課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

 文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであります。

(1)企業理念

[社是]

和して拓く

[社訓]

一、社業を通じ社会に奉仕

一、企業の永続と繁栄

一、社員の幸福と人格の向上

[経営理念]

 我が社は、お客様の信頼を得る製品とサービスを創り出し、立ち止まらず、高いモラルを有し、発展し続ける企業を目指します。

 

(2)経営方針

 当社は、「収益を伴う持続的な成長を追求し、全社一丸経営で企業価値の向上を図る」を経営方針としております。

 

(3)経営環境と経営戦略

 わが国経済は、2020年1月から猛威をふるう新型コロナウイルス感染症の影響と、資源や原材料価格の高騰といった要因に加え、地政学的な問題、為替の円安進行により、先行きの懸念感は収まるどころか大きくなっております。

 当社の事業領域である半導体関連事業分野について、2021年の日本の半導体市場は、円ベースで前年比23.4%となりました。2022年は円ベースで同19.1%、2023年は円ベースで同4.8%と2年連続プラス成長が予測されております。(出所:WSTS(世界半導体市場統計)2022年春季半導体市場予測について 2022年6月7日発表)

 このような環境の中で当社は、将来拡大が期待される車載関連、5G、ロボット、AI等今後の技術革新であるAI+IoTものづくり戦略と需要拡大に対応するため、「選択と集中を進め、成長戦略を加速させる」をスローガンとして、「成長戦略」「経営体質の強化」「経営品質の向上」「品質と信頼性の追求」を重視し、当社ならではの「新しい価値」を創造し、時代の要求にお応えできる企業であり続けられることを目指しております。

 

(4)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

 当社では、「成長性は売上高」、「収益性は経常利益」、「健全性は自己資本比率」とし、売上高、経常利益の増加、自己資本比率の上昇を重要な経営指標として位置付けております。

 

(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

① 成長戦略

 成長戦略に向けた計画の実行、中核事業の成長加速、新技術や新製品の創出早期化・事業化推進、新市場、グローバル戦略の推進に取り組んでまいります。

② 経営体質の強化

 マネジメント力の向上、営業・サービスの強化、人財育成の強化と社内外からの積極的な人材登用に取り組んでまいります。また、生産性向上と業務改善の推進、知的財産権戦略の構築により、健全で質の高い経営体質を目指します。

③ 経営品質の向上

 コンプライアンス(倫理・遵法)徹底強化とCSRを推進し、適切な企業統治と情報開示、情報セキュリティ強化に取り組んでまいります。また、「事業経営」と「環境経営」の一体化を推進し、BCPを確立させ、社会から信頼される企業集団を目指します。

④ 品質と信頼性の追求

 顧客最優先と品質至上を徹底し、信頼性を高め、価値ある製品とサービスを提供します。具体的には、設計品質、製造品質、サービス品質の向上を目指します。

 

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