文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社が判断したものであります。
(1) 会社の経営の基本方針
当社は2008年7月に制定した次に掲げる基本理念の実現へ向け業務を展開しております。
「未来の安心のために」
お客様へ 堅実な資産形成と喜びを
株主様へ 永続的な成長と喜びを
従業員へ 考え働く幸福と喜びを
社 会へ 地元愛知への貢献と喜びを
また、基本方針として次の3項目を掲げております。
経営:透明性の高い明確なコーポレート・ガバナンス(企業統治)の確立
営業:お客様を第一に考えた収益の最大化の確立
管理:業務水準の均一化による付加価値向上の確立
(2) 証券市場を取り巻く環境
① ウクライナ情勢、米中問題などの地政学リスクの高まり
② 世界的な技術革新『第4次産業革命(AI革命)』がもたらす宇宙ビジネスなどニューフロンティアの開拓
③ 持続可能な開発目標達成に向けての世界的な取り組み
④ エネルギー、穀物の値上がりなどインフレ懸念と金融引き締め
⑤ 少子高齢化・人口減少の現実化 ⇒ 構造改革のさらなる進展
⑥ 貯蓄から資産形成に向けた取り組み
・NISA・つみたてNISAの普及・促進
・フィデューシャリー・デューティーの徹底
(3) 会社の経営戦略
当社は、経営戦略として、営業基盤の確立・安定的な収益の確保を目指し、「成長戦略」を掲げております。
① 少子高齢化対策
わが国における「少子高齢化」傾向は、次世代資産移転の必要性を迫っており、外部ビジネスパートナーとの連携により「相続・贈与・整理」といった課題の解決にも努めてまいります。また、FP資格、相続診断士資格を取得するなど社員の金融プロフェッショナル化を図り、年金制度、税制の改正などの制度改正に対応し、お客様に適切なアドバイスを行うことができるよう、社員の資質向上に努めてまいります。
② 地域コミュニティとの連携強化
個人金融資産が2,000兆円を超えるわが国において、国民生活をより豊かにするとの観点から、資産運用の必要性は学校教育過程に組み入れられるなど、直接金融の担い手である証券会社の重要性はより高まっています。地域コミュニティとの連携強化を図り、セミナー開催やイベントを通じ、地域のみなさまの金融リテラシー向上のお手伝いを行うと共に、地域に密接に関わることのできる証券会社としての役割を担ってまいります。
③ 名古屋証券取引所との連携強化
基本理念にもある「地元愛知への貢献」に基づき、名古屋証券取引所との連携を図り、地元企業を応援する取り組みを行ってまいります。
④ 安定収益の確保
政府による「貯蓄から資産形成へ」の後押しもあり、長期・積立・分散を目的とした積立商品へのニーズも更に高まると予想されます。積立商品の推進を図り、お客様の資産形成に努めてまいります。また、自己資金の有効活用による収益確保のため、自己資金運用も強化してまいります。
(4) 会社の対処すべき課題
個人金融資産が2,000兆円を超えるわが国において、国民生活をより豊かにするとの観点から、資産運用の必要性は学校教育過程に組み入れられるなど、直接金融の担い手である証券会社の重要性はより高まっています。
このような状況下、当社は地域に密着した、お客様との対面を中心とした営業活動をビジネスの中心軸とし、お客様とマーケットをつなぐ証券会社として、
①資金性格を鑑みた適切な助言
②的確な金融商品の提示
③適時投資情報の提供の継続
を以て貢献し、企業価値の向上に努めてまいります。
一方で、わが国における「少子高齢化」傾向は、次世代資産移転の必要性を迫っており、当事業年度から外部ビジネスパートナーとの連携により「相続・贈与・整理」といった課題の解決にも努めてまいります。
すべては経営理念『未来の安心のために』丁寧に対応してまいります。
(5) 新型コロナウイルス感染症の影響
新型コロナウイルス感染症により、セミナー開催による情報提供が難しいなか、電話やDMに加え、新たに開始したWeb上の「丸八TV」など情報提供をより一層強化しております。今後についても感染状況を注視し、慎重に対応してまいります。
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