課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

 文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末時点において、当社グループが判断したものであります。

 

経営方針と経営環境

 当社グループは、「喜んでもらう喜び 己も喜びたい」の社是のもと、LED&ECO事業およびSA機器事業を中核に「普及率ゼロ」の新商品およびビジネスモデルを創り、グッド3K(環境・健康・観光)分野でニッチトップ経営を目指します。

 当連結会計年度における世界経済情勢は、2021年12月迄はコロナ禍によるパンデミック状況が欧米を中心にしたワクチン接種率の高まりにより回復傾向となり始めておりましたが、12月に新たな変異株であるオミクロン株による新型コロナウイルス感染症の再拡大に加え、米中経済摩擦、2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻により経済情勢は一変し原油・ガス高、株安、インフレ等世界的規模での景気下降状況となりました。

 日本経済動向も世界経済動向に大きく影響を受け2022年2月から円安、株安、物価高、半導体サプライチェーン寸断、コスト高の現象が顕著となり不確実性が高まりました。

 

経営戦略と優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当社グループは、安定的、永続的に成長するために、従来から「営業利益率」、「1人当たり生産性」を重要な経営指標と認識しております。これら指標の改善を目指して、効率的な経営に努め、企業価値の向上を図ってまいります。

 第89期(2022年4月~2023年3月)のグループ経営スローガンは「NEXTステージ(ハード&DX)をプラスワン思考で本格化!」とし、「コロナ禍」を契機に経営形態をチェンジして、新常態(ニューノーマル)時代の本格到来としてとらえビジネスモデルを推進いたします。

 コア事業であるLED&ECO事業及び電子レジスター&POS事業は、ハード売り切り型からレンタル・リカーリング型への商品ラインナップ拡充を図り具体化いたします。本年度から投入を始めているWi-Fiモジュール標準搭載のネットワーク型サイネージの利便性を活かしハード主体の販売から、幅広いコンテンツの利用や利便性の向上により、継続収入が得られる地域密着型広告事業をホテル、クリニック、コンビニエンスストア、自動車販売店を対象に推進し、効果が明確に図れるリカーリング型クラウドサービスの、新規開業店舗を主要顧客とする新たな市場を開拓いたします。

 また、HACCPビジネスコンサル、既存顧客への消耗品を提供するネットビジネスへの参入など、IT時代にふさわしい企業とのオープンイノベーションを具体化し、既存事業の収益構造を多様化します。

 新規事業として、㈱スマートヘルスネットを主体に病院及びホテル向けにAI、IOTによる健診データ、ウェアラブルヘルスケアデータを活かした健康寿命の延伸を目的とした事業を推進いたします。

 

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