研究開発活動

5【研究開発活動】

 市場ニーズが多様化する中、「良いモノをつくれば売れる」といった単純な時代が終焉を迎えて久しいときが経っております。「お客様が本当に困っていることはなにか」、「困っていても現状に甘んじていることはなにか」、さらに言えば「お客様自身でさえ気がついていないような 『こんなものがほしかった!』 といったものはないのか」、研究開発においてもそういったマーケティング思考が極めて重要になっております。

 当社は「その手があった!の一手先。」といった新コーポレートスローガンを掲げ、「お客様に寄り添う

メーカー」から「お客様にとって、なくてはならないメーカー」を目指して、あらゆる研究開発活動を進めてまいります。

 

(モビリティ&サービス事業)

 ドライブスルー洗車機では、高速ドライブスルー洗車機「プレシスG」、「プレシス」、「ディベロ」の3機種を新たに開発しました。

 また、大型車両からワゴン車サイズまで、1台で洗える大型車両用洗車機を開発しました。

 ガラス系コーティング剤では、光沢と滑水性を強化したガラスコート剤「ティアラコートロイヤル」を開発しました。

 その他として、車内用掃除機「ジェットクリーナー」の電子決済対応を完了し、洗車仕上げ用の高圧エア噴射機「エアブロー」を開発しました。

 民需向け情報機器では、建屋を必要としないスタジアム向け薄型スコアボードフルカラー表示機を開発しました。

 官公需向け情報機器では、監視カメラ画像を確認し、天候や混雑状況に合わせて表示内容を遠隔操作できるフルカラー道路情報板用監視カメラシステムを開発しました。

 その他の情報機器として、各種の逆走検知センサーと連携できるNEXCO向けフルカラー逆走警告表示板を開発しました。

(ライフ&サポート事業)

 農業資材分野では、温度や熟成日数の設定ができるこだわりモデルと大型モデルの黒にんにくメーカーや、表示ランプを透過タイプLEDとした新デザインの保冷米びつを開発しました。

 調理家電分野では、せいろの直径を21cmに拡大した電気せいろや、リビングにもマッチする新色の小型保冷米びつを開発しました。

 音響機器分野では、店頭や窓口業務におけるマスクや飛沫防止スクリーン越しの聞こえづらさを解消する音声クリア対話システムを開発しました。

 食品加工機械分野では、生産能力を毎時3,000個から毎時5,000個に向上した新型シールドサンドイッチ製造装置を開発しました。スライス寸法も容易に変更できるものとなっています。

(住設機器事業)

 アルタスウッドウィンドウシリーズでは、大型引戸「ワイドネス」用網戸を開発しました。多重引きとして使用した場合に網戸の設置が難しかった従来製品を改良し、プリーツ網戸を竪枠内に納めることで、換気時でも網戸を使用しやすくなりました。3mの高さまで対応できます。

 

 なお、当連結会計年度の研究開発費は、モビリティ&サービス事業587百万円、ライフ&サポート事業211百万円、住設機器事業10百万円、総額809百万円であります。

tremolo data Excel アドインサービス Excel から直接リアルタイムに企業の決算情報データを取得

お知らせ

tremolo data Excel アドインサービス Excel から直接リアルタイムに企業の決算情報データを取得