研究開発活動

5【研究開発活動】

全社戦略「ARRK Challenge 2019」で掲げている全社Vision「お客様のイノベーションの実現をワンストップで支援する信頼できるパートナー」の実現に向けて、全社組織としてR&D統括室を設置いたしました。市場の半歩先を行く顧客ニーズやトレンド技術を踏まえて、全社戦略と合致するR&D領域を決定し、お客様の差別化に繋がる独自技術の開発加速に向けて取り組んでおります。

また、お客様のイノベーションの実現をワンストップで支援するには、商品企画から生産までの全体の開発プロセスを熟知したうえで、お客様に不足している機能を補完するとともに、一気通貫でプロセスやリソースの最適化を図る必要があり、この機能を更に強化するために全社組織としてパッケージソリューション統括部も設置いたしました。

お客様の差別化に繋がる開発提案を行うためには、新素材への対応やその工法についての提案も不可欠であることから、CFRTP(Carbon Fiber Reinforced Thermo Plastics:炭素繊維強化熱可塑性樹脂)の新規加工法の確立や量産化技術、量産材料を用いた少量多品種向けの独自工法の開発、ならびにアルミやハイテン材(高張力鋼板)のホットプレス工法を用いた、量産化を見据えた試作技術の確立等にも取り組んでおります。

また、お客様のものづくりの現場においては、コンピューターシミュレーションを用いたCAE(Computer Aided Engineering)技術により製品設計の最適化や開発工期短縮を図るなど、デジタル技術の活用が進んでおります。当社グループはCAE技術をものづくりのより広範なプロセスに適用し、高度且つ効率的な製品開発を実現するMBD(Model Based Development)手法を中心としたデジタル開発の技術と経験を有しております。この技術を更に発展・拡張させるべく、デジタル開発を全社R&Dテーマに定め、既存事業の枠組みを超えた取り組みにより、お客様のデジタル開発の要望にも幅広く対応してまいります。

これらの活動に係る当連結会計年度の研究開発費は 71 百万円であります。なお、研究開発費におきます各セグメントの内訳は、欧米地域3百万円及び国内アジア地域68百万円であります。

 

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