研究開発活動

5【研究開発活動】

 当社は、電気制御機器メーカーとして、営業及び技術の緊密な連携体制により、ユーザーニーズにあった高品質の新製品をスピーディーに開発し、提供することを経営の方針としております。市場別では、電力業界を中心とする重電機器市場での拡販及び電鉄・車両、自動車、工作機械などの一般産業市場の開拓に取り組んでおります。

 主に、重電機器市場向けでは切替スイッチ、表示灯、端子台、試験用端子、電力用リレー、I/Oユニット、一般産業市場向けでは、開閉器用補助スイッチ、大電流接触子、故障表示器、鉄道車両用として、尾灯、車側灯、扉開閉表示灯、運転台選択スイッチ、車掌スイッチ、扉開閉用押ボタンスイッチなどの開発に取り組んでおります。

 研究開発業務の推進に当たっては、製品企画会議の定例開催や必要に応じて各種プロジェクトの編成により、ユーザーニーズにマッチした製品企画と開発スピードに重点を置いております。

 草津製作所の技術部(当事業年度末19名)が研究開発を行っており、当事業年度の研究開発費は155百万円、主な研究開発及び成果は次のとおりであります。

 なお、当社は、電気制御機器の製造加工及び販売事業が売上高の90%超であるため、主な研究開発及び成果は、セグメント別の記載を省略し、製品分類ごとに記載しております。

 

(1)制御用開閉器

 当分野では、高接触信頼性接点及び堅牢な操作機構を有する開閉器の技術力を活かし、鉄道車両の運転台搭載機器及び鉄道車両の床下機器の開発を進めております。

 当事業年度の成果は、海外鉄道車両向けのカムスイッチの新規開発、海外向けディスクレパンシースイッチのラインアップ拡充を行いました。

(2)接続機器

 当分野では、重電機器市場の深耕及び一般産業市場、海外市場の開拓を行うべく、機器の安全性を高めた接続機器の開発を進めております。

 当事業年度の成果は、速結端子台の新規開発、電力メーター用無停電交換ユニットの新規開発、軽量化端子台のラインアップ拡充を行いました。

(3)表示灯・表示器

 当分野では、重電機器市場のみならず一般産業市場へ適用できる製品の開発を進めております。

(4)電子応用機器

 当分野では、重電機器市場の深耕を行うべく、製品開発を進めております。

 当事業年度の成果は、伝送端子台の新規開発、変電設備向け伝送I/Oモジュールの新規開発、セミコンスイッチシリーズの製品拡充、ハイブリッドモジュールの製品拡充を行いました。

 

当事業年度に取得した特許は2件であります。

tremolo data Excel アドインサービス Excel から直接リアルタイムに企業の決算情報データを取得

お知らせ

tremolo data Excel アドインサービス Excel から直接リアルタイムに企業の決算情報データを取得