文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。
(1)経営方針
当社グループは、これまで貫いてきた「無添加主義®」を守り続けながら、経営理念「われらの誓い」を基本に、全従業員が有機的結合により、独自性に更に磨きをかけていきます。持続的な成長の実現とESG及びSDGsへの取組みを通じて永続的に社会に貢献する企業として成長と進化を続けていきます。
経営理念「われらの誓い」は下記の通りです。(一部抜粋)
①我々ハーバーグループに於いては、従業員とその家族の幸せが全てに優先されなければならない。
②我々は顧客に愛され、取引先にも愛され、信頼されなければならない。
企業との提携においても信頼と理念を優先させなければならない。
③我々は企業としても人間としても進化しつづけなければならない。
志を高くし、常に学んで知識見識を深め、広く情報を集め、我らの理想を追い求めなければならない。
④我々は無添加主義を守り、社会に貢献してゆかなければならない。
我々が住み働いているこの地域社会、ひいては地球に感謝し、世の中に有益なことに進んで協力し、参加し、ルールを守り、良き社会人としての責任を果たしてゆかなければならない。
HABAは永遠でなければならない。
(2)経営戦略等
当社の経営理念である「無添加主義®」のもと、研究開発部を中心に大学や各種研究機関との共同研究を行い、広く情報を集め、化粧品、食品などへの応用により安全、安心な商品作りを徹底し、独創的な技術により高機能、高品質で価格競争力の強い商品を開発いたします。
また、当社グループでは令和5年3月期を初年度とする中期経営計画を策定しました。創業の精神「われらの誓い」を基本に、持続的成長と企業価値向上に向けた収益基盤の構築及びESG及びSDGsへの取組みを通じて、ステークホルダーとの関係性の向上を基本方針として活動し、持続的な成長を目指してまいります。
(3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
企業として、売上及び利益を安定的な成長軌道に乗せるためには、売上規模をより一層拡大していくことが肝要と認識しており、将来的に売上高200億円、売上高営業利益率20%の実現に向けて、令和5年3月期からの3年間は、売上高年8%成長を目標とし活動してまいります。
(4)経営環境
新型コロナウイルス感染症は、ワクチン接種により一部では経済活動の段階的正常化が期待されるものの、収束への見通しは引続き不透明な状況となっております。また、ウクライナ情勢による地政学的リスク、更なるインフレ懸念等の影響を含め、国内の経済活動及び景気の先行きも依然として不透明な状況が続いております。消費者ニーズの変容等によりチャネルをEC、通信販売にシフトする企業が増加しており、競争の高まりが予想されます。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当社グループは、中期経営計画の基本戦略として、コンプライアンス・ガバナンス、IT基幹システム、人材戦略、環境に配慮した研究開発、健康食品の売上シェア拡大、広告展開の最適化・新たなターゲット層の開拓、販売チャネル間の連携強化、顧客ロイヤルティの向上とLTV(顧客生涯価値)の最大化、以上8項目に重点を置き、これらを研究開発、製造から物流に至るまでグループが一体となり、総合力を活かして引続き厳しい経済環境が予想される中、的確、柔軟に対応していきたいと考えております。
物流面では、主要な東西2拠点体制の整備により配送業務効率化及び倉庫管理システムの整備とその効果的な運用を進めてまいります。生産面では、さらなる品質管理の強化を図るための投資を行ってまいります。引続き周辺環境の美化及び体制の整備も進めてまいります。
海外事業においては、アジア市場への深耕をさらに進めてまいります。
長期的かつ持続的な成長のためには、連結子会社と一体化した人材育成が重要な課題であり、教育研修と人材交流を含めた的確な人員配置を徹底し、将来を担う人材の育成強化に力を入れてまいります。
コンプライアンス面では、内部統制をより一層充実させ、社会やステークホルダーの皆様から信頼を得られる企業を目指します。
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