課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

 文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において、当社が判断したものであります。

 

 企業理念

このサブカルチャーにおける唯一無二の発信源となり、同時にそのビジネスの中核企業として無限の可能性を追求する。

 

経営理念

我々は懸命に働く企業風土を誇りとし、その努力を確実に利益につなげるスキームを常に創出し、もって全てのステークホルダーの満足度最大化を目指す。

 

事業戦略

上述の企業理念・経営理念を掲げ、エンターテインメント業界において企業活動を行う当社の事業戦略は、以下2点を核とし、「ツインエンジン戦略」としております。

① 自社内にて開発するコンテンツのヒット創出及びハイリターンの追求

 当社は、自社内にてオリジナルコンテンツを企画・開発し、アニメ・ゲームソフト・音楽・トレーディングカードゲーム等へ自社製品化する機能を有しており、ヒットコンテンツを創出し、自社企画・開発によるハイリターンの追求に主眼を置いております。

② リアルグッズ製作での確実な収益確保

 自社オリジナルのリアルグッズ製品を製作するメーカー機能(当社オリジナルキャラクターの製品化と他社キャラクターのライセンス許諾を受けて製品化する2つの方法があります)を持ち、市場におけるヒットコンテンツからキャラクターグッズを自社製品化することにより、確実な収益を確保することに主眼を置いております。また、当社のオリジナルキャラクター、音楽とその版権に関しましては、製品化活動に加えて著作物管理、他社に商品化権の許諾を与えるライセンサーとしての活動も行っております。

 

中期経営計画

当社は令和2年2月期を初年度とする3ヶ年の中期経営計画を策定しておりますが、計画策定時に前提としていた事業環境は、新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大、長期化の影響を受け大きく変化しており、経営環境への影響が見通せない状況が継続していることに加え、この3ヶ年で計画していた各種施策の遅れも発生いたしました。その為、令和3年3月30日の当社取締役会において計画期間1年延長を決議し、令和5年2月期までの4ヶ年計画といたしましたが、令和4年4月8日開示の「令和4年2月期決算短信〔日本基準〕(非連結)」にて発表いたしました令和5年2月期の通期業績予想は、売上高は、6,300百万円(前期比4.0%減)、営業利益500百万円(前期比76.3%増)、経常利益530百万円(前期比69.5%増)、当期純利益360百万円(前期比113.7%増)であります。この予想の結果、「中期経営計画」につきましては、計画未達成とせざるを得ませんが、既存・新規IPの進捗状況や、事業環境変化を見定めながら、令和5年(2023年)春の公表を予定として次期中期経営計画の策定に入ってまいります。

 

対処すべき課題

令和5年2月期におきましては、事業環境変化に応じた必要な対応を図り、「選択と集中で既存事業の安定化と新たなコンテンツ創出の推進」を優先して対処すべき課題として捉え、次期中期経営計画を見据えた事業基盤を固めるため、大きく分けて以下の3点に注力し取り組んでまいります。

 

1.既存事業への取組みに特化し確実な収益基盤事業とする

 ・「うたの☆プリンスさまっ♪」のEvergreenコンテンツ化への展開をさらに進める

 ・「Z/X -Zillions of enemy X-」の収益安定化をはかる

 ・リアルグッズにおける安定したヒットメーカー体制確立への取組みの継続

 ・「ジャックジャンヌ」のヒット&ブレイクへ

 

2.選択と集中による新たなコンテンツの創出を継続する

 ・新規コンテンツ開発への積極的な投資を継続するとともに新たなビジネススキームを模索する

・新作トレーディングカードゲーム「Vividz(ビビッヅ)」と「Z/X -Zillions of enemy X-」を両輪とし、カードゲーム部門の収益の柱とする

 

3.事業成長を支える最適な経営支援体制を構築する

 ・環境の変化に対応した社内制度/業務体制を構築、強化を推進する

 

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