(1)経営の基本方針
当社は、1970年9月に躯体工事の主要構造部分である型枠大工工事業に特化し、河合組を創業して以来一貫してリベレステの経営理念である「ものづくり」にこだわり、現場主義の経験則からプロとして社会に広く貢献して行くことを経営の基本方針としております。また、環境の変化に対応した利益重視の経営を行っており、建築・住宅供給を通し企業発展を目指してまいります。
(2)目標とする経営指標
当社は、財務安全性を重視し、常に経常利益率10%以上と自己資本比率50%以上を確保する事を目標とする方針であります。
(3)経営環境及び対処すべき課題
当社は主力事業である開発事業及び不動産販売事業を中心に事業活動を行っております。
マンション業界におきましては、供給面では、建築資材及び人件費並びに円安の進行による建築コストの上昇に歯止めが利かなくなってまいりました。一方、需要面では、マンションの販売価格は上昇してはいるものの、個人の購入意欲はまだまだ高い状態が続いております。
しかし、マンション販売における需要面では、賃金上昇率が販売価格の上昇率に追いつかない限りにおいて、購入者の収入面での制約があります。つまり、これからのマンション販売においては、需要面での制約をいかにクリアしていくかが最重要の経営課題となってまいります。このため、今後は需要の多様化・細分化を捉え、ディンクス系を意識した専有面積の小口化による販売価格の圧縮。また、賃貸マンションにおいては、高所得者向け分譲仕様の高級賃貸物件を郊外で展開するなど、様々な需要を意識した商品設計に取組んでまいります。
また、低炭素社会の実現に向けては、温室効果ガスの排出量削減に貢献するためにJークレジット制度を利用して、「リベレステの森 No.8 日高の森育成プロジェクト」の認証を環境省より受けており、今後も、地球温暖化を防ぐため、豊かな森を育て次の世代へ自然が豊かな暮らしをつないでいくため、事業活動をとおして、低炭素社会の実現に貢献してまいります。
今後も、新型コロナウイルス感染症による影響や住宅建築コストの高騰に対応するため、販売費及び一般管理費を抑えた効率的な経営を行うことで収益性を高めるとともに、マンション建設に注力するため、当社の財務面の優位性を活かして機動的な物件仕入れを安定的に行うことが課題であります。
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