研究開発活動

5【研究開発活動】

当社グループの開発設計部門は、バルブ事業、伸銅品事業を中心に「お客様に感銘的な創造商品を継続的に提供し、技術体質の強化とともに企業価値を持続的に向上させます」を行動指針として、国内市場、海外市場及びプラント市場別の戦略的取り組みと連携した研究開発計画を立案して積極果敢に研究開発に取り組んでいます。

当連結会計年度における各セグメント別の研究の目的、主要課題、研究成果及び研究開発費は次の通りであります。

なお、当連結会計年度の研究開発費の総額は2,620百万円であります。

① バルブ事業

 当社の開発設計部門は、主に重点市場分野における新製品の開発及び新規成長市場の製品ラインナップの拡充を行っております。また、当連結会計年度中に開発が完了し製品化した主なものは、以下の通りです。

〔建築設備分野〕

 国内においては機械装置メーカーに向けて小型自動弁のラインナップを増強、また国内建築設備向けに特殊継手構造とバルブを一体化したステンレス鋼製継手一体型バルブのラインナップ拡充、25Kタイプのバタフライバルブの開発、海外においてはアジア向けのビル建築設備用にY形ストレーナの拡充、中東向けにバランシングバルブなどを拡充しております。

〔石油化学・一般化学分野〕

 耐腐食性に優れたPFAライニングバタフライバルブのサイズ拡充、石油化学用途にフュージティブ・エミッションに対応した認証製品(国際規格ISO 15848-1)の更なる拡充などであります。

〔クリーンエネルギー分野〕

 海外のLNG液化プラント向けに超低温ボール弁の拡充、水素ステーション市場では水素ステーション用バルブ及び継手などを拡充しております。

 さらに、研究開発としてNEDO事業にも参画し、液化水素用極低温弁と、水素ステーション用バルブの次期製品の要素技術開発に継続的に取り組んでおります。

 なお、当該事業に係る研究開発費は2,510百万円であります。

 

② 伸銅品事業

 子会社の株式会社キッツメタルワークスが、環境規制に対応可能な新素材及び商品開発を行っております。

 当連結会計年度中に開発が完了し製品化したものは、以下の通りです。

 特殊黄銅である高力黄銅、ネーバル黄銅に対応した製造工程を確立し、新たな商品ラインナップに加えました。

 なお、当該事業に係る研究開発費は109百万円であります。

 

③ その他

 その他は、ホテル事業などであるため、組織化された研究開発活動は行っておりません。

 

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