課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。

 

(1)会社の経営の基本方針

当社グループは、サーミスタ及びそのセンサを中心に、サーミスタセンサ及びその関連製品について専門的で高い技術と高品質な製品の開発、製造を目指します。また、お客さまに密着した営業活動により、お客さまのニーズを先取りし、迅速かつ柔軟に対応する「技術力」「生産力」「販売力」を増強し、「環境」「省エネ」そして「安全」という時代の要請に応えてまいります。

サーミスタのSHIBAURAを世界のブランドに育成するため、海外販売並びに海外生産拠点の強化に注力いたします。永年蓄積した基礎技術を中核にして、独自の技術をさらに深化発展させ、市場での一層の差別化を図りながら、メーカーとしての存在価値を高めることにより、お客さまの満足度向上と社会貢献ができるものと考えております。

 

(2)目標とする経営指標

当社グループの経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標(以下、「KPI」という。)は、成長の持続性、収益力強化、資産効率を重視した経営を目指し、売上高、売上高営業利益率、自己資本当期純利益率(ROE)とします。2022年度の目標値は売上高330億円、売上高営業利益率18.2%、ROE13.0%以上、2023年度の目標値は売上高370億円、売上高営業利益率19.0%以上、ROE14.0%以上、2024年度の目標値は売上高410億円、売上高営業利益率20.0%以上、ROE15.0%以上としています。当該KPIの各数値については有価証券報告書提出日現在において予測できる事情等を基礎とした合理的な判断に基づくものであり、その達成を保証するものではありません。

 

(3)中長期的な会社の経営戦略

当社グループは、「われわれは、地球環境を守り、世界の人々の笑顔あふれる暮らしの向上と文化の発展に貢献する」ことを企業目的として、中長期的な企業価値の向上を目指しており、2022年5月に中期経営計画(Sense the Dynamics)を策定、公表しました。また、ESG課題に積極的に取り組むためサステナビィティ経営を行うことで、持続可能な社会の実現へ貢献できると考えております。

 

■中期経営計画「Sense the Dynamics 2022-2024」概要

 

①基本方針

 ◆品質・生産性向上

・製造工程の効率化

・グローバル調達

・品質保証

 ◆製品開発

・小型・薄型・高耐圧製品

・高温センサの新ニーズ開拓

・オートモーティブ推進 ハイブリッド車、電気自動車など環境対応車の普及に対応

・顧客ニーズに沿った独自設計

 ◆人財育成・ガバナンス強化

・人事制度改革の推進、多様な働き方への対応

・気候変動への取り組み、コンプライアンスの徹底

 

②財務目標

 

2020年度実績

2021年度実績

2022年度計画

2023年度計画

2024年度計画

売上高

252億円

306億円

330億円

370億円

410億円

売上高営業利益率

12.5%

18.2%

18.2%

19%以上

20%以上

ROE

9.0%

13.5%

13%以上

14%以上

15%以上

 

 

■サステナビリティ経営

 

 当社グループは、経営にESGの視点を導入し、サステナビリテイ経営を経営戦略の軸に据え、当社グループの主要製品であるサーミスタの提供により経済的価値を創出すること、及び様々なステークホルダーのニーズに積極的に対応するなど社会的価値を重視した経営を行うことで、持続可能な社会の実現へ貢献してまいります。

 

① サステナビリティを巡る課題に積極的に対応するために、取締役会の下部組織として、サステナビリティに関する取組みを全社的に検討・推進するために「サステナビリティ委員会」を設置しました。サステナビリティの取組みについては、当社下記ウェブサイトをご参照下さい。

  (https://www.shibaura-e.co.jp/sustainability/)

 

② 持続可能な社会の実現のため、及び当社グループが持続的に成長するために優先的に取り組むべきテーマを4項目選び、それぞれのテーマからマテリアリティ(重要課題)を特定しました。これらを当社グループのマテリアリティと定め、課題に取り組むことで、持続可能な社会に貢献することを目指します。マテリアリティについては、当社下記ウェブサイトをご参照下さい。

  (https://www.shibaura-e.co.jp/sustainability/materiality/)

<サステナビリティ重要課題(マテリアリティ)>

・ものづくり :安全・安心で高品質な製品づくり

・環境 :気候変動に対応し、地球環境を守る

・人財育成・多様性 :人権尊重、多様な人財の育成

・ガバナンス :ガバナンスの強化

 

③ 国連グローバル・コンパクトの提唱する10原則への賛同や芝浦電子グループで働く全社員が実践すべき行動指針などを整備し、全社員に周知徹底します。

〈方針〉

・芝浦電子グループ 企業行動憲章

・芝浦電子グループ 品質方針

・芝浦電子グループ 環境方針

方針等については、当社下記ウェブサイトをご参照下さい。

・グローバルコンパクト:https://www.shibaura-e.co.jp/sustainability/ungc/

・企業行動憲章:https://www.shibaura-e.co.jp/ir/governance/

・品質方針:https://www.shibaura-e.co.jp/products/quality/

・環境方針:https://www.shibaura-e.co.jp/company/quality/

 

④ 当社グループは、脱炭素社会の実現に向け、2050年でのカーボンニュートラルを目指して、二酸化炭素排出量削減の長期目標を策定しました。2021年度の二酸化炭素排出量は22,574トンでありました。2021年度を基準に2030年度には25%削減、2040年度には50%削減と段階的な削減を目標としています。具体的な方策は電力使用の節約、再生可能エネルギーをもとにした電力の調達などにより、目標達成に努めます。また当社グループは、2022年2月にTCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)への賛同を表明しており、気候変動に関する「リスク」と「機会」が当社グループの戦略に与える財務影響度を開示しています。脱炭素対応方針、TCFDへの対応については当社下記ウェブサイトをご参照ください。

(https://www.shibaura-e.co.jp/sustainability/climate/)

 

(4)会社の対処すべき課題

世界及び国内経済は、新型コロナウイルス感染症の終息の目途が立たないことや世界的な原材料不足や価格の高騰、加えてロシアのウクライナ侵攻など先行きが見通せない状況となっております。

このような状況ではありますが、自動車を始めとした電動化の推進により、中長期的にはサーミスタ素子及び温度センサの需要は引き続き堅調に推移していくものと考えております。当社グループとしては、中期経営計画(Sense the Dynamics)達成に向けて、研究、開発体制をさらに強化して製品開発に取り組む等、温度センサ分野でのシェア拡大に向けた積極的な事業展開を進めてまいります。具体的には、ハイブリッド車や電気自動車等、環境対応車での搭載、省エネ家電での搭載等の増加を目指し、技術と販売が一体となった営業推進を引き続き展開し、既存市場の掘り起こしや、欧米、中国等海外市場での売上拡大を図ってまいります。また、製造工程の効率化推進等、全社をあげて生産性の向上に取り組み、収益力の強化を図ってまいります。さらには今後の受注増加に対応できるよう設備増設等、業績拡大に資する設備投資を積極的に実施してまいります。

また、ESGの課題にも積極的に取り組み、地球環境を守り、世界の人々の笑顔あふれる暮らしの向上と文化の発展に貢献してまいります。

 

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