研究開発活動

5【研究開発活動】

 当社グループは、高度な科学技術を基礎とするイノベーションにより、大きく変化しようとする現代社会の市場を先取りするため、先端先進技術の導入と戦略的活用に力を入れております。研究成果は、当社グループの製品・商品化、さらには他企業との協業等に取り込んでおります。これまで特に研究開発投資してまいりましたソリューションビジネス分野においては、新たな市場開拓、さらにはこれまで培って来た事業分野の拡大を目指し、顧客ニーズの本質を見据えた戦略製品の一層の創出、ラインナップ強化を図ってまいります。

 

(1)研究開発体制

 当社グループにおける研究開発活動は、コア・コンピタンス拡大を基本方針としてテーマを選定し、事業計画化した上で、実行に必要なチームを都度編成しております。また、これを当社グループ全体のソリューション事業を統括するソリューションビジネス本部が取りまとめ、審査を行っており、このような社内体制によって日々進化するICTに関して全社的な技術追究を図っております。

 

(2)研究開発費用

 当連結会計年度における当社グループが支出した研究開発費の総額は226百万円であります。

 

(3)セグメント別の研究開発概要

ソリューションビジネス(当連結会計年度の研究開発費 226百万円)

・メディアソリューション

 電子テロップ中核技術の次世代化や、自社の特許技術を軸に特定の業種・業務分野での応用を前提とした新たなソリューション創出の研究開発を実施しております。

・GNSSソリューション

 みちびきCLAS(※)対応のセンチメータ精度を小型・軽量・安価に実現するGNSS受信機「Cohac∞Ten」の開発とともに、この技術を応用したドローン測量ソリューションや、重要社会インフラや製造設備・部材の位置管理ソリューションの立ち上げに向けた研究開発を実施しております。

・医療ソリューション

 医療介護分野向けの電子カルテソリューション「i-MEDIC」と高齢者薬剤管理システム「楽くすり」において、顧客の利便性を追求し、製品優位性と汎用性を向上させるための研究開発を実施しております。

・公共ソリューション

 全国の官公庁・自治体向けに提供している、各種業務システムのデータを管理、活用する業務管理ソリューションの機能拡充に加え、新たなデータ利活用・分析ソリューションとして、行政のオープンデータや蓄積データを組み合わせて情報利活用を促進する地図AIや、RPA等を活用したデータのインプット、蓄積及び加工工程の自動化を目指した製品開発を実施しております。

 

(※)CLAS

 Centimeter Level Augmentation Serviceの略で、日本版GPSである「みちびき」の高精度測位補強サービス

 

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