研究開発活動

5 【研究開発活動】

当社グループは、光源・光学技術、精密印刷技術、装置設計技術、画像処理技術などの要素技術の開発から新製品の開発まで、積極的な研究開発活動を行っております。
 なお、当連結会計年度における当社グループの研究開発費の総額は392百万円であり、ランプ事業は213百万円、製造装置事業は178百万円となっております。
 当連結会計年度の各セグメントにおける研究開発活動は、以下のとおりであります。

 

① ランプ事業

一般照明として従来主力であった蛍光灯や電球、水銀灯はLED器具に置き換わり、また産業用ランプについてもLED化が進み、今後もその勢いは加速するものと見込まれます。

 一般照明用ランプについては、引き続き新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、厳しい経営環境で推移するものと見込まれますが、産業用ランプについては、LEDを採用した製品開発が幅広い分野で期待されており、当社グループはその実用化に向け各企業と開発を進めております。

これまで培った豊富な光学設計技術、自社製造装置の設計製作で培った創意工夫を凝らした高レベルの機械設計技術、及びランプ特性を熟知した点灯技術の蓄積に基づく電気回路設計技術を要素技術として、さらなる事業の成長を図ってまいります。

 

② 製造装置事業

新型コロナウイルス感染症対策に伴うテレワーク、外出自粛による巣ごもり需要等により、大幅に増加した液晶パネル需要が一定期間高止まりするものと見込まれるほか、付加価値を高める様々な形態や機能を搭載したディスプレイの登場が見込まれ、ディスプレイ製造装置の設備投資が比較的高い状況で推移することが予測されます。

インクジェット印刷機については、今後も幅広い業種において多くの生産用途で採用が見込まれることから、「異形や曲面に対する塗布技術」と「Color化の技術」に開発を注力し、より付加価値の高いパネルに対応した装置開発を進めてまいります。

また、多数の印刷機の納入実績を生かし、既存装置の機能向上、生産性向上、品質向上を目的とした改造工事の提案を行うと共に、お客様ごとの最良な印刷版の更なる拡販に注力し、収益安定化を目指してまいります。

さらに新たな分野として半導体業界向け装置の開発や関連部材の拡販にも引き続き取り組んでまいります。

 

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