課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

  文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。

 

 (1)会社の経営の基本方針

当社グループは「人と社会に安全と快適を」を企業理念に掲げ、「お客さまの健康と安全を守ること」、「社会変革と多様性に応じた最適な答えを導き出すこと」を目的とし、顧客提供価値の最大化を追求することを経営の基本方針としております。従来のIoTテクノロジーに加え、AI・データ活用と外部サービス連携を今後のコア技術の柱と位置づけ、顧客ニーズと社会変化に対応してサービスの価値創造を続ける、持続的かつ可変的なビジネスモデルへと変革します。

 (2)目標とする経営指標

当社グループでは、2022年6月期を初年度とする4カ年の中期経営計画を策定しており、最終年度となる2025年6月期において、連結売上高30億円、連結営業利益3億円の達成を目標としております。

 (3)中長期的な会社の経営戦略及び優先的に対処すべき課題

当社グループは、2022年6月期を初年度とする4カ年の中期経営計画「ユビテック4.0」を策定し、IoTテクノロジー×AI・データ活用+外部サービス連携でお客さまの企業経営と生活を支え、新たな社会常識を創造するイノベーションカンパニーへの成長を目指すことを経営ビジョンとして掲げており、これを実現するため、以下の項目を優先的に対処すべき課題として認識しております。

①オリックスグループシナジーを最大化し、事業ポートフォリオを再構築
 オリックスグループの事業基盤、顧客基盤を最大限に活かした新たな事業運営への転換を図り、具体的には、以下に掲げる施策を着実に推進してまいります。
 ・データ価値創造によるBtoBサービスの展開
 安全見守りサービス「Work Mate」の訴求力を有するサービスに注力し、AI・データ活用と外部サービスとの連携による付加価値向上とオリックスグループとの連携による加速度的な顧客獲得により、事業伸長を図ってまいります。
 ・モビリティ、エネルギー事業における新たなビジネス開発
 モビリティ事業については新型車載機やスマートシティ等向けU-MaaS(Mobility As a Service)プラットフォームの実証や開発およびクラウド型安全運転支援サービス「D-Drive」の展開を行い、エネルギー事業についてはEP100(Energy Productivity 100%)化サービスや地域分散化するエネルギーで各サービスのデータとシステム連携を行い、新たな統合サービスを提供するU-EaaS(Energy As a Service)プラットフォームの実証や開発を進め、また両事業の共通領域であるEVのRE100(Renewable Energy 100%)充電サービスの実証や開発も進めるなど、オリックスグループが強みを持つモビリティ、再生可能エネルギーの分野でも新たなビジネスチャンスの創出に積極的に取り組んでまいります。
 ・営業力、マーケティング力、外部発信力の強化
 オリックスグループの営業基盤との連携及びデジタルマーケティングやインバウンド営業を積極的に推進し、社会、顧客ニーズの適切な把握と加速度的な販売拡大、社会認知度の向上を図ってまいります。
 ②OpenAPI(Application Programming Interface)による外部サービス連携で利便性の高い統合サービスを構築
 AI・データ活用により利用者にとって付加価値の高いサービスを構築し、求心力を持って自社サービスをOpenAPIで運用し、外部サービスとWin-Winな連携を図ってまいります。
 ③安全と高品質を徹底したものづくり体制の構築
 当社グループは、機能安全性に関する適切なリスクアセスメントと、早期に情報エスカレーションを図るルール整備を実行し、開発・運用の各段階で実行力ある管理体制を再構築することで、製品品質・安全性の向上を図ってまいります。

 

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