課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

(1)会社の経営の基本方針

<経営理念>
顧客第一主義を経営の根幹とし、「革新」的な発想に則った企業活動を通じて、一人でも多くの人々に「喜び」と「満足」を与えることで、より豊かで平和な社会の実現に貢献する。

 

<経営ビジョン>
人と人の繋がりを大切にするコト提案型企業を目指す。

 

<企業スローガン>
新たな瞬を染める。

 

<新中期経営計画スローガン>
改革‐過去からの脱皮‐

 

(2)目標とする経営指標

 当社グループは、『川辺株式会社・新中期経営計画2020』における経営指標の目標を以下の通りに置き、採算性の向上を最重要課題として、より強固な経営基盤の確立に努めます。

  上記計画最終年度目標(2023年3月期)

① 総資本利益率  (ROA)   (連結)

 2.61%

② 株主資本利益率(ROE) (連結)

 4.60%

 

 

(3)中長期的な会社の経営戦略

1 成長戦略実行       ・新規販路の開拓
                ・直営店収益改善
                ・EC販売強化
                        ・海外販路
 
2 原価抑制          ・ブランドライセンスの見直し
                        ・価格及び価値の見直し

                        ・企画品数の見直し
                        ・生産コストの見直し

 
3 経営資源有効活用     ・成長戦略を達成するための組織変更と人員配置
                        ・IT化による業務効率化

                        ・働き方改革による資源の有効活用

                        ・人材育成を含めた教育への投資
 
 以上、『川辺株式会社・新中期経営計画2020』の実行・推進により、安定収益構造の確立を図ります。

 

(4)会社の対処すべき課題

 当社グループは、当連結会計年度におきまして、365,964千円の親会社株主に帰属する当期純損失を計上しており、3期連続の損失でありますが、当連結会計年度末において、1,308,343千円の現金・預金を有しており、当面の事業資金を確保しております。

 

 次期につきましては「新中期経営計画2020」の最終年度でありますが、新型コロナウイルス感染症拡大等の大幅な外部環境の変化に伴い、計画を見直す必要があることから、最終年度の計画を取り下げさせていただきました。2022年度は単年のみの計画を作成し、その後2023年度から新たな3カ年の新中期経営計画の策定を行う予定です。
  また次期は、2023年2月に川辺株式会社創業100周年を迎える年でございます。
  コロナ禍で弊社を取り巻く環境は大きく変わりました。お取引先様の環境も変化し、加えてコスト環境や社会全体でのサステナブルへの意識など、その変化に対応すべく、この100周年をリスタートのタイミングと捉え、積極的に新たなことにチャレンジし、新しい川辺株式会社を作る一年に成りえるように努めて参ります。
  具体的には、新規販路の開拓強化、EC事業の拡販、直営店舗の黒字化、SDGsの促進です。それらを実行するために欠かすことができないのが、マーケティングの強化です。お客様をはじめとするすべてのステークホルダーへの情報発信に努めて参ります。
  更にこれからの100年を見据えた新たなレーベルの立ち上げを計画しています。以上を重点課題として、当社グループは「顧客第一主義」を経営の根幹とし、一人でも多くのお客様に「喜び」と「満足」を提供させていただくことで、企業価値の更なる向上に向け一層の努力をしてまいる所存でございます。

 

(5)その他、会社の経営上重要な事項

 特記すべき事項はありません。

 

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