課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。

(経営方針)

当社グループは「熱技術」を核として、エネルギーの有効活用や地球環境の保全などの社会的要請に的確に応えるとともに、情報・通信の高機能化など先端分野にも新しい価値を創造し、公正な企業活動を行い社会の発展に貢献することを、企業活動の基本理念としております。

また、株主や取引先、従業員などのすべてのステークホルダーの期待と信頼に応えるべく、確固たる事業基盤を確立し、収益力ある安定した企業体質を形成していくことが経営の基本方針であります。

 

(経営環境及び対処すべき課題)

今後の見通しにつきましては、新型コロナウイルス感染症の影響が緩和されることで、世界経済の回復が継続すると見込まれます。当社グループにおきましても、鉄鋼など素材関連・自動車関連を中心に一定の需要が見込まれますが、変異種の流行による感染の国内外における再拡大や半導体などの部材不足による自動車生産の減少、またウクライナ情勢を起因とした原材料価格の高騰、内外金利差の拡大に伴う円安の進行など、収益を下押しする大きなリスクを内包した先行き不透明な環境と認識しております。このような状況下、原価低減活動の更なる推進やカーボンニュートラルに関連する商品開発を引き続き推し進めることで、事業への影響が最小限となるよう努めてまいります。

又、中長期においても当社グループを取り巻く社会・経済環境は急激かつ大幅に変化することが予想されます。このような経営環境の下、自らの変革を実現し、持続的成長を達成するため、中期経営計画「Chugai Ro Break Through (CBT)2022-2026」を策定致しました。経営ビジョン2026「自ら変革し、カーボンニュートラル技術で未来をひらく!」を掲げ、(1)カーボンニュートラルを中心に新市場の創出、(2)既存商品のニーズ適合ブラッシュアップで拡販と利益向上、(3)働きがいのある職場作りの 3つの重要戦略にて計画を実行します。戦略推進のための設備投資や人的資本の投資など経営資源の配分も見直し、最高級の設備とサービスを提供し得る強靭な体制を構築します。熱技術を取り扱う工業炉設備メーカとして社会的使命である2050年カーボンニュートラルへ貢献する先進企業を目指してまいります。

さらには、コーポレートガバナンス・コードの原則を踏まえ、企業統治体制の確立と経営の透明性・効率性の向上を目指し、更なる企業価値の向上や連結経営基盤の強化・拡充を志向し、株主の皆様への還元拡充にも努めてまいりたいと存じます。

当社グループの目標とする経営指標は以下のとおりです。

経営指標(連結ベース)

2023年3月期目標値

2027年3月期目標値

受注高(百万円)

37,500

42,000

売上高(百万円)

32,500

41,500

営業利益(百万円)

1,450

3,620

売上高営業利益率(%)

4.5

8.7

自己資本利益率(ROE)(%)

4.8

10.0

 

 

 

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