課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

(1)経営方針

 当社グループでは、社是「企業の永続と繁栄」「個人の幸福と人格の向上」「業を通じて社会に奉仕する」、社訓「サービス精神に徹する」「機を尊ぶ」「計画して行う」「自己啓発」「困難に挑戦する」、そして、企業理念「スポチュニティ(スポーツを通じて、地域社会に喜びと健康やふれあいの機会を提供し、調和をもたらすこと。)」のもと、「社会に新しい価値を創造するスポーツ&ライフスタイル企業」をビジョンに掲げ、持続的な成長と中長期的な企業価値向上に努めてまいります。

(2)経営戦略等

 当社グループは、上記の経営方針に沿った中期の経営計画を定め、「一致結束して目標を突破し、共に成長する!」とのスローガンのもと、方針として「新しい価値の創造」「利益の創造と社会的使命の両立」「人材の戦略的活性化」「次世代DX卸ビジネスモデルへ向けて」を定め、方針実現の具体的な施策として「構造改革の更なる前進」「ESG経営の推進」を進めてまいります。

「構造改革の更なる前進」は①収益性の向上 ②利益を伴った売上拡大 ③在庫・物流改革に取組みます。「ESG経営の推進」は①環境への対応 ②社会との調和③ガバナンスの強化に取組みます。

この中期経営計画のもとグループ各社一丸となり、企業価値向上に取り組んでまいります。

(3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

 当社グループが企業価値を向上させるためには、安定した収益基盤の確立及び財務基盤の強化が必要と考えております。そのための経営指標として、連結売上高営業利益率2%、自己資本比率50%を経営目標としております。

(4)経営環境

 スポーツ用品業界を取り巻く環境は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により断続的に経済活動が制限されたものの、東京オリンピック・パラリンピック大会が開催され、また、各種スポーツイベントも再開し、少しずつ活気が回復する状況で推移しました。今後は新型コロナウイルス感染症が収束に向かうことが期待されており、今後の経済活動においては、回復基調にあると思われます。また、各競技における日本人選手の活躍で、スポーツへの関心と健康への意識は高まっております。

(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 依然として新型コロナウイルス感染症の影響が続くものの、ウィズコロナ社会・時代を迎え、社会全体が落着きを取り戻すことが期待されております。しかしながら、地政学リスクが高い状況が継続すること、米ドル・円相場の急激な変動、原材料価格の高騰等による調達コストの上昇、更には燃料コスト、人件費上昇、需給ひっ迫による国内外における物流コストの上昇といった新たな経営圧迫要因が発生し、先行き不透明な状況が続くものと予想されます。

 このような大変厳しい環境の中、当社グループは中期経営スローガンとして「一致結束して目標を突破し、共に成長する!」を掲げ、全社一体となって事業の存続及び発展に全力を注ぎ、収益力の高い企業体質の確立を目指すとともに、コーポレートガバナンスの強化と適正な内部統制の整備・運用を図りつつ、安定した収益基盤及び財務体質の強化を目指してまいります。

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