業績

 

3 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。

なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。

(1) 経営成績

当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響が長期化する中、感染症対策に万全を期すことで経済活動が正常化に向かい、景気の持ち直しが期待されておりましたが、ウクライナ情勢の緊迫化や資源価格の高騰などもあり、先行きの不透明感は急速に強まっております。

当パチンコ・パチスロ業界では、遊技機規則の改正に伴う2022年1月末を期限とする旧規則機の撤去が行われたことにより、新規則機への一定の入替需要に支えられ、パチンコ・パチスロの総販売台数は前年度を上回る結果となりましたが、新規則機への移行を機にパーラーの閉店や設置台数の減台などの動きも見られ、厳しい経営環境が続いております。一方、長期化する新型コロナウイルス感染症の影響により、世界的な半導体等の電子部品の逼迫が続き、一部の新機種において販売スケジュールの変更、販売台数の制限を余儀なくされております。

こうした中、当社グループでは新規則機への入替需要の獲得に向け、電子部品不足の影響を最小限に抑えながら、多種多様な商品を投入してまいりました。当社グループの主力タイトルであるパチンコ機「フィーバー機動戦士ガンダムユニコーン」、「新世紀エヴァンゲリオン~未来への咆哮~」の両タイトルがパチンコ市場を牽引する好調な稼働を見せ、計画を上回る受注・販売を積み上げるとともに、当社グループのブランド力向上に大きく貢献いたしました。一方、パチスロ機においては3タイトルの販売に留まりましたが、「パチスロ 戦姫絶唱シンフォギア 勇気の歌」、「新世紀エヴァンゲリオン~魂の共鳴~」がそれぞれ約1万台の販売実績を残しております。

以上の結果、売上高848億円前期比46.0%増)、営業利益213億円同224.2%増)、経常利益222億円同197.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益184億円同221.2%増)となりました。

目標とする経営指標である売上高営業利益率は、パチンコ機・パチスロ機の販売台数の増加による利益率の改善と、原価の低減及び販管費の抑制等のコスト削減により、前連結会計年度の 11.3 %から 13.9 ポイント増加し 25.2 %となりました。

セグメント別の経営成績は次のとおりであります。

(パチンコ機関連事業)

パチンコ機関連事業につきましては、新規7タイトル(リユース機等を除く)を発売いたしました。主な販売タイトルは、SANKYOブランドの「フィーバー機動戦士ガンダムユニコーン」(2021年8月)、「フィーバーマクロスフロンティア4」(2021年10月)、Bistyブランドの「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち」(2021年7月)、「新世紀エヴァンゲリオン~未来への咆哮~」(2021年12月)、JBブランドの「J-RUSH5」(2021年11月)であります。

以上の結果、売上高718億円前期比37.4%増)、営業利益241億円同86.9%増)、販売台数164千台となりました。

 

(パチスロ機関連事業)

パチスロ機関連事業につきましては、SANKYOブランドの「パチスロ マクロスデルタ」(2021年4月)、「パチスロ 戦姫絶唱シンフォギア 勇気の歌」(2021年12月)、Bistyブランドの「新世紀エヴァンゲリオン~魂の共鳴~」(2022年1月)の3タイトルであります。

以上の結果、売上高88億円前期比194.1%増)、営業利益11億円(前連結会計年度は18億円の営業損失)、販売台数22千台となりました。

(補給機器関連事業)

補給機器関連事業につきましては、売上高38億円前期比53.7%増)、営業利益1億円(前連結会計年度は89百万円の営業損失)となりました。

(その他)

その他につきましては、売上高2億円前期比20.0%減)、営業利益41百万円同57.3%増)となりました。

 

生産、受注及び販売の実績は、次のとおりであります。

① 生産実績

当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

金額(百万円)

前年同期比(%)

パチンコ機関連事業

77,106

155.3

パチスロ機関連事業

9,084

289.9

補給機器関連事業

3,895

153.7

合計

90,086

162.9

 

(注)1 セグメント間の取引については相殺消去しております。

2 金額は、販売価格によっております。

 

② 受注実績

当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

受注高(百万円)

前年同期比(%)

受注残高(百万円)

前年同期比(%)

パチンコ機関連事業

77,591

177.7

10,118

230.6

パチスロ機関連事業

7,938

199.9

補給機器関連事業

3,884

146.4

200

94.7

合計

89,413

177.8

10,319

185.8

 

(注)1 セグメント間の取引については相殺消去しております。

2 金額は、販売価格によっております。

 

③ 販売実績

当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

金額(百万円)

前年同期比(%)

パチンコ機関連事業

71,860

137.4

パチスロ機関連事業

8,891

294.1

補給機器関連事業

3,895

153.7

その他

210

80.0

合計

84,857

146.0

 

(注)1 セグメント間の取引については相殺消去しております。

 

(2) 財政状態

当連結会計年度末の総資産は3,092億円であり、前連結会計年度末と比べ171億円増加しました。これは主に、投資有価証券が23億円減少となりましたが、現金及び預金が91億円、受取手形が32億円、売掛金が31億円、有償支給未収入金が31億円それぞれ増加したことによるものであります。

負債は390億円であり、前連結会計年度末と比べ158億円増加しました。これは主に、電子記録債務が56億円、支払手形及び買掛金が48億円、未払法人税等が37億円、有償支給取引に係る負債(流動負債「その他」に含む)が11億円それぞれ増加したことによるものであります。

純資産は前連結会計年度末と比べ12億円増加しました。これは主に、自己株式の取得92億円、配当金の支払い76億円、その他有価証券評価差額金が4億円減少した一方、親会社株主に帰属する当期純利益を184億円計上したことによるものであります。この結果、純資産は2,701億円となり、自己資本比率は4.6ポイント減少し、86.8%となりました。

セグメント別の資産は次のとおりであります。

パチンコ機関連事業の資産は1,286億円となり、前連結会計年度末と比べ141億円増加しました。

パチスロ機関連事業の資産は167億円となり、前連結会計年度末と比べ58億円増加しました。

補給機器関連事業の資産は69億円となり、前連結会計年度末と比べ4億円増加しました。

これら当社主力事業セグメントは製品及びサービスを販売する市場・顧客が共通しており、当連結会計年度においてはパチンコ機関連事業が前期比37.4%増収、パチスロ機関連事業が前期比194.1%増収、補給機器関連事業が前期比53.7%増収となったことを受けて上記のような資産の変動となっております。

 

(3) キャッシュ・フロー

当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、資金)は、前連結会計年度末と比べ146億円増加し2,180億円となりました。 

営業活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度末と比べ121億円増加227億円の資金の収入となりました。収入の主な内訳は、税金等調整前当期純利益255億円、仕入債務の増加額108億円、減価償却費21億円であり、支出の主な内訳は、売上債権の増加額63億円、棚卸資産の増加額35億円、有償支給未収入金の増加額31億円、投資有価証券売却益30億円によるものであります。

投資活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度末と比べ207億円減少88億円の資金の収入となりました。収入の主な内訳は、有価証券の償還による収入600億円、定期預金の払戻による収入55億円、投資有価証券の売却による収入42億円であり、支出の主な内訳は、有価証券の取得による支出600億円、有形固定資産の取得による支出18億円によるものであります。

財務活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度末と比べ122億円増加し168億円の資金の支出となりました。これは主に、自己株式の取得による支出92億円、配当金の支払額76億円によるものであります。

当社グループの運転資金の主な内容は、材料仕入、支払販売手数料、研究開発費等の製造費、販売費及び一般管理費等営業費用であります。主な設備投資の計画については、第3「設備の状況」3「設備の新設、除却等の計画」をご参照ください。

当社グループの運転資金及び設備投資資金については、原則として内部資金により調達することとしております。また、当社グループは健全な財務状態、活発な営業活動によるキャッシュ・フローを生み出す能力によって、将来必要な運転資金及び設備投資資金を調達することが可能であると考えております。

 

 

(4) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。

連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

 

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