課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。

 

(1)会社の経営の基本方針

当社は、創業以来の歴史と現在および将来を見据え、経営における基本的な価値観を醸成し持続的な発展を図る礎として、次の経営理念に基づき経営を行っております。

「私たちは、国内外の事業パートナーに『最適な商品、最高のサービス』を提供し、製造業の技術革新を通して産業全体の発展に寄与します。」

この経営理念の達成に向けて、自らが変化し続けることで「専門力会社 NaITO」として存在感を高め、すべてのステークホルダーに貢献してまいります。

 

(2)経営環境および優先的に対処すべき課題

当社グループを取り巻く経営環境は、新型コロナウイルス感染症の影響が昨年に続きあったものの総じて緩やかな景気回復基調となりました。今後については、新型コロナウイルス感染症やロシア・ウクライナ紛争等の影響により景気の先行きは不透明な状況で推移するものと認識しております。

このような状況のもと、当社グループは令和3年度より「中期経営計画 Achieve2025(令和3年3月1日~令和8年2月28日)をスタートしました。この5カ年においては、既存事業のシェア拡大を図るとともに、デジタル技術を活用した受発注業務や物流業務等の自動化による生産性の向上を図りつつ、物品販売からアフターサービスを行うオールインワン事業を確立し、お客様から機械工具のソリューションパートナーとして頼られ選ばれる企業を目指していきます。

 

〔重点課題〕

オールインワン事業を展開する新たな卸の形態に変わる。

1.国内既存事業のシェア拡大および収益力の向上

2.新規事業展開による事業規模の拡大

3.海外事業の推進

4.デジタル技術を活用した生産性の向上

5.時代に合わせた専門人財および中核人財の育成

 

 

〔目標とする経営指標〕

当社は、令和7年度までに達成すべき数値目標を掲げております。

売上高

550億円

経常利益

15億円

 

 

〔新型コロナウイルス感染症の影響について〕

当連結会計年度においては、新型コロナウイルス感染症の再拡大により営業活動の自粛等の影響はありましたが、総じて緩やかな景気回復基調で推移していることから、昨年と同様に新型コロナウイルス感染症の影響は限定的であると認識しております。ただし、今後の感染状況やそれに伴う事業環境の変化等により当社の財政状態および経営成績に影響が生じる可能性があります。

 

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