文中の将来に関する事項については、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 会社の経営の基本方針
「企業のIT支援を通し、人々、社会を幸せにしたい」を経営理念としております。
この達成に向け、常に顧客視点に立ち、企業のIT戦略と情報システム部門を誠心誠意支援し、提供するサービスの品質と顧客満足度の向上、そして新たな価値創造を追求し続けます。企業のIT支援を通して、そこに関わる人々、社会に幸せをもたらすお手伝いをしてまいります。
(2) 目標とする経営指標
当社は持続的な企業価値の向上につながる収益性の管理に加え、積極的な事業投資と財務の健全性の両立及び利益成長に応じた株主還元の強化を図るべく、3つの指標(営業利益、経常利益、ROE)を経営上の重要指標として採用しております。これらの指標管理を通じて、持続的成長、既存及び新規事業における収益性管理、資本効率を意識した経営を行い、既存事業及び新規事業・投資に係る事業ポートフォリオ管理を行うとともに、持続的な企業価値の向上と株主還元を図ってまいります。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
IT分野においては、コロナ禍で大きく変わった働き方への対応、デジタル化、IT人材不足、情報セキュリティがますます重要な課題としてクローズアップされています。
さらに、2025年10月に予定されるWindows 10サポート終了を控え、2023年から2025年の3年間に、法人利用PCの実に7割以上(約2,800万台)が入れ替え対象となる見込みで、企業のIT部門にとって大きな負担になると予想されています。
これは、当社にとって極めて重要な成長機会となります。この機会をキャッチアップし事業拡大ペースを加速すること、積極投資でサービス提供インフラの強化を図ること、SDGsに直接貢献する当社事業の特性を生かしてサステナブルな未来の実現に貢献し続けていくことを最も重要な課題として取り組んでまいります。
その方向性は以下の通りです。
◆成長戦略の方向性
・ストック収益拡大と事業成長のスピードアップ
・市場成長に対応したサービス提供インフラの整備
(先行投資:IT人材、サブスクリプション資産、センター設備、デジタル化等)
・SDGsのさらなる推進
・ガバナンスとリスク管理体制の強化
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