課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

 

世界経済は、新型コロナウイルス感染症が再拡大を繰り返す中で緩やかな回復が見込まれる一方、ロシア・ウクライナ情勢による資源・エネルギー価格の高止まりや、金融資本市場の変動等による景気の下振れも懸念され、不透明感が高まっております。

このような環境のもと、当社グループの業績は、「日本タングステングループ2024中期経営計画」で掲げた、目標とする経営指標である営業利益率及びROEにおいて、初年度の計画を達成し、順調にスタートすることができました。

 

「日本タングステングループ2024中期経営計画」計数計画及び実績

 

2021年度計画

2021年度実績

2024年度計画

売上高

110億円

120億3千8百万円

130億円

営業利益

7億円

9億1千3百万円

10億円

営業利益率

6.3%

7.6%

8%

ROE

5.6%

8.4%

8%

 

 

2022年度は、昨今の国内外の情勢を踏まえ、成長に向けた基盤をさらに固め、業績の下振れリスクを解消するため、既存商品の技術力強化とシェア拡大、内製化推進による生産コスト削減及び不採算商品の見極めとリソースの再配分等により、利益体質の強化に継続して取り組みます。また、新商品開発及び事業化の加速、生産効率向上を目指した情報インフラへの投資を進め、さらには社会課題の解決に向けサステナビリティへの取り組みを推進することにより、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

 

(サステナビリティへの取り組み)

当社は、限りある資源をもとに“ものづくり”を支える企業として、マテリアルから始まる新たな価値を創造し、持続可能な社会に貢献していくことが使命と考えます。

具体的な取り組みとして、2022年4月にサステナビリティ経営準備委員会を立ち上げ、3つの分野における重要なマテリアリティの策定、中長期的な目標設定に着手してまいります。

 

3つの分野における当社の取り組み

・環境への配慮(カーボンニュートラル工場への挑戦、新商品での貢献)

・資源の有効活用(限られた資源をいかに守るか)

・多様な人財が働きやすい環境(お互いを認めあい、高めあう環境)

 

また、CO 排出量削減に向けて、基山工場、宇美工場及び飯塚工場の3工場並びに本社ビルの購入電力を2022年4月より100%再生可能エネルギー由来の電力に切り替えました。これにより年間7,700トン相当のCO 削減につなげてまいります。

 

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