました。同時に、既開発済みの「E-Loader」、「ストッカーシステム」を組合せ、内燃機関から電動車への移行期間投資に最適な「多品種少量生産」が可能な生産システムを発表いたしました。これらは組合せを変更することによって「多品種少量生産」のみならず、「自動化」、「手動化」、「量産ライン」に対応することが出来ます。

また、部品加工関連事業部門の量産ラインへ新機種、新技術を投入し、工場のショールーム化、技術のスパイラルアップに努めると共に、次世代技術の先行実証試験も量産ラインを活用して積極的に取り組んでおります。

現在、生産人口減少と生産費用削減要求といった市場課題に対応すべく、今まで以上に「自動化」を織り込み易い製品、それを支援する周辺装置、システムインテグレ―ション技術の拡充、お客様自ら弊社以外のシステムを利用しても「自動化」対応がし易い新製品を開発しております。

カーボンニュートラル、SDGsの観点では、弊社製品・技術利用による実生産性向上だけでなく、お客様での運用時に加え、自社での生産時における資源やエネルギーも従来機種より削減可能な新製品の開発に取り組んでおります。

現在開発中の新機種に織り込まれる技術は順次、従来機種にも取り組む予定であり、全ての製品において、地球環境に優しい製品化を進めてまいります。

当連結会計年度における研究開発費は511百万円であります。

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