文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において判断したものであります。
(1)経営方針
当社グループは、創業以来「顧客第一」を原点に、ライフステージにおける様々な場面での「食」と「住」さらに「癒し」のサービスを通じ、広く社会の発展に寄与することを経営方針としております。「お世話する心」を持った「現代版下宿屋」を事業の中核に人々の生活におけるあらゆる問題解決を企業指針とし、お役に立てるサービスの質の向上と発展を目指してまいりました。そして、今後さらに具体的な事業戦略として「中核事業である寮事業のさらなる拡大展開と収益力再強化」「次世代の収益の柱となるホテル事業の基盤強化と拡大」「第3の柱となる新規事業の早期確立」を実践し、企業体質を強化してサービスの向上に努め、顧客・取引先・地域社会の皆様により一層貢献すべく努力をいたします。
(2)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
今後につきましては、世界的な新型コロナウイルス感染症の収束時期を見通すことはできず、またウクライナ情勢などもあり、不透明な状況が継続していくものと予想されますが、一方で、各種イベントの開催や行動制限の解除、また、政府が新型コロナウイルス感染症の水際対策を緩和し外国人観光客の受け入れ再開を検討する報道がされるなど、明るい兆しも見え始めております。
このような中、下記の通り新型コロナウイルス感染症対策を始め、多様化するニーズへの対応やSDGsなどへも積極的に取り組んでおります。
《コロナ対策》
・グループ全事業所における感染拡大防止策の徹底(検温・消毒・光触媒・非接触対応など)
・雇用調整助成金等の支援制度活用
《多様化するニーズへの対応》
・『共立総合法人会員プログラム 詩季倶楽部』
・『NEW LOCAL STAY プラン(地元限定プラン)』
・『自宅からリゾートへ直幸往復便(タクシー往復送迎付き宿泊プラン)』
・『WORK PLACE DORMY(泊まれるオフィス・住むホテル)』
・『NOMADormy(ノマドーミー)』
・定額制回遊型住み替えサービス『TsugiTsugi(ツギツギ)』や、サブスクリプションサービス『goodroomホテルパス』などへの当社ホテルの提供
《SDGs》
・寮生活支援アプリ『Domico(ドミコ)』導入による食品ロス削減、ペーパーレス化
・『Rentastic!(レンタスティック)』導入によるサーキュラーエコノミー(循環型経済)の推進
・ホテル事業におけるアメニティグッズのワンウェイプラスチック製品の削減
(3)目標とする経営指標
当社グループは、持続的成長と収益性及び資本効率向上の尺度として、連結ROE(自己資本利益率)を経営における重要な指標と位置づけており、その向上に努めることを目標としております。
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