研究開発活動

 

5 【研究開発活動】

当社では空調衛生設備工事に関して、「空気と水のテクノロジー」を基本理念として、お客様のニーズに応える最適な環境システムの提供を目指しております。従来からの主力開発分野であるクリーンルーム関連技術及び静電気障害対策に関して、個別のニーズに適応した開発活動を継続しつつ、産業用空調分野全般における省エネルギー空調システム、エネルギーの遠隔監視や分析・設備診断技術の研究開発に注力しております。

この結果、当連結会計年度における研究開発費の総額は333百万円でした。

なお、子会社においては、研究開発活動は特段行われておりません。

また、冷熱機器販売事業及びその他の事業に関する研究開発活動は行っておりません。

 

主な研究開発成果

○ プラズマ除菌水の応用技術

プラズマ除菌水は、静電気の応用技術として開発を進めてまいりました。純水にプラズマ照射を施すことで除菌能力を有する水となります。この除菌水は弱酸性で、肌を刺激するような添加剤などが含まれていないので、手荒れすることはありません。アルコール除菌の代替として手指の洗浄や物の表面の殺菌ができる小型のプラズマ殺菌水生成装置を製作し、社内でフィールドテストを行なっています。

 

○ 室内清浄度の自動測定システム

クリーンルームの維持管理をする上で室内の清浄度を記録することは重要です。このシステムは ISO JIS で規定に則り、清浄度測定・値の集計・対象室に適した清浄度であるかの合否判定・記録書作成ができます。さらに測定ポイントまで自動走行できる走行台車と組み合わせ、省力化に寄与できるシステムの開発を行なっています。

 

○ 感染対策

対面する人の間に設置される飛沫防止のアクリル板に代わり、気流を制御し飛沫拡散を防止するシステムを開発しています。

また、人が会話・咳・くしゃみなどをするときに発生する飛沫を定量的に再現できる人工咳発生装置を開発しています。

 

○ 技術支援ソリューションの実施

各事業所を通じて、施工現場やお客様のご要望へ対応するため、技術支援を行っています。具体的には、気流可視化、異物や空気室の分析、CFDシミュレーション、静電気対策やそれらに関するセミナーなどです。

 

○ IoT関連技術

従来より、お客さまの省エネニーズにお応えするためのソリューションとして、電力見える化システム「 R-Second Sight 」やクラウド型設備運用支援サービス「 smart SOLAVICE 」などのクラウド型システムを開発し、 70 件ほど納入してまいりました。それらで培ったノウハウをもとに、 AI との融合も容易にでき、 UI 機能やセキュリティ性を強化した、新しいクラウド型エネルギー管理システムや遠隔監視システムの開発を行っております。

tremolo data Excel アドインサービス Excel から直接リアルタイムに企業の決算情報データを取得

お知らせ

tremolo data Excel アドインサービス Excel から直接リアルタイムに企業の決算情報データを取得