①目標とする経営指標
当社グループの重視する経営指標は、①営業収益、②営業利益の2指標であります。
②当社グループの中長期的な経営戦略
当社グループは、プライズ事業、不動産関連事業を主力事業と定め、収益基盤の更なる強化に努めてまいります。
プライズ事業においては、入れ替わりが早い消費者のニーズに対し、柔軟且つ機敏に対応できる業務体制を構築し、収益機会の拡大を目指してまいります。また、販売網の拡大に注力し、収益基盤の強化に努めてまいります。
不動産関連事業では、与信審査及び債権管理業務の強化に引き続き注力し、滞納者数を抑えることで貸倒引当金の抑制に取り組み、事業全体での増収増益を達成してまいります。
これら主力事業の成長と収益率の向上を中長期的な優先事項として取り組んでまいります。
③経営環境
経営環境については、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要」に記載の通りであります。
④優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
(1)新たな柱となる事業の創出
当社グループは、プライズ事業、不動産関連事業に続く新たな柱となる事業の創出が課題となっております。
当連結会計年度においては、ティーン向けファッション誌「Popteen」の出版事業を譲り受け、既存出版事業の業容拡大、事業ポートフォリオの更なる強化を推し進めてまいりました。今後は、「Popteen」及び「Cuugal」において、連動性をもった誌面運営をすることで、シナジー効果を高め、収益の確保に努めてまいります。また、YouTubeやTikTok等のデジタル配信を強化する等、時代のニーズに即した事業の最適化及び最大化を推し進め、新たな事業収益の確立を目指してまいります。この他、必要に応じて、M&Aの実施や業務提携の推進、適宜適切な投融資活動を行うことで、持続的成長を目指しております。
(2)利益率の向上
当社グループは、各事業における費用対効果を勘案したコストの見直しや、不採算事業の撤退、継続事業における人材の育成、グループ全体における人材の最適配置等の施策を積極的に推進し、生産性の高い組織運営を行うことで、利益率の向上を目指しております。
(3)経営管理体制の強化
当社グループを取り巻く経営環境は、市場動向、競合企業、顧客ニーズ等が常に変化し、流動的な状況であると言えます。このような中、変化に対して柔軟に、かつ速やかに対応できる組織を運営するため、組織力の更なる強化が課題となってまいります。
当社は持株会社として事業子会社を統括し、経営判断の迅速化による企業競争力の強化を目指す一方、事業子会社に対する経営管理・監督機能を整備することにより、当社グループ全体のコーポレートガバナンスの充実を推進いたします。
さらに、今後も企業価値を継続的に向上させるため、既存事業の強化及び当社グループ全体の相乗効果を図り、更なる業績の向上と企業価値の向上に努めてまいります。
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