課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末において当社グループが判断したものであります。

 

(1)会社の経営の基本方針

 当社グループは、人間尊重の基本理念のもと、変革を恐れず、挑戦し続ける企業文化を大切にします。

そして、

「私達は、お客様に信頼される企業を目指します。」

「私達は、社員に夢を与える企業を目指します。」

「私達は、社会に貢献できる企業を目指します。」

「私達は、株主に期待される企業を目指します。」

を経営理念として掲げ、商品やサービスの提供を通して、人々の快適な生活づくりに貢献することを最大の使命と考えております。

 また、顧客、社員、取引先、株主など私たちを取り巻く人々に対する責任を果たすため、一層の高収益企業を目指し、グループの結束力を一段と強化してまいります。

 

(2)経営戦略

 当社グループは、第6次中期経営計画の2年目となる2022年度、経営環境の変化に対し、当社グループの強みを最大限発揮することで、お客様の期待を越える商品・サービスを提供し、更なる成長を目指してまいります。中核であるジュエリー事業において、ブランド価値の更なる向上と収益力強化を図るとともに、アパレル事業にて出店拡大、既存店の成長を推し進めることで、強固な事業ポートフォリオの構築に取り組んでまいります。

 また、信頼性の高い企業グループの構築に向け、サステナブル経営を実践し、内部統制機能の強化、株主への利益還元、利益成長に繋がる中長期的投資等を実行することにより、企業価値の更なる向上に取り組んでまいります。

 

(3)目標とする経営指標

 当社グループは収益性の向上、投資効率、資金の有効活用等を実現するため、中期的な数値目標として、第6次中期経営計画最終年度となる2024年2月期時点にで、連結売上高450億円、のれん償却前当期純利益を用いて算出するROEにて8%以上、のれん償却前当期純利益を用いて算出する一株当たり当期純利益にて150円以上を掲げ、諸施策を実施しております。

 

※ 当社グループは、経営上目標の達成状況および株主還元の水準を適切に判断するため、目標とする経営指標の算出については「のれん償却前当期純利益」を用いております。

(のれん償却前当期純利益 = 親会社株式に帰属する当期純利益 + のれん償却額)

 

(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 流通業界におきましては、引き続き新型コロナウイルス感染症の影響が残るものと思われます。また原材料高による企業収益の圧迫や物価高騰による消費者マインドの更なる冷え込みも懸念され、厳しい経営環境が続くことが想定されます。

 そのような状況のなか、当社グループは、市場の変化への対応力を強化するとともに、競争優位性を確立するため、以下の課題に取り組んでまいります。

 

① ジュエリー事業

 4℃は2022年にブランド誕生50年を迎え、100年ブランドの実現を目指しブランド価値向上に向けた投資を継続的に実行いたします。また、マーケティングを高度化させ、多様化する価値観に対し付加価値の高い商品・サービスの提案を強化してまいります。さらにデジタルを活用し、お客様とのエンゲージメントをより深めることで顧客体験価値向上に繋げてまいります。そして、高収益企業として収益性の改善に努め、当社グループの中核事業として利益成長を牽引いたします。

 

② アパレル事業

 デイリーファッション「パレット」は、年間10店舗程度の関西ドミナント出店を継続的に実行することで、売上拡大と利益成長を図ってまいります。また、関東圏への進出も検討し、新たなマーケット開拓へも着手いたします。既存店の成長については、パレット会員の増加とリピート率向上に取り組みます。

 アパレルメーカーは、素材価格の上昇や円安進行による原価高騰リスクを回避すべく、海外サプライチェーンの再構築に取り組みます。

 

③ 組織ビジョン

 「企業価値の向上」、「グループガバナンス体制の強化」、「グループ人財育成の支援」、「DXの推進」により、企業の永続性に向けた強固な事業基盤を構築してまいります。

 

tremolo data Excel アドインサービス Excel から直接リアルタイムに企業の決算情報データを取得

お知らせ

tremolo data Excel アドインサービス Excel から直接リアルタイムに企業の決算情報データを取得